シゴフミ・第7話
美川キラメキってまだ生きていたんだ。フミカが撃ったと言うからてっきり死んだものだと思っていた。で、以前TVに出ていたのは過去の映像なのだと。こいつは飛んでもない勘違いだった。
と言う訳で美川キラメキは現役の作家。ただ、もう何年も本を出していないらしい。そこへ手を打ったのは飯田橋出版+の編集長。下手に美川キラメキに担当をつけると潰されると言うのに対して、どうせ使い物にならないからと葛西春乃をアサインする。その春乃は夏香の姉。あの、野島要が美川文香の消息を聞く為に電話をかけた相手だ。そして夏香の方は要が好きと言う、なんとも狭い世界の話。
それにしても劇中で「コピーにお茶くみしかさせて貰えないんじゃOLと変わらないよ」とか言われているが、いつからOLって言葉がここまで卑下されるレッテルになったんだ。それともこの作品だけの使用法なのか。
美川キラメキの家はフィリップ・ジョンソンにでも設計させた様なガラスで煌めく住宅。どこまでも続く銀色の道なんてアプローチはそう言う演出の好きな建築家のやりそうな設計だ。で、斜面側はクリスタルな表情。
だから後からやってくる要と夏香が道に迷ったせいか斜面側から接近したんじゃ「どこまでも続く銀色の道」の演出が台無しだ。
こんな家を建てさせる美川キラメキ、さすがに変わり者で美しいモノしか許さない。こんな作家の担当は大変だなあ。果たしてそこにはフミカによって自殺したらしい少女からのシゴフミが届けられる。
美川キラメキもそして野島要もあのフミカを見て美川文歌だと認識しているが、私にはどこをどう見てもあの黒髪の文歌と銀髪のフミカが同じには見えない。ひょっとして視聴者には別の相貌に見えても劇中の人間には同じに見えているとでもいうのだろうか。
葛西姉妹が姉が春乃で妹が夏香。ひょっとして三人目は秋菜とか言う、春夏秋三姉妹なんじゃあるまいな、ここも。
葛西家のプリンタが私のプリンタと同形式だったw