2ちゃんねるがトラックバック機能を搭載した件について
かねてテストを行っていた2ちゃんねるのトラックバック機能が全面展開された様だ。
2ちゃんねるwiki「トラックバック」(2ch.net)
このトラックバックは2ちゃんねるのスレ間で行えるのみならず、2ちゃんねる外のBlog(など)から、或いは2ちゃんねるから外部のBlog(など)へもトラックバックpingが打てる。
これによって2ちゃんねる内では人口の多い板から過疎板への流動性が高まるかもしれない。だが、それ以外はあまり良い使われ方をしないおそれが多分にある。
これによって宣伝トラックバックが2ちゃんねるに盛んに打たれる事になり、スレの可読性を著しく落とす事になるかもしれない。また2ちゃんねる内においてもスレの荒らしの為の道具になりかねない。その場合削除人は荒らされたスレのレスと荒らし元のスレのレスを削除する事になり、2倍の労力を要する事にならないか。
が、それ以上に危ういのは2ちゃんねるから外のBlogにめがけてトラックバックを打たれた場合だ。2ちゃんねるでトラックバックを打つ方法は実に簡単で、レスを書く場面で
トラックバック:<トラックバック先のURL>
と書くだけでよい。2ちゃんねるに書き込むだけだから当然認証などありはしない。したがって何百万人の潜在ユーザを抱えるシステムから膨大なトラックバック砲撃を受ける可能性がある。ある日北朝鮮に日本向けの核弾頭ミサイルがごっそり配備された様なものだw そうやすやすとは撃たれないかもしれないが撃たれたら壊滅的な状態が現在である。
おそらく今月中にどこかのBlogが狙い撃ち(完全な悪意ではなく、結果としてそうなった場合も含めて)され、猛烈なクレームがBlogの運営側にあげられ(多分、2ちゃんねるにあげても取り合わないだろうから)、早晩各Blogのユーザの管理者画面に「2ちゃんねるからのトラックバックを拒否する」と言う項目が出来るだろう。
(今でも普通はドメイン指定で拒否出来る場合が多数だが)
それにしても、完全オープンな場で多数の利用者を抱えているシステムが無認証でトラックバックを打てる様にするのはいかがなものか。トラックバックシステムは善意のユーザを前提とした作りであるため、これまでもトラックバックスパムの危険性は言われていた訳だが、その道具が誰でも使える場(しかもそこは人が沢山通る大通りである。いくら公開の場とは言っても1日に1人しか通らない路地裏とは違う)に置かれたのはトラックバックと言うシステムの持つ意味合いを変えるかも知れない。
なーんてのを2ちゃんのトラックバックスレにトラックバックを打ってみようかと思ったのだがどこが本来のスレなのか分からないので打たなかった。
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