バンブーブレード・第22話
うーん、なんだか気持ちの良い話ではなかった。今迄の流れからタマちゃんがいつかは負けなくてはここからさらに大きくなれないぞと言うのは受け入れていた。が、今回の負け方はちょっとすっきりしない。まるで別人の様になったタマちゃんが負けたからだ。もっとも、別人の様な状態でないとそうそうは負けないだろうから、あんな理由やこんな理由がついた上での負けになるのは仕方なく、それが別人の様な状態と言う事になるのかもしれないが。
関東大会に向けての仕上がりは順調。アバンではタマちゃんがわざわざもう大丈夫と言う位に。みやみやはさとりんから一本を取れるほどに成長し、一件死角のなさそうな室江高校。だが、その中にあってひとり不安そうな顔をしているのは勇次だ。かてて加えて石田先生の星取勘定が石橋先輩に窘められると言う不吉な要素ばりばり。
結局みやみやはキャリーには敵わなかった。確かにキャリーは強そうだったから高校から剣道を始めたみやみやがそう易々と勝てるのは理に適わない。でもせめて一本くらいは取らせてもなあとは思った。
まあでもみやみやは試合には負けたが別の勝負ではキャリーに敗北感を味合わせているんだよね。
本人は分からないかも知れないが。
そして運命の凜の高校との団体戦。さとりんは勝ったものの初戦でキャリーに負けたみやみやはすっかり気落ちして負け。鞘子も負けてかろうじて紀梨乃が勝って迎える大将戦。ここで全員タマちゃんの勝ちを「星勘定」にしてしまっている。だが、凜が取ったのは上段の構え。嘗て珠姫母がとった構えで、タマちゃんの弱点だ。これで動揺したタマちゃんがあっさり一本を取られ、焦った挙げ句に突きを取りに行って逆に一本とられる。
うわーん、タマちゃんファンにはあまりにも、あまりにもイイ所無しで不満だ。
個人戦で雪辱してくれるのだろうか。
はたまた外山がゲーセンで事件を起こした影響がすぐさま跳ね返って来るのだろうか。
ところで剣道が全く門外漢の私が始めて知ったこの場面。
へー、おー!おー!とかやるんだ。
で、関係ない話。
どうしてもシムーンのネヴィリルにしか見えませんw