ささめきこと・第10話
女子部(予定)の夏合宿。しかし海岸に立つ汐ときよりとみやこの顔が暗い。何で?
どうも朋絵の運転(二歳年上で免許があると言っていた)が酷かったらしく、車は無惨な姿。ひとり元気な朋絵の後ろで車が爆発。
あれ?純夏が居ないよ?
ゆりフェスとスケジュールがぶつかった純夏はあずさの家でコピー誌の作成をしていた。そうか、上の空でした約束とは言ってもちゃんと履行した訳か。女子部の三日間の合宿のうち、初日はゆりフェス前日のコピー誌作り、二日目はゆりフェス当日に重なる。
それにしても随分コピーしたな。何ページで何部作るんだ。やっぱオフセにした方が・・・いや、純夏も原稿を書いてそれも結構な量だったらしい。そうするとぎりぎりで入稿は間に合わなかったろう。そしてその結果がこれだよ。
もっとも、純夏が文を書くなんて今回が初めてなんじゃないの?よくかけたものだ。才能あるじゃん。
ふと思った純夏。本作りはするとは言ったがゆりフェス当日に出るとは言ってないじゃんと。じゃあこのコピー誌さえ作り上げてしまえば明日は汐の水着姿を拝みに行けるじゃないか。そしてハプニングがあるかもしれないじゃないかー!と凄まじい妄想。
やっぱ純夏は身も心も男だよ。
しかし一部に誤字を見つけてしまった事からコピー誌作りはまずい方向へ進み出す。あずさの所のコピー機のトナーが切れ、行く先々のコンビニのコピーが何らかの理由でダメ。やっとコピーして部屋に戻ってきたら躓いて転ぶ純夏。
まるで銀河英雄伝説でラインハルト様の艦隊がイゼルローン要塞に到着した時みたいですなw
自分の腕を何とか守ったと思ったら代わりにベッドにあったコピーが散乱。そしてそこにあずさの母が持ってきた飲み物が!これは流石に守りきれなかったか。
絶望感から母親をなじるあずさ。まあ高校生だしね。こう言う反応も仕方ない。変な見方だがこんな言葉が吐ける親子関係を幸せと思え、あずさ。
この惨状では純夏の判断の通りの道しかない。使えるコピーを集め、可能な限りの部数を確保するんだ。まずは完全なセットが何部あるのか、そしてどのページを再度コピーしたら何部上積み出来るのか。それを残された時間(徹夜の時間)でどこまで出来るのかを素早く計算しろ。そう言うもんだ、前夜のコピー誌作りってのは・・・はぁ~(何故溜息w
当日はコスプレまでしてゆりフェスに参加。
おかしいですよ!
ゆりオンリーなのになんで女の子ばかりなの!
BLじゃないんだから、普通半分位は男だろ、参加者。
あんな事故のせいで初日で帰って来てしまった汐、あずさのサークルスペースに座っている純夏に「純夏に会いたくて帰って来ちゃった」って、それはまた罪作りなお言葉。
ところで完全創作じゃなくて結局は二次創作だったの?