美しい思ひ出
昨晩のBShiの衛星アニメ劇場は銀河英雄伝説の「新たなる戦いの序曲」だった。銀英伝を知っている人には今更ながらなのだがこれは今を去る15年前の劇場版。銀英伝をLDで全巻持っている私だが、ハイビジョン放送されるなら久しぶりに見るかと言う事で見てみた。そもそも銀英伝を見ていた頃のテレビは21インチ程度のブラウン管だったから43インチになってからは初めて見る事になる。
見てびっくり。
時間の流れとはかくも容赦なき物なのか。あの時代の最高峰と言う気持ちでいた銀英伝の画面が汚い。やっぱりセル画のアニメだし。しかしそれもさることながら、戦艦のシーンでこれまた当たり前だが手書きの戦艦が出て画面に戸惑っている自分がさらにメタ的にびっくりした。今のアニメならどう考えてもCGの戦艦だろう。しかしこれは15年前の作品。そうじゃないのは分かりきっていた筈なのに戦艦がCGでない事に戸惑っていたのだ。
過去の美しい思ひ出は思い出としてそっとしまっておく方が良いのだろう。
ちょうど、バンダイビジュアル、「ミンキーモモ」のBlu-ray BOX化を開始(AV watch)と言うニュースを見たのだが、ミンキーモモはこれよりもさらに10年遡る作品。なにもBD化して引きずり出してくる事もなかろうに。過去の熱烈なファンこそここは見ないでそっとしておいた方が良いのではなかろうか。
で、久しぶりに見た銀英伝に戻るのだが、話は面白かったなあ。銀河声優伝説の異名のとおり声優も豪華だったし、「理屈倒れのシュターデン」なんて懐かしかった。