京成の新型スカイライナー
デザインを発表と言う記事を何カ所かで発見したので見てみた。
デザインは山本寛斎 - 京成、「新型スカイライナー」のデザインを発表(mycom.co.jp)
在来線国内最速160キロ「新型スカイライナー」お披露目(yahoo.co.jp)
デザインがいわゆる「ミニ新幹線」っぽいのでそこそこの速度しか出せない京成線でなんでまたこんなデザインをと思ったら「最高速度は在来線最速となる時速160km。」だそうだ。京成線のどこでそんな速度を出すんだよと思ったら「整備中の成田新高速鉄道線」で160km/hを出すらしい。そう言えば北総線の延伸の話は聞いていたがこんな高規格線にするのか。(参考→成田高速鉄道)
思えば成田空港開港前は成田新幹線が計画されていて、しかも当時はミニ新幹線なんて物は無かった時代だからフル規格の新幹線をあんな短距離に走らせてどうするのだろうと思っていた。ところが新幹線計画は頓挫し、新幹線が入る予定だった為に継子扱いだった京成のスカイライナーが成田新幹線の建設予定駅に漸く乗り入れる事ができ、そして今度は嘗ての成田新幹線の建設計画さながらの路線で高速運転を実現できるとあれば、京成はこれでやっと日の目が見られる境遇になったと言えようか。国からは新幹線優先で空港へのまっとうな乗り入れを当初は阻止され、その一方で過激派からは空港アクセスのシンボルとしてテロの対象となって踏んだり蹴ったりだった京成も我慢のしがいがあったと言うものだろう。
現在同時進行で日暮里駅の改造工事が進行中だが、日暮里が浜松町並みの空港アクセス乗換駅になるのだろうか。その時に果たしてJR東日本は京浜東北線快速電車を日暮里に停めるだろうか。成田エクスプレスと言う競合を持っていても。