早い話、コンセントを使った家庭内LANなのだが
電力線を使ったPLCアダプタが松下電器から遂に登場する。が、良い様な悪い様なちょっと微妙。
ホームネットワークインフラの本命--松下電器、PLCアダプタを発表(CNET)
例えば私の家の場合、光のルータがリビングの入り口に来ている。そこから机の近くのHUBめがけてLANケーブルが延びている。ここまではまあ良いとしよう。机の周辺にはPC(複数)があるし、NAS(LANDISK)があるし、HUBの置き所としては当初はもっともな場所だった。だがここ3年で新たに参加したLAN接続機器がある。東芝のDVDレコだ。こいつは以前の記事(東芝RD-XD91/XD92のネット能力)で書いた様に結構なネットワーク能力がある。と言う事で、このHUBにDVDレコが参加した。
全然違う場所にあるのに。
そう、机とは全然違う場所なのだ。したがってDVDレコめがけて5m以上の長いLANケーブルが2本も延びている。こんなケースで今回の電力線LANが役に立ちそうな気もするのだが、ちょっと待って欲しい(朝日新聞じゃいって)。DVDレコのある場所はAV機器が集約されている場所でもある。おのずと電気を食う装置が山の様に集積されていて(多分20個くらい)、良くないとは分かっても大変なたこ足配線になっている。こんな所にさらにまたLAN用のPLCを繋げてええんかい?
近視眼的には私の用途では未だ意味をなさない。ただ、これでどんな家電製品でもネットへ繋げる敷居がかなり低くなったので思いがけない製品にネット機能が搭載されるかもしれない。でも「レシピが見られるネット冷蔵庫」は勘弁ね。どっちかと言うとネット電子レンジか。乗っ取られたら怖いなw その一方で一軒家の家庭で家族でネットを使う場合に、各部屋にPCを置いてコンセントからLANへと言う使い方は充分考えられる。目先はこの用途が最大の市場ではないだろうか。
ところで、概念図を見ると配電盤の所に特別なしかけが無いんだよね。あれ?じゃあ通信はどうなっちゃうの?と思ったら上記CNETの記事についたトラックバックの中で興味深い記事があった。
松下PLCは「屋外へ垂れ流し」「障害窓口ナシ」(電力線通信アダプター発表会後編)(sv15.com)
一応PLCアダプタ同士で設定をしておかないと外からは通信の中身が見られないとの事だが、それってどこまで確実なのか。
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