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今度こそタブレットPC

私は嘗てGO社のPen Pointを日本のPCに載せようと苦心していた人を身近に知っている。あの頃はこれは凄いと思った反面、未だダメだと思った。そもそもそれを搭載したPCが高い。グラフィックも今と比べたら全然貧弱。そして機器も重い。

その後いくつものPenをデバイスとした機器は登場したがついぞPCでは主流の末席にすら座る事が出来ないで居る。

それがひょっとしたらそろそろちゃんとした居場所を見つけられる時代になるかもしれない。そう感じ始めたのはiPhone/iPod touchを見てからだ。それはペンや指によるタッチが出来るデバイスが安価になって来たのと、タッチによるジェスチャーに洗練さが加わったと言うハードウェアとソフトウェアの進歩に加えてもうひとつの要件があると思うからだ。

Pen PointがOSとして日の目を見ようとした時代はPCは持ち主によるデータ入力を必要とするシーンが非常に重要だった。それはその後のWindowsCE機になっても同様だった。WindowsCE機の小さい筐体でどれだけキーボード入力が楽かを比較された時代だ。

ところが今は微妙に話が違ってきていると思う。広帯域のネットワークに常時接続出来る環境が広まった事でユーザはPCを完全に受け身の道具として使うシーンが非常に増えている。だらだらとWebサイトを見ても良いし、だらだらと動画サイトを見ても良い。それはほんの少しだけ画面をタッチするだけで実現できる行為なのでキーボードの様な入力デバイスが頑張る必要はない。別のサイトに移動したい時もURLをちまちま打たなくてよい。Googleに行ってヒットしそうなサイト名をちょっとだけ入れれば良いのだ。だからiPod touchは入力が大変だよねなんて事をうるさく言われないのだ(言いたい人はいるかもしれないが)。

だからと言ってそう言う機器が数十万円もしたのではこれはやはり酔狂な人しか手を出さない。結局はマイナーな機器になってしまう。しかしひょっとしたらそこもクリアされたPCが登場するかもしれない。

Eee PCがタブレットPCとして生まれ変わる?(GIZMODO JAPAN)

EeePCの安さは衝撃だったが、それよりは高くなるかもしれないとしてもそこそこの値段で出てきたらこれはもう買いでしょになるかもしれない。性能と値段次第だろう。

一方でAppleもタブレット型Macを出しそうだ。

アップル、タブレット型Macを2008年秋に発表か?(CNET)

これはもうiPhoneが出た時から期待されていた事なのでやっとかと言う思いもある。但し、Macだから値段は結構しそうだ。10万円切ったらMacに乗り換えてもいいけどね。

これらが登場したら是非とも書籍の電子化も進めて欲しいものだ。

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