CLANNAD ~AFTER STORY~・第12話
朋也の社会人編に入ってから何となく息苦しい展開だったのが前回やっと前向きな方向に向かいつつある気がしたがそれでもやはり今回は冒頭から不安含み。
ひとつは渚の表情がすぐれない。何故だろうと思ったら、朋也が就職してアパートを借りた事を父親に未だ連絡していないのを気遣っての事だった。渚としては「普通な」親子関係になって欲しいところ。だが、朋也は相変わらず父親を許せない。二人の間にひっかかったとげの様な状態だ。

もうひとつは朋也にやって来た良すぎる話。今の光坂電気の元請けの会社で管理の出来る若手を欲しがっていると言うのだそうだ(どうでもいいけど、CLANNADの世界は未だ景気が良いみたいだな)。そこで朋也を推そうと言う。給料も上がるしいい話だ。朋也にとっては急すぎてびっくりと言う状態みたいだが。
しかし今後渚と生活して行くには元請けで高い給料を貰って安定した生活をした方がいい。いよいよ将来の展望が開けてきたかと思っていた所に、
「突然の出来事」
今回のサブタイ。
大抵こう言う事ってよくない事を暗示しているのだが、父親が病気になったとか事故になったとかではなく、父親が警察に捕まったと言う知らせだった。この為の邂逅かい、木下さんとは。
これのせいで元請けへの就職の話は消し飛ぶ。普段から許し難いと思っている父親のせいで人生設計を狂わされた(台無しにされたと朋也は思っているだろう)朋也の怒りはいかばかりか。自分のせいではなく他の人のせいで邪魔される事ほど頭に来る事はないからな。
気落ちした朋也がまるですがる様に渚に結婚の申込み。渚もそんな朋也を見ていいよと言うが、そう言う経緯での結婚と言うのはどんなものか。

今回、祐介の過去話も挟まったが、祐介は以前はミュージシャンを目指していたのか。だが芸術家は迷ったらいかんな。と言うか、芸術家を続けられるのは自分に迷いの無い奴だろう。そんな祐介に公子さんと言う受け止めてくれる人が居てくれた事は人生最大の幸運だと思った方がいいし、思ってるのだろう。


