コミックスとネット通販
デジモノに埋もれる日々さんがコミックスの売り上げを支える衝動買いと、ネットが弱い逆提案型販売と言う記事で面白いネタを提供してくれたのでそれについて少しだけ。
私は嘗てコミックスを随分と買った。最盛期は大学の1年の時で月に100冊超を買っていた。もっともあの頃は私にとっての少女マンガ興隆期で過去に発売されたコミックスを遡って購入していたのも手伝って膨れあがっていた。あの頃の購入行動はりぼんや別マなど雑誌を見てから作者買いをして行った。そう言う作者買いの作者が膨れあがると今度は新刊だけで月に30冊の安定成長をする様になる。この辺りで「作者買い」のパターンが定着する。つまり、コミックスは店頭で物色買いはしていないのだ。一般書籍を店頭で物色してこの本は面白そうだから買おうかと著者も見ずに買っているのとは全く対照的である。私の買う一般書籍に文芸系が全く含まれていないと言うのが一般書籍に対しては作者買いをしない行動様式となっている。因みにここ最近買った一般書籍はラテン語の世界―ローマが残した無限の遺産・あったかもしれない日本―幻の都市建築史・写真で読む 僕の見た「大日本帝国」・「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンスである。
コミックスは作者買いをしているので、毎月の発行予定が分かればあとはネット上での注文は簡単だ。特に桑田乃梨子とか遠藤淑子とかが最近出したコミックスは行きつけの大型書店(これがまたコミックスの品揃えがイマイチ)で手に入れられなくて勢いAmazonに頼る事になった。それ以降書店の品揃えは信用せずにAmazonで一括注文をする事にした。そうなるとAmazonの「1,500円以上なら送料無料」と言うハードルは何の妨げにもならなくなる。3冊も注文すれば楽々と越えられるからだ。
一方、1冊の単価が高くて楽勝で買える筈の一般書籍の方はAmazonでの購入は難しい。上述の様に何が目的と言う訳ではなく本の顔を見て、中を見て面白そうなら買うからだ。タイトルだけで買うのは難しいし、たとえ書評が載っていても難しい。一度Amazonで廃墟本を買った時は、タイトルと書評に釣られて買ったのだが届いて中身を見た時に失敗を感じた。私の求めている廃墟本とは方向性が違ったのだ(本が悪い訳ではない)。
ただ、Amazonは「なか見!検索」を始めた。未だ一部の本だけだがこれが広がってくれればかなり使える。
但しこれはあくまでも中身が確かめられる様になっただけで、購入のきっかけの第一歩でありデジモノに埋もれる日々さんが書いてるとおり「ウィンドウショッピングができなくては」が実現出来ない限りにおいてはAmazonでの一般書籍購入の道は未だ開かれない。
眺める→中を見る→買う
の最初のステップがうまく出来なければいけない。
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