Richie Rich と言うアメコミの思い出
昨日のけいおん!!の記事で唐突にRichie Richを引き合いに出して説明不足だと思うので補足しておく。
私が子供の頃は圧倒的に何もかもアメリカが日本に対して優越しており、それは家電であろうがコミックであろうがアニメであろうが変わりはなかった。私が初めて買って貰ったテープレコーダーはWestinghouse社のカセットテープレコーダーだった。テープレコーダーが欲しいと言って買ってくれたものが想像していたオープンリールではなく、当時としては想像も出来なかった小さいカセットだった事に驚愕したのを覚えている。TVアニメは国産アニメもさることながらディック・トレーシーとかポパイとかヘッケル・ジャッケルとか一連のハンナ・バーベラの作品を見て育った。但し、コミックはほとんど見かけなかった。
そんな時にあるホテルの(多分欧米人の宿泊客向け)書店でRichie Richのコミックを見かけて激しく興味をそそられて何度か訪れる度に買った。
何しろコミックなのにカラーなのだ。ひょこりひょうたん島を白黒テレビで見ていたのがある日カラーテレビがうちにもやって来てカラーで初めて見たとかそう言う感慨を味わった。アメリカすげーと。

私にとって大富豪の執事と言うものの原典はこの中に登場するHerbert Arthur Runcible Cadburyだったし、驚くべき事に作中にはIronaと言うロボットメイドが登場するのだ。まほろさんの何年前だよ、一体。もっともデザインがまほろさんでなくて21エモンのゴンスケの方に近い印象があるのは時代とアメリカと言う国柄のなせるわざだろう。
それにしても今思えば半世紀も前にハヤテの要素を持ったコミックスがあったんだなあ。