隠の王-NABARI-・第14話
風魔の里を襲った時の圧倒的な宵風が見る影もない。気羅が相手にあたった時は威力があるが、そもそもその気羅を満足に撃てない。壬晴が足手まといになるかと思ったが、場面によっては壬晴が居るおかげで致命傷を避けていた。が、それも限りがあった。甲賀の禁術「蛇薬」の材料にはならないと見なされた宵風は背後からぐっさりと。
帷や雪見・雷光の方は戦力的に充実しているからそのまま壬晴達の所へ行こうするが虹一が栓抜き閂に捕まったせいで足がとまる。しかしいくら銃を構えているからと言って手練れの三人が相手では閂も隙を突かれるだろう。雪見がしかけてあっと言う間に立場が逆転した虹一と閂。虹一の閂への暴行を帷が止めるが、この帷の甘さが虹一に死をもたらした。
砂糖が流れてるんじゃないかと言われた甘さの結果がこれだよ。
機動力的には大した事がなさそうだった甲賀、しかも内部分裂している甲賀にここまでやられるとは。その甲賀の分裂の理由は蛇薬の奪い合いにあった。閂は蛇薬を我が物とする事で表と隠の両方の世界を自分で変えようとし、生徒会は閂に蛇薬の作り方を探らせておいて学園長に飲ませようとしている。だが学園長は蛇薬は若い忍の身体の犠牲の上に作られるのを知っているからどちらにも教えるつもりはなかった様だ。その対立に萬天と灰狼衆が利用された。
おかげで消滅する前に死にそうな宵風。宵風を救いたいが為に妖精さん森羅万象を呼び出そうとする壬晴だが、そう簡単には出て来まい。結局壬晴が気を失う事でどうやら森羅万象出現。
宵風は物語の必要上からこれで救われそうな気がするが、虹一はダメなんだろうなあ。
雷鳴、あんた今週になってもまだ「せんぬき」言うか・・・w