ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド・第4話
姫殿下から日本のマスコミに今回のバンドの件について記者会見でございます。そんな姫殿下のもとにすっ飛んできたのは門閥貴族の筆頭に位置するジュノー・デルマイユ侯爵。バロックな服装で登場した挙げ句、アキラ達を犬が犬がと見下すわ、こんな極東の僻地とか言い出すわ、どれだけ18世紀あたりの欧州に染まってるんだお前は。
と言うか、トランシルバニア(かな?この作品での彼らの居住地は?)でどんな生活を送っていたんだ。世界大戦後はあそこら辺は共産圏になっていたろ。ハプスブルク帝国は一次大戦で消滅したんだぞ。こっそり住んでいたんじゃないのか。
ともあれ門閥貴族の権力でアキラ達をしりぞけて自分達が姫殿下の護衛をすると命令。今回の会見の警備全般はジュノーが行う事になる。
おかしなものを持ち込まないかとかの他に、そもそも人間以外が紛れ込まないかもチェック中。こうなると俄然あやしいのがあの悪目立ちしていたレポーター。案の定、人間だったのが中に入ってからヴァンパイアに血を吸われて中でヴァンパイアに。このレポーターを襲ったのがジュノーが連れてきた守備隊の中に混じっていたヴァンパイアでそいつが爆弾もレポーターに埋め込むと言う段階を経る仕掛けか。このレポーター、血を吸われる時に怯えるどころか嬉しそうな顔をしていた様に見えたのは何故だ。
奇しくもこの即席ヴァンパイアのおかげで記者達にヴァンパイアの存在を目の当たりにさせる事が出来た。姫殿下会見場襲撃がそのままお披露目の場にもなった訳だ。遮光ジェルの臭いがアキラには鼻につくと言う前振りも回収して。
ヴァンパイアの一族がその真祖を狙うと言うのは謎のままだが、ヴァンパイアバンドの法的な位置づけはやっぱり租界になるのか。ヴァンパイアバンドは東京湾に浮かぶ永久租借地に。でもそんなの国家間でないと締結できんのじゃないの。ヴァンパイアの一族は国家扱いか?
前政権の経済失政で1000兆円の借金を背負っている日本にぽんと金を出してやろうと言う姫殿下。その財力の根源は人間が石器時代の時から貯めたものだと言うが・・・あれ?財の観念は人間が作ったもんじゃないの?