とある魔術の禁書目録II・第5話
神裂火織がいつのまにかデレていたでござるの巻
あれ~?そうだったっけ?
初めて登場した時の触れたら切れちゃう様な印象しか残っていなかった。
インデックスのぴちぴとボイスを自らの耳を損じる事で無効化するローマ正教の使徒達。自分を捨てて襲いかかる多勢に頑張る天草式も強力なステイル=マグヌスも流石に窮して来る。取り敢えず聖堂に逃れたものの、それも時間の問題。
法の書を見た事があると言うインデックスに思い出させてそれをオルソラに解読させようとしたが、ありゃ、知ってると思われたオルソラの解読方法は実はトラップの一種だったとは。でも今更オルソラは解読方法を知りませんでしたなんてのは通らんしね。
そこで当麻はひとりアニェーゼの所に向かった。戦況は優位に進んでいると確信しているアニェーゼは当麻との一対一の勝負を受ける。ん?なんだこのアニェーゼの魔法は。蓮の杖をぶつけると任意の座標に衝撃を与える事が出来るのか?当麻、イマンジンブレイカーの使い所が無いんじゃ。もっとも当麻は本人の戦闘能力が高い方だから魔法をどう切り抜けるかを考えれば何とかならない事もない。アニェーゼへの軸線上に出現する攻撃魔法を予想してその直前でとまってイマンジンブレイカーをぶつけ、魔法を無効化してそのままアニェーゼを至近に捉える。ここまで来たら肉弾戦の出来る上条さんの力が上だ。
過去のみじめだった自分に戻ってたまるかと何とか立ち上がるアニェーゼ。ふと気がつくと外が静かだ。アニェーゼは当麻が囮にした他の連中が鎮圧されたと思い、当麻の幻想は終わりだと言うが、いやいやいや、その幻想をぶち壊されたのはアニェーゼ、お前だ。当麻は誰かを囮に自分だけ逃げるヤツじゃないんだよ。つまりこの間、天草式やステイル=マグヌスは何かをやっていたんだ。それは天草式のルーンのカードを教会中に貼りつけて全体を大きな魔法陣に組み替えていた。その力で押してきたのだ。
もう数が残っていてもだめだ、アニェーゼ。
当麻、結構容赦ないな。
かくして天草式もオルソラも守られ、力尽き、傷も負った当麻はまたも病院送り。
生傷が絶えんヤツだな。
そんな訳で神裂火織を追ってきた天草式がイギリス正教の庇護に入ったお礼で神裂がデレデレでございますよ。その手紙には一体何が書いてあったでございますか。
どんな鶴のエロ返しw
神裂に「俺たちの問題」と普通に言ってのける当麻。ちょっと言葉は臭いがやってる事は大したもんだ。いい男だよ。今回はアニェーゼが悪者の役をやったが、そのアニェーゼが助けを求めたら俺は助けるとも言い切る。あの性根のアニェーゼを助けるのもどうかとは思うが、それが当麻か。神裂がデレても仕方ない。触ると切れそうな神裂をデレさせたのが当麻なら、神裂をうまく取り込んだのは女狐ローラ=スチュアート。しかしこれはどちらかと言うと偶然の要素が大きいと思うがなあ。