Google Book Search が実は黒船だったと今頃気づいた
以前から著作権者側とGoogleが揉めていたり和解したりでも日本の著作権者は拒絶していたりと騒がれていたのだけは知っていた。ただ、何となく対岸の火事と言うか対岸の祭と言うかそんな感じであまりまともに見た事がなかったGoogle Book Search。
ところがTechCrunchのこの記事を読んで俄然意識が変わった。
持っている本を登録すると、Googleで本の中身が検索できる
へ?
持ってる本を登録?
中身をGoogleで検索?
それは私が長年やりたかった事ではないかね、ヤマトの諸君。
そうやってiGoogleのメニューをちゃんと見てみると「その他」のメニューの中に「書籍」がある。頭の片隅では未だ米国でしか和解が済んでいないと言うのがあったので専門書を検索してみる。おお、あるある。登録できるじゃん。ブローデルの地中海が登録できたよ。自分の書籍リストが出来ちゃったよ。しかも中身が読めるよ(一部)。米国ったら、そうか、「STAR TREK」とかありかも。あるある。ああ、読めた。こりゃあ日本の著作権者が強烈なアレルギーを起こすのも無理はないかも。読者的にはもの凄い便利なのだが。
日本でどんな人達がどんな反応していたのかITmediaで記事検索をしてみたら日本国内でもある出版社が歓迎表明をしていると言うのがあった。
「知の共有が前進する」――Googleブック検索和解案を歓迎する出版社
ポット出版と言う出版社。そこでこの出版社の本を検索してみたらあった。Googleに許可をした出版社の本は和書でももうあるって事だ。しかも中身の検索ができる。中身検索はまだちょっとと言う感じがするが、私の夢まであともう一歩だろうか。黒船がもう浦賀沖まで来ているって感じだ。
日本の出版社、早く和解しろよ。