乙女はお姉さまに恋してる・第12話
良かった。非常に良かった。
前評判の良いゲーム原作アニメは多くの場合良くてまあまあ、最悪の場合は別物になった挙げ句にキャベツ作画も脚本も破綻の限りを尽くしたり、原作プレヤーには良いのかも知れないがアニメのみの視聴者については完全においてきぼりな話で何が何だか分からないまま1シリーズを終えるなど、どれもこれも最高に良かったと思えるものがほとんど無いのだが、このおとボクは非常に良かった。私は例によって原作ゲーム未プレイだが、単独作品としてとても楽しめた。1クールの構成もバランス良く、マルチエンディングなゲームに対して貴子とまりあの間のうまい落としどころで最終回を迎えた。
貴子に男である事を知られてこれまで貴子を欺いていた事やこれからそれを続ける事は出来ないと言う思いで学園を去る事を決めた瑞穂。ショックでまともに瑞穂に向き合えず突き放す事しか出来なくなった貴子。でも瑞穂が学園を去ると知って泣き崩れる貴子。それをとりもったのが前回復活したまりあ。三者のいい釣り合いで話がまとまった。
シリーズ全体の流れも良かったが、1話1話もついぞ作画が崩れず、話も崩れず、安定感があった。ゲーム原作アニメの中で最高の出来のひとつだと思ったが、勿論今期アニメの中でも最高の一つだった。
1クールでもこれだけの事が出来るんだ。
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