アイドルマスター XENOGLOSSIA・第26話
タクシーで東京に到着したやよい。都内はタクシーでは走行不能な為にスクーターで築地まで到来。板橋から二日かかったそうだ。でもどうしても春香に会いたかった、それがたまたま寮の片付けに来た春香と出会う事ができた訳だ。
やっぱり春香の物語を仕上げるには欠かせない、いややよいが居てこそ春香の物語が彩られる。XENOGLOSSIA中で絶対不可欠なキャラだよ、やよいちゃん。
人類を救うべく(地球を救うってのは私は人類の傲慢であって好きじゃない。ヒトと言う哺乳類の一種が絶滅しようが地球はそこにあるのだから。この話でのアウリンの動きは地球そのものを消すかも知れないけどw)アイドルは全てアウリンの中に突入する事に。ジョセフ・真月はアイドルだけを打ち上げるつもりだったかもしれないが、春香・伊織・真はアイドルと生死を共にする為に乗っていってしまった。
結局は搭乗者無しではアウリンに辿り着けなかった訳だが、アイドル単独でアウリンの中に突入する勝算はあったのだろうか。
ドロップを撃墜する春香。
すでにNTですw
伊織と真がアウリン内部への道を開いて突入できたインベルと春香。ふたりの世界になって春香ははじめてのインベルへの口づけかな。
だが、インベルはマスターを守りたかった。そして他のアイドル達もマスターを。バカリボンの象徴をひとつ貰ってインベルは春香を地球に戻して最後の仕事を成し遂げる。
春香とインベルの物語はここでひとつの幕を閉じる。
相手が生身の人間だったらなかなか踏み切れない死亡エンドみたいな形だが、アイドルであればこその演出だろう。
と言う事で、綺麗に終わったアイドルマスターXENOGLOSSIA。サンライズ・バンダイの制作と言う事もあるが2クール通して良い出来だったと思う。ここまでやってDVDが思うように売れませんでしたと言うのはちょっと気の毒な気もするが、一段階上に上がれなかった何かが足りなかったのだろうなあ。
私としては春香の影の薄さが要因の一つではないかと思う。よい子すぎたんじゃないか。よい子すぎておかしな方向に突き抜けない。よい子すぎて普段の自己主張が分からない。主人公としての迷走感が感じられた。それを補完したのがやよい・伊織なのだが支えられるだけの主人公はやっぱり力不足としか言えないだろう。
あと、アイドルマスターのキャラにした意味は皆無だよね。
下手をするとネガティブファクターになっているんじゃなかろうか。
期待が大きかった分、評価が辛くなるかもしれないがそこを切り離して見てみればなかなか良かったかもしれない。