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School Days・第12話

地上波では結局封印状態となった特殊事情を鑑みて、この記事だけはネタバレを避けるべく改行後に文字色を変えてそのままでは普通に読めない様にした。
読む場合は改行後の空白をマウスドラッグによって反転させてお願いします。









タイトルロゴは第1話の暗示の通りに割れる。
みんなの期待通りの誠。


最後の最期まで誠の鬼畜さは変わりがなかった。面倒事からは全て逃避する事で片付けようとするその行動は最終盤に至って世界を奈落の底へ徹底的に突き落とす。世界がクリスマスの料理を用意した部屋へ戻らず、世界に彼女面して部屋に来るなと言い放ち、世界になんで子供なんか作ったんだと言い放ち、世界に「言葉がいい病院を紹介してくれた」とメールを送りつける。世界が殺らねば私が誠を殺ってやる。いやもっと前から「誠死ね」と書いていたっけ。だがあの頃の思いなどまだ序の口だったのだ。


そして惨劇の始まり。二人で話がしたいと誠の部屋へ行った世界は包丁で誠を惨殺。しかし未だ話は終末を迎えていない。誠の死体が横たわっている部屋に入った言葉は、誠の携帯で世界を学校のあの屋上へ呼び出し、本当に世界の腹の中に誠の子供がいるのか切り裂いて確認する。中に子供がいないのを確認した言葉はやっと誠と二人きりの世界へ。

誠の首とともに。

殺人シーンのあるアニメはいくらでもある。その度にちょっと突出した描写のある作品は残酷だの何だのと言われたりする。だが、この作品ほど背筋が凍り付いた作品は過去にエヴァの第18話しかない(あれは死んでいないが)。普通の学園物で始まりながらこの惨劇の終局めがけて着実に進んだ本作は実に素晴らしいとしか言い様がない。放送途中でネットに「誠死ね」の大合唱を引き起こし、性に対する観念が極めて開放的な女子生徒達の振る舞いを絡めて見る人の心を毎週えぐりながら進んで行く構成と脚本はまったくもって見事だ。限られたシーンだけであろうと、ヒトは文脈においてエロいものをエロいと、そしてグロいものをグロいと感じるのだと言うのを再認識させてくれた。白い紙の上にある黒い線の集合に対して劣情をもよおせる動物なのだ、ヒトは。

School Days は地上波放送中止の事件が起きなくとも歴史に残る作品だったと思う。

だがこれは視聴制限の無い地上波において一線を越えた作品であった事も確かだ。出来る事ならここまでの毎週放送のペースで見たかったし、放送中止報道によるネタバレも見たくなかった。何の予備知識もなく何ら途中で情報も入らずこの12エピソードを見ると言う最高の視聴スタイルを取る事が出来たらそれは最高の衝撃を得られただろう。

二度と「ごはんが食べられない」状態に陥ったかもしれないが。

ともかく傑出した作品だっただけに最終回の出来事は残念だ。
もっとも第12話騒動のおかげで最終話が別の期待感で見られた事は確かだ。

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verlinkt am: 28. September 07 11:06

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