ダンタリアンの書架・第1話
本を溜め込むとか、やっぱり貴族の趣味か。
うちのダンタリアンの書架は先の東日本大震災で大崩壊をして未だに復旧出来ていない。6畳の部屋を書庫にして櫛状に本棚を置いて積み上げたらそれが倒れて手の着けようのない惨状を呈してしまった。100平米以上の書庫が欲しい。
祖父の遺言で書架を引き継いだヒューイ。言ってみるとそこには女の子が座っていた。祖父からダリアンの面倒を頼むと言われていたが、ペットじゃなくて女の子だった。しかも様子のおかしい女の子。ヒューイの事を「人間よ」と呼ぶ。それはつまり自分は人間じゃないと言う事を暗示している。
祖父を殺して本を奪ったと言う噂のコンラッドの屋敷に向かうヒューイとダリアン。奪った本は幻書で、この満月の夜に制御の聞かない現象を引き起こしてしまっていた。ライオンやナイフ投げならまだしも、ドラゴン相手に普通なら銃も効かないよね。
自分がドラゴンを引き受けている間に幻書を何とかしろと言うヒューイをダリアンは鍵守の資格を認めた。契約の言葉を読み解けと。
あれ?theeとかthouとか、古英語?
ダリアンから引き出した幻書によってドラゴンを消滅させ、コンラッドが奪った幻書も元に戻す。かくてヒューイのダリアンと一緒の鍵守の役目が始まるのか。それにしてもこの後続けるには次から次へと幻書が世の中を騒がせるんだろうか。物騒だなw
沢城さんの「~のです」はどう聞いてもまりほりのゴッドの「~のれす」に聞こえてしまう。