猫神やおよろず・第3話
しゃもが愛読するマンガの作者賀茂雪那は陰陽師でもある。最初、アシスタントの小人達は何なのだろうと思ったが、あれは式神だったのか。
修羅場を終えて一休みする式神達だったが、終わったと思ったところで増刊号の40Pを5日で仕上げると言う話を聞かされる。そんなの聞いてないよー。そんな訳で反乱を起こして雪那の所から逃亡してしまった。
でも40Pを未だ手を着けていないとなると最初の1日くらいは先生の下書き待ちでフリーになるんじゃないのか、よく分からんけど。
そんなアシスタントの式神が逃げ出した雪那の所にしゃもが訪ねて行ったものだからしゃもが手伝いをさせられる事になる。にしても、しゃもはついこの間この町に来たばかりだと思ったが、もうご町内のマンガ家さんと懇意になってるのか。流石格のある神様は違うな。この陰陽師にいいように扱われているがw
そんな訳で格のある神様のしゃもはご町内の神々を招集。ご町内の神様総動員でマンガ家のアシスタント(お手伝い)をする事になる。嘗てこんな豪勢なマンガ家がいただろうか。
優れた陰陽師らしく、雪那は集まったご町内の神々を「見ため的」で仕事を分担させる。神様じゃないけど柚子には食事の用意、笹鳴は洗濯、芳野としゃもはアシスタント、ゴン太は具体的なページ指定で背景、メイ子は買い出し。
しかし見た目で一番役に立ちそうになかった繭は仕事を任せられないので携帯ゲームで遊んでろと。
適材適所の配置によって順調に作業は進んで行く。これなら締め切りに間に合いそう。そんな時こそ落とし穴があると言う物だ。みんなの作業が進んで、柚子は電子レンジの用意、芳乃は原稿のインク乾燥、ゴン太は資料探しでPC、笹鳴は洗濯機、そしてとどめに携帯ゲームで飽き足らない繭が「消費電力業界No.1のゲーム機」のスイッチをONにしてブレーカーを落とす。落としただけならブレーカーを戻すだけで良いが、真っ暗闇でみんなが慌てたものだから買い物帰りのメイ子が栄養ドリンクの瓶をぶちまけてそれで柚子が転んだりして原稿が台無しに。これはこのままではもう間に合わない。
もっとひどい惨状になるかと思ったら2枚汚れただけか。まあそれだけでもダメージでかいが。
仕方ないので式神達を呼び戻す事になるが、式神達は山中でサバゲーモード。おいおい、せっかく更正した民間人を巻き添えにしちゃいかんよ。式神達に対して繭は侵攻作戦を立てるがメイ子はそれを無視して先行。メイ子の攻撃力は高くなぜ大黒天の孫娘がと動揺する式神達だが、まんまと罠に嵌って笹鳴ごと土に埋められる。芳乃の開花攻撃は全然効かない。そらそうだろw で、芳乃はまたも「しくしく」って、しくしくキャラなのか。MAKOをあてて大正解だったんじゃないのか。
離脱者を多く出しながらも繭と雪那は式神達の所へ。契約に従って強制的に戻されると思った式神達だが、雪那はそう言う形で連れ戻したい訳じゃないと契約書を破く。雪那のみんなと一緒にやりたい気持ちが分かった式神達は無事復帰。原稿も無事間に合う。
と言う訳で雪那編は終わったが、またぞろこの作品は次回へ繋ぐ何かが登場して来たね。
もうこの形に慣れろと。