世紀末オカルト学院・第12話
前回からの続きで黒魔術師(美風)対白魔術師(千尋)の戦い。しかしこの戦い、どう見ても黒魔術師の方が圧倒的に力がありそうだし、そもそも戦術が黒魔術師は手足になる連中を召喚しているのに対して白魔術師は自力でそれの防衛にあたると言う、明らかに力の損耗の度合いが違うもの。
その隙にロデムはマヤを連れてその場から離れる。美風がそれをすぐに追おうとしなかったのはそんなに遠くへ逃げる前に千尋を片付けられると見越していたからだろうか。
黒服の黒豹への化身を見た時に確かにロデムを連想したが、それ以外にもひっかかるものがあった。なんだったけなーと思ったら、まほろさんのスラッシュだ。それはともかく逃げるマヤに追うFFF団。そのマヤの生きている姿を見かけた亜美・こずえ・JK・スマイルもマヤの後を追う。でも途中で振り落とされたこずえがFFF団に取り込まれちゃったよ。ホントにギャグの為に存在するキャラだったんだな、こずえ。
美風対千尋の戦いはやはり優勢に進めていた美風の勝ち。最後の力を振り絞って千尋は文明の凍結を解除し、後事を託す。この文明を亜美達が拾ってマヤの向かった方向へ。
マヤを乗せた黒服豹はオカルト学院へ。追い詰めた美風はマヤに攻撃をしかけるが、大丈夫、跳ね返した。
ああ、やっぱり前回書いた様にあの手帳は偽物だったか。文明が驚いていたからな。それにしても代替物が千尋のポエムだったとは。ここは敢えなくも散った教頭ポエム、と思うより、あの愛のこもったポエムだからこそ美風をして本物と誤魔化せたと思うべきだろうか。
しかしその割にはあっさり落としてしまうマヤ。こんなに簡単に行くのなら最初から直接物理攻撃しても良さそうなものなのに。学院に入れなかったのを文明をたぶらかして入ったってのはまるで屍鬼の招き入れみたいだね。
ただ、マヤが手帳を取り落としたせいで文明の出番がある。文明が詠み上げるとそれをマヤが復唱して魔術が発動。それに美風が気がついた時は既に遅く美風の力で文明を容易く片付ける事が出来なくなっていた。てこずる間に魔術が発動。黒魔術師美風は消滅するが、同時に同じく魔の力で出来ていた黒服豹もそして白魔術師千尋も消滅。
ノストラダムスの鍵だった黒魔術師美風を消し去った文明は10年後の未来に任務の成功を連絡。沸き立つ作戦本部だが、おや、本部長が立ち上がらないし、その勇んで外に出て行く姿はまるでその先に落とし穴が待ちかまえている様な感じだ。
やっぱ、ダメじゃん。