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雛苺ましまろMADにかこつけて著作権ビジネスを考える

まずは私のローゼンメイデンアンテナにひっかかった雛苺ましまろ

雛苺ましまろ
Added: 2007/03/05 07:01:24 (JST)
From: SibyllaYoshirin
Time: 90sec
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こりゃ早速ダウンロードしてエンコしてW51H入りですなw

さてそう言う訳でYouTubeにちょっと面白そうな物があるとダウンロード→エンコ→携帯で持ち歩きと言うパターンが出来たのだが、よく言われる「YouTubeに上がっている動画は画像が小さくて粗くて著作権ビジネスに悪影響はないのではないか」と言うのがちょっと微妙な気がしてきた。携帯の画面で見るとYouTubeの動画がとても綺麗に見えるのだw ちょうど「地アナの映像を大画面テレビで見るとがっかりなのが20インチ程度ではとても綺麗」のパターンで、粗い動画もデバイスが小さくなると綺麗に見える。となるとちょっと見る程度の物ならYouTube→携帯で満足しそうではないか。長時間作品は辛いと思うが、そもそもYouTubeは最大でも10分だし。

一方でこんな話もある。桀紂屋さんの以下の記事
「製作」会社も動画共有を怒らない…らしい?(d.hatena.ne.jp)

制作サイドとしては、表向きは動画共有は非難せざるを得ないけど、本音は目立つ様な金儲けをしない限り歓迎

と言う様な事が書かれている。もっとも、確証がないので括弧付きにならざるをえないが、作品を見る側の勝手な想像にはとてもよく合致する理論。そらそうでしょ、オンエアで見る事も出来ない作品のDVDを他人の文字や会話での評判から買うなんて行為はなかなか出来るものじゃない。見てから買いたいのが人情と言うもの。そう言う側面から行けば動画共有サイトによって「画面劣化した」作品が公開されるのは宣伝になってヘタに広告をうつよりも遙かに効果がありそうだ。本ならぱらぱらと適度に立ち読み出来るのにDVDではそれが出来ないってのはどうよ、と言うのが動画共有によってクリアされる訳だ。

だがここで冒頭の携帯で見ちゃうと言うのが定番化して来た場合はどうだろうか。PCのモニタの様な動画共有サイトの映像から見たら「広大な空間」で「画面劣化した」動画を見た場合はそれなりにちゃんと見たいと思った作品はDVDを買うかも知れない。だが人間の視覚は対象のデバイスに結構合わせようとするもので携帯で「見られる動画」になってしまう場合はその動機をかなり削ぐのではないだろうか。しかも携帯って寝っ転がって見られし、外でだって見られるんだよね。DVDを買ってテレビに向かってさあ見るぞと意気込むのよりは見る時の敷居が随分低い。

さてそうなってくるとその逆パターンである携帯で見たのをテレビにと言う流れは果たしてどれだけ起きるのだろうか。
例えばこの記事、
携帯で買った動画をPCでも FeliCaで認証、実験サービス開始(ITmedia)

携帯は課金デバイスとしてとても優れたものだから携帯で支払い→商品提供と言う流れは物を売りたい人々にとって定番化したいパターンだ。それがこの携帯で動画購入→PCで閲覧と言う仕組みを後押しするのだろうが、実際の需要としてどうなのだろう。いや、無いとは言わない。

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