サンシャインクリエイションと同人誌即売会の今後
昨日は友人のサークルのお手伝いでSC42にサークル参加して来た。サンクリは久しぶりの参加だったが、参加者数はいつも通りに近かったのではないだろうか。開催日程によって多少の増減はあるが、そう言うブレの範囲内ではなかったかと思う。12:30頃にはカタログが無くなってフリー入場になったしね。で、開場して大して時間も経たないうちに大散財してしまった訳だw
閉会の時にこの後から反省会があると言うアナウンスがあって、その時はなんとなくいつもの反省会かと思ったのだが、どうやらそうでも無かった様だ。アキバBlog経由で知った以下の記事。
サンシャインクリエイション42全体反省会レポート(ざれぶろ)
アキバBlogの誘導は「罵声とともに質疑応答に突入」と言うキャッチーな書き方だったので荒れに荒れたのかと思ったらそこまではなかった様だ。冷静に考えれば株主総会じゃないんだから荒れたってサークルにとっては意味無いから。それよりも「どうしてくれるのか」と「今後どうするのか」が重要だろう。
ここでは「今後どうするのか」をもう一度述べてみたい。
以前、サンシャインクリエイションの参加サークル情報が漏れたと言うのがニュースになった時に「サンシャインクリエイションの参加サークル個人情報が流出」と言う記事でどうするべきかあらまし書いたのだが、今回の反省会の質疑応答を見ているとサークル側の質問者も根本対応とはどこまでやるべきなのかのイメージが出来ているとはあまり思えない。「誓約書を書かせる」と言うのではダメなのだ。だって大部分のサークル主催者は「漏れてしまった時に補償して貰えるのか」よりも、「漏れるのだけは絶対起きて欲しくない」(物事に絶対は無いが、極力絶対には近づけて欲しい)と言うのが何を置いても肝心な事だろう。
そうしたいのであれば個人の意識に頼る方法よりも物理的に持ち出しなどが不可能な方法を構築しないといけないのだ。一部の人間しか個人情報の入ったPCを使えない、と言うのは単にログイン出来ないとかではなくて個人情報の入ったPCは別の部屋に隔離されていてその部屋にそもそも個人情報取扱者以外は物理的に入れない様にするとかの措置が必要だ。
そう言う物理的な仕組みをしっかりした上でなお必要なのはその組織の終末がどうなるのかだ。その組織が健全に運営されている間は個人情報管理もしっかりしているかもしれないが、立ちゆかなくなった時にきちんと処分(削除)されるかどうかが心配である。うやむやのうちに散逸と言うのが一番怖い。これはどんな組織でも可能性として孕んでいる訳だが、そうであるならば別の見方をするならその組織の存続性が長ければ長いほど良い。むこう二十年・三十年経っても存続していそうな所なら最低限その期間は漏れないと言う事になるのだから。
別の見方をすると、個人運営の即売会はそれをどう担保してくれるのか。確かに主催者にはきちんとした人が多いかも知れないが、参加側はそれをどこでどうやって判断すれば良いのか。
そこで求められるのが前回も書いた様に個人情報を委託できる組織に個人情報の部分だけは作業して貰うと言うやり方だ。永続性の件もあるので、その組織は存立基盤が或る程度固くないとならない。昨日今日出現した所では困る。
サークルが本当に望む地点はそこにあると思う。