ストレージの大容量化はGPUの性能向上を不要にする
今週、1.5TBのHDDの1GB単価が早々と1TBのHDDに追いついた。
1.5TB HDDが1万2千円割れ、1TBに代わって売れ筋に(AKIBA PC Hotline)
さて、風が吹けば桶屋が儲かるではないが、何故ストレージが大容量化するとGPUの性能向上が不要になるのかと言うと、まあこれは個人的な都合ではあるがエンコ不要になる為。
もうちょっと具体的に書こう。
あらゆる理由で家電でのTV録画を放棄してPCでの録画に乗り換えた私だが、生成されるのは30分アニメが凡そ3GB前後の巨大なTSファイル。1クール大体20番組程度を視聴するが、東京MXに来ないUHFアニメはデジタル録画出来ないので1クール大体15番組程度が録画される事になる。3GB x 15本 x 12話 で計算すると1クールあたり540GBを潰す事になる。この春~夏でこの体制になったが、当時の普及帯のHDDは500GBクラス。1クールでHDDを1個消費か、うーん、と思っていた。こうなるとTS->H.264にエンコして1ファイルがせいぜい何百MB程度まで減らしたくなるのだが、何しろエンコは時間がかかる。これはCPUの性能、ひいては最近出てきたGPUを利用したエンコに頼りたくなるもので、両者の性能向上を渇望していたものだがHDDの大容量化がここまで来たら話は別だ。
1プラッタが500GBのHDDも登場して来て、そう遠くない未来に2TBのHDDが普及帯に出てくるのも夢ではあるまい。上記の計算なら2TBあれば(ちょっと取捨選択すれば)1年はもつ筈だ。年間1個のHDD買い足しはそう無茶な投資ではあるまい。かくてエンコは不要となり、GPUの性能向上はもう不要と言う事だ。TSファイルはでかいものの再生する分には今の廉価なGPUで楽勝だし。
勿論、神エンコしたファイルの方が画面が綺麗と言うのはあるが、どのみち私にはそれは無理なので(TSファイルを放り込むだけでそれが出来るソフト環境が出来れば別だが)、エンコ無しの生データ保存に行き着く。
どちらかと言うと、絶縁・静電気を排除したHDD保管棚が欲しいと思われる今日このごろ。