ティアーズ・トゥ・ティアラ・第26話
途方もない破壊力を示すメルカディス。
例によってそれを表現するのは「エレクトラム砲でふとんがふっとんだ山がふっとんだ」だ。この間ヴァルキュリアでマーモットもやったよね。
これを抑えられるのは神聖百詩篇集の「力の言葉」。それを詠唱できるのはリアンノンだけ。リアンノンが思い出す迄アロウンとアルサルがリアンノンを守る。
傷つくアロウン、それを叱咤するアルサルを目の当たりに漸くリアンノンが「力の言葉」を思い出す。しかし、何で妖精の力に逡巡していたのかがよく分からなかった。自分がその力のせいで孤独なんじゃないかと勝手に思い込んでいたと。そんな話が以前にあったっけ?
力の言葉は効果音と被ってよく聞き取れなかったが、最後の部分だけはミサ曲でよく聞く「Dona nobis pacem」だった様に聞こえた。
「我らに平和を与え給え」だ。
(参考:LISZT: Missa solennis Agnus Dei 真ん中辺りから)
溶け落ちるメルカディスの中にレクトールが居た。前回メルカディスに吹っ飛ばされたんじゃなくて、同化していたのか。同化した挙げ句に暴れ回っていた訳か。裸にされたレクトールがアルサルの一撃で串刺しに。
白の精霊との戦いが最後のテーマなら、最初からそれをもっと示唆するシリーズ構成にすれば良かったのに。まるで途中から別の話になった。前半までの勢いで行って欲しかった。