閃光のナイトレイド・第2話
冒頭で関東軍。
あー、この写真何度も見たが、なんの写真だったっけ。
今回の話は桜井機関としては防諜作戦だが、その中に桜井機関の三好葵・伊波葛・苑樹雪菜の背景がちらほらと。三好の所には謎の中国人の看板娘が!w
伊波は祖母の期待に応え、畏れ多くも天皇陛下の恩賜の軍刀を受ける優秀な成績で陸士を卒業したのに(41期は昭和4年だそうだ)、例の能力の為に桜井機関に入る事に。これは伊波の中で折り合いが付いたのか?陸軍大学校に入れずに特殊機関入りは伊波的には全然納得できんのじゃないか。
苑樹雪菜は(公式のキャラ紹介によると)「旧華族の娘」。「旧華族」って何だよ。この時代上で説明するなら「華族の娘」だろう。それとも父親の死去と兄の失踪で華族でなくなったか。しかしその時は「元華族」だろうなあ。父死亡・兄失踪なら雪菜が爵位を継いでもいいのだが。
さて上海での公演の為に来華したセルゲイ・クライネフ。ユダヤ系ロシア人でロシア革命の時にドイツに亡命したとの事。その彼が関東軍の工作員と接触のあった梶川教授と関係があったと言う事で関東軍が目を付けて機密漏洩の阻止を桜井機関に依頼して来た。
クライネフ、いきなり喋り始めたのはロシア語だった。幼い頃にドイツに亡命したと言っていたのになあ。
三好はロシア語も話せるのか。第1話の時は中国語喋らされるのか、声優さん大変だなと書いたが、第2話ではロシア語w クライネフは上手いなと思ったら本物か? DVDでは日本語版での再生が出来るらしい。あまり意味がない気もするが。
クライネフの能力・・と言うか才能は暗記力。暗譜で演奏できると言うが、どうなんだろう、最近では暗譜演奏が多いとは思うが、当時はね。
クライネフがどこに情報を隠し持っているか探る為に接触した三好と雪菜だが、それらしい物は見つからないし、雪菜の感能力ではクライネフが純粋な音楽家である事が感じられた。
演奏会当日にクライネフと会った男を追った二人だが、実はこれは囮。機密情報自体はクライネフが演奏の中にまぎれて暗号を奏で、それをラジオで中継して伝達すると言うのが雪菜の力で分かる。演奏の中でに暗号を紛れ込ませるって、それって「エロイカより愛をこめて」でそんな話があったな。確かそう言う演奏をカセットに録音して、それを少佐が奪取したか始末したんじゃなかったっけ。最後の場面はパンツァーマーチだった気がする。それより前に同じアイディアを使った人は居るんだろうか。
今から戻ったのでは間に合わない。雪菜が意志を飛ばして公会堂の電源を落とさせる。
突然の停電でラジオでの情報伝達が失敗に終わったと悟ったクライネフだが、真っ暗な中、暗譜で演奏を継続。彼は本当に音楽家だったのだ。
最初の方で暗譜と言うキーワード、そしてラジオ中継阻止の為の停電と来たのでこれは暗闇での演奏が来るなと予想された。構成要素から割合すんなり組み立てられた話で、これ位が丁度いいかもしれない。あんまり手をこませると「え?何だったの?」とかなりかねないし。
ところでこう言っちゃなんだが、苑樹雪菜役の人、滑舌がよくなくて聞き取りにくい所が多い。