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この石けんは殺菌・消毒の効果があります

表題の文は職場の洗面所に貼ってあるシールである。これを読んでふと思う事があった。「殺菌」「消毒」この二つは何が違うのか。普通は違うからこそ二つ並べるものである。

文字面から言えば「殺菌」は字の如く「菌を殺す」事である。この場合は石けんだから手に付いた菌を殺す事を意味しているだろう。では「消毒」とは? 文字上から言えば「毒を消す」事であるが、「毒」って何だ。普通に生活している環境で手を触れる場所に青酸カリが置いてあったりする事はありえない。その他の有害物質がおいそれと手に触れられる場所にあるのは普通はありえない。それに一般に「消毒」と言う行為で思い浮かぶのはその手の毒消し行為ではなく、アルコールで傷口をふいたりする行為だ。これは早い話が人体に害になる細菌を殺す・除去する行為である。となれば、「殺菌」も「消毒」も同じ意味なのではないか。

と言う事でWikipediaに聞いてみた

それによると「殺菌」とは単に菌を殺す行為であって量や効果の意味合いを含まない言葉であり、「消毒」とは菌を殺す事で「対象物に存在している病原性のある微生物を、その対象物を使用しても害のない程度まで減らす」と言う言葉だ。考えてみれば今まで区別して考えてなかった。と言うか、「殺菌」に「消毒」と同じ価値を求めていた。

生物の実験などでは「消毒」程度のレベルでは実験にならないので、「滅菌」が行われる。これは細菌やウィルスを対象物に対して完全に殺し去る事だ。高温で長時間処理する、高温・高圧で一定時間処理する(あまり高温に出来ない物)、ガスで処理するなどの方法が摂られる。つまりこうでもしないかぎり対象物から生きた細菌やウィルスが無くなる事はない訳で、たまに居る殺菌マニアの行為はこの点から見れば程度問題でしかない。

だが、日常生活ではこの「程度」も大事で、風邪の予防・食中毒の予防には効果がある。要は身体が影響を受けない程度まで減らせばいいのだから。そう言う意味で日常の洗浄行為は「消毒」なのだなとふと思った。

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