鉄道ピクトリアル11月号「特集 遜色急行」
今月の鉄道ピクトリアルが大変面白い特集をやっている。「遜色急行」である。
要は急行(とか特急とか)銘打ってその料金を取っているくせに(主に)使っている車両がその時代の急行用車両に比べて遜色のある急行の事である。主に国鉄時代に車両のやりくりがつかず普通用の車両を充当した物である。
そう言えば昔北海道の急行に乗った時によくキハ22が連結されていて、私はそれは避けていたものだった。もっとも急行らいでんの様に全車両キハ22で逃げようの無い遜色急行もあったが。ここでは711系かむいが遜色急行の扱いを受けているが、多分当時の道民にはあまりそんな気持ちは無かったと思う。何と言っても当時は新車だったし、キハ22が連結される急行に比べたら全然良かったからだ。もっともかむいと言う名を掲げながらグリーン車が無い点が別の意味で遜色だった。
この鉄ピクにもあるが、臨時列車の場合は遜色急行がまま出現し、私が乗ったのはシュプール蔵王号(特急)。583系を使用したものだ。そもそも583系は夜間寝台・昼間座席を狙って作ったものだが、上野発のシュプール蔵王号は夜間走るくせに定員を増やし安価な運賃にする為に座席使用で運行していた。夜行として運行され深夜になると消灯までする電車がボックスシート4人がけと言うのは滅茶苦茶苦痛だった。これで特急かよと言いたかった。
シュプール**号と名の付くものにはもう二度と乗るまいと思ったものだった。
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