魔法少女まどか☆マギカ・第7話
あーあ、さやかが破滅へまっしぐら。
魔法少女になると言う事は魂を肉体から抜き取ってソウルジェムに入れる事になると言う、あまりの驚愕の出来事に杏子のさやかに対する敵対心も吹っ飛んであの場は一旦解散した模様。
恭介の手が動かせる様になる代償が自分の肉体がゾンビになってしまう事だったと分かり、騙したなとキュゥべえに詰め寄る。さやかはあとでまどかにこんな身体じゃ恭介に抱いて貰えない、キスして貰えないと言うが、その点は違うんじゃないかな。話の都合上、魂があるとすると、その器はどうだっていいじゃないか。キュゥべえの言う通りだと思う。問題なのは魂であり精神の部分だ。私はそう思う。まあこれも話に即して考えれば女子高生が突然こんな状態にされたとしたら、そう思うのは仕方ない事だろう。器は二の次とか言うのは老体化した私みたいな高齢者が言う事なのだろうw
しょぼくれたさやかに同じ境遇の身からか杏子が廃墟となった教会に連れて行って昔話をする。杏子が魔法少女になったのは父親の説教をみんなに聞かせる為だったそうだが、それがバレて父親が家族もろとも自滅したのだと言う。しかしどうやってバレたんだろう。これは大いなる謎だ。
願いが叶ったその果てがこれだ。だから杏子は魔法をとことん自分の為に使うのだと言う。そしてさやか、お前もそうしろと。
しかしさやかは別の道を歩もうとする。この時は恭介の為にと思ったのかも知れない。だが、その思いはあっさりと踏みにじられる。仁美さん、あんたまさかキュゥべえに唆されたんじゃないだろうね。この期に及んで恭介に告白しますとか。そしてこの身体じゃ一日の猶予を貰っても恭介に告白すらできないと言うさやかが及んだ先は、身体を単なる器として認識した上の魔女との戦いだった。
全てが分かってやってる戦いじゃないよそれは。
もうダメかも分からんね。
ところで杏子の父の教会。
この段が積み重なっているのは1978年とかのバイロイト音楽祭でゲッツ・フリードリヒが演出したタンホイザーの第2幕、ヴァルトブルク城へ騎士達が参上する場面がこんな感じの舞台だった。あれは凄い演出だったなあ。
YouTubeにあった。
Tannhäuser: Wenkoff, Jones, Weikl, Colin Davis (Part 10)
完全に一致w
これは当時NHK FMでその年のバイロイト音楽祭の放送をわくわくしながら聴いて(当時はリアルタイムの映像情報なんて来なかったので)ゲッツ・フリードリヒが一体どんな演出したのか滅茶苦茶知りたかったものだった。後日LDになった時は一も二もなく購入してやっと場面が分かった。
因みにこのYouTubeのPart10動画の最後、一人の騎士がヘルマン王に許されて「ヘルマン王、万歳!」で締めくくるのはもの凄い憎い演出。