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日経BPのコラムの質が低すぎる件

日頃RSSリーダーで読んでいるのだが、日経BPのコラム、いいものもあるが最近たて続けにこれは質が低すぎと言うのに出くわした。と、思ったら予想もしなかった2ちゃんねる界隈にまで晒し上げられていた。

感動的にひどいと思ったのは痛いニュースでもスレが取り上げられたこれ↓
秋葉原通り魔事件 ~ 人生はリセットできない(松村喜秀)

まあ女装コスプレ男に唖然とするのはいいだろう(でも本当に40歳超えだったの?)。笑撃的な一撃はこの直後に来た。

また、喫茶店に入って、アイスコーヒーを注文したら、「コース料金が3800円になります」と言われて驚いた。いわゆる「メイド喫茶」だった。中を見渡すと、若い男がメイド姿の女の子に膝枕で耳かきをしてもらっている。それが3800円コースだという。これが、文化?

メイド喫茶かどうかは、入る前か入った直後に分かれよwwwww

そして中盤はよくあるゲームの暴力性に社会の問題をなすりつける話があったかと思ったら最後にこれだ。

先日、テレビか何かで見たのだが、ゲームに登場する女の子の誕生日に、オタクの男性がケーキを買ってきた。そして、テレビ画面にその女の子を映し出し、「○○ちゃん、お誕生日おめでとう」と言いながら、ケーキをうれしそうに食べていた。

これがやらせでないなら、もはや異常だ。異常という言葉が悪ければ、あきらかに現実からはるか遠い世界だ。

やらせじゃないけどネタだと言うのに気づけよwwwww

あまりの酷さにこの人のプロフィールを見に行った。滅多にそんな事はしないのだが。団塊だった。しかし団塊の中でもこれはひどい。自分以外の世代がどう言う意識なのかを把握してから公に文章を書いた方が良い。これが第27回目の連載の様だが、この1回のせいでこれに先立つ全26回が全く信用出来ないものになった。


と思っていたら切り込み隊長がこれに絡んで他のコラムニストの記事を持ってきている。いずれも先週読んで「何を言ってるんだ、このバカは」と思ったコラムだ。

その筆頭↓
サマータイム導入を面倒くさがる日本(大前研一)

ついでに言うと、「残業が多くなってサマータイムが廃止された」という識者もいた。これもうそだ。当時は残業などそんなになかった。そういうことを発言する識者たちは、おそらくどこかのWebページで情報を探して、したり顔で解説していたのだろう。だから当時のことが分からないまま話すので、うそばかり並べ立てるようになるのだ。

労働強化になったと言う主張に反論するなら具体的な資料を出して言って貰いたい。ちなみに「労働強化になった」と「当時は残業などそんなになかった」は似ていて主張の土俵が違う。分かっていて書いてるなら大前は悪質。前者はサマータイムによって「残業が増えた」と言う意味で、後者は増えたかどうかに言及しておらず「当時は今ほど残業がなかった」と言う意味。但し本当の状況がどうだったのかは両者とも数字を出さないと意味がない。

大切なのは、まずやってみること。そして駄目なところがあれば直していけばいいのだ。だから、サマータイムも一度導入してしまえばいい。
いやいやいや、駄目なのがはっきりしてるのだから「まずやってみる」はないでしょ。とうとうサマータイム導入に説得性のある論拠が出せなくなったものだから「一度とにかくやってみろ」になってる。

実は日経のサイトには以前からサマータイム応援コラムが連載されている。
生活習慣見直しのきっかけに 注目集まる「サマータイム制度」
これは第1回。

こう言うのを見ると日経と経営者はサマータイムを導入して社員をもっと働かせたい、或いはもっと消費させたいと言うのがみえみえ、と思いたくなる。

つまりあれだ、庶民はサマータイムで一生懸命働くかさもなくば無駄に消費を増やせ、そうすれば儲かる。庶民はゲームとかやってる暇があったら自動車を買って女の子を誘って外で遊びまくって金を落とせ、そうすれば儲かる。そう言いたいんだろ、日経は。

<追伸>
タイトルが気にくわなかったのか、日経の2コラムに打ったトラックバックが反映されない。トラックバックpingは届いているし、私より後にトラックバックが打たれたものは反映されているので、多分見透かされた様な気分で日経に嫌われたのだろう。

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