とある魔術の禁書目録II・第20話
「そこで何をしてるの?」とか、あからさまに危なげな集団に投げかける台詞じゃないよね。傍若無人つーか、天真爛漫つーか。インデックスにまで危害が及びそうになったのを見、数多がそっちに気を取られたのを見て、アクセラレーターはうまい打開策を考えついた。車を利用しての自分とインデックスの逃走。当麻が間に合いそうになかったからなあ。しかし車なんかに乗った時点で終わりって、数多、あんた、対戦車ミサイルまで持ってるとか普通は予測せんよ。
不測の事態には不測の要素、前回登場の神の右席のヴェントが数多の対戦車ミサイルを妨害してくれたおかげでアクセラレーターの脱出はとりあえず成功。
遅れて現場に到着した当麻は数多の猟犬部隊のやられた様を発見。と同時に当麻自身も残った彼らにやられそうになる。魔術を無効に出来る当麻の右手も普通の銃器には役に立たないのだが、ここにまたもあのヴェント。と言うか、未だ居残ってたんだな。
猟犬部隊を始末してくれたものの、そもそもヴェントの標的は上条当麻その人と言う事で、ローマ正教右席による討伐が始まる。ラストオーダーとかを守りながらの対戦なので大分苦戦する当麻だが、ヴェントが何かの理由で自壊を始めたせいで何とか切り抜けられそう。
逃亡したアクセラレーターは第三資源再生処理施設で薬剤で自分の臭いを消して逃げ切ろうとする。ああそうか、車の中で追跡用の嗅覚探知機を見つけたんだっけ。それにしても初戦で通常兵器ではアクセラレーターには全く歯が立たないって分かってるのに猟犬部隊よくやるな。数多を呼び寄せないとダメだろ。数多登場時に彼自身も言ってたのだし、その自覚はあるはずだ。そんな状態で突入したものだから完全にアクセラレーターの餌食。逃げ遅れた最後の一人をアンチスキルの前にも拘わらず怒りの余り殺したものだからお尋ね者になってしまった。いくら何でもあの場では正当防衛にはならんだろうな。
さて、寮に帰っていないと言う美琴の電話での返事で嫉妬に狂う黒子。
普段の黒子ならいくら書類があろうとほっぽらかして飛び出して行くんじゃないのか(そもそもなんであんなに書類があるんだ)。飾利が原因不明の昏睡に落ちたので、早晩参戦しそうな気もするが。