トイレに行くにも傘をささなくてはならない家
と書かれて住宅建築に関係する人ならすぐに「ああ、住吉の長屋か」と分かるだろう。私は建築は全くの門外漢でたまたま趣味で建築を眺めるのが好きな程度だが、そんな程度でもこの住吉の長屋は知っていた。今回、安藤忠雄建築展でこの住吉の長屋を1/1スケールで再現すると言うので金曜日に休暇を取って見てきた。何しろ展示場のギャラリー・間は日曜と月曜と祝日が休館なのだ。土曜はいつもの巡回をしてるし、平日に休むしかないじゃないか。
確か随分以前に東京芸術劇場の展示ギャラリーでフランク・ロイド・ライト展をやって落水荘の1/1スケールを一部再現てのがあったのを見た時には感動したものだが、やはりこう言うのは1/1スケールで体験すべきと今回の住吉の長屋にも行ってきた訳だ。それに住吉の長屋は個人住宅だから本物の中なんて絶対見られないしね。
見てびっくり。
小さい。
うーん、まあ、そうだよねえ。いや、そうなのかもしれないが、ホントに小さい。やっぱりスケールは体感すべきものだ。しかも当日は激しい雨の日だったものだからまさに「トイレに行くにも傘をささなくてはならない家」と言うのを実感して来た。こりゃたまらんなあ。住みたくないw
それにしても貴重な体験をした。
安藤忠雄展は12月20日まで乃木坂春香のギャラリー・間で開催中。