朝日新聞しか読んでいない人に同情する
今朝のやっちゃった北朝鮮をどうするかと言う記事は各紙の社説を見る前に書いたもの。ところが時間が経って朝日の社説が何を書いているのかを知って唖然とした。
タイトルは「北朝鮮の核実験 暴挙に強く抗議する」。
ところが読み進めて行くと
「思えば、北朝鮮の核危機は90年代初めから続いてきた。」
違う、違う。前の記事でも書いたが、北朝鮮はそれ以前から一貫して核兵器を持つ事を国の大目標にしていたのだ。90年代初めに降ってわいた訳ではない。ただ、この程度なら単なるバカが書いた社説で済まされる。
カーターが北朝鮮と結んできた枠組み合意が全く反故にされていたのを「だが、北朝鮮がひそかにウラン濃縮を進めていた疑いが強まり、枠組み合意は崩壊する。今から見れば、この合意を土台にもっと現実的な対応ができなかったか、との思いは残る。」と書くこの辺りからますますおかしくなりだす。北朝鮮にとっては元々守るつもりのない合意だ。アメリカによる空爆の危機を渡りに船と先延ばしにする為にカーターを利用したに過ぎない。それが「この合意を土台にもっと現実的な対応ができなかったか」など、どんな事が出来たのか具体的に書いてみろ、朝日。
とどめは
「とくに打開の鍵は米朝協議だったのに、この事態を招いたブッシュ政権の責任は重い。」
もうね、バカどころかこれは確信犯。
どこをどう見たらブッシュ政権の責任は重いとなるのか。朝日新聞しか読んでいない読者で他に情報を得られない人達を詭弁を以て騙そうとしている以外の何者でもない。
そして最後のしめがこれだ。
「たとえ不信感がぬぐえない相手であっても、交渉しなければ事態は進まない。」
今朝の記事でも書いたが、今この時点で「話し合い」などと言ってる人間は北朝鮮に利する事を旨としている人達だ。
朝日新聞はそう言う新聞で、そう言う新聞しか読めていない人達には同情を禁じ得ない。
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