秋葉原の制圧作戦に乗り出した行政
今年になってから路上看板の取り締まりの強化とかを進めてきた行政だが、ここのところたまたまなのか、今度は所持品の中に危険な物を持っていた人間を捕まえると言う話に続けて出会った。
リュックに刃物と手裏剣所持の男逮捕(ctv.co.jp)(11/18)
けーさつやさんににつかまったー!@罪状:軽犯罪法違反!!(さいくろん光画録)(11/11)
上の中京テレビの記事の逮捕された男の(持ち歩いていた)真意は記事からは分からないが、下の記事の土屋さん(先日のEZTVのアキバ特集でフィギュア好きの人として登場したらしい)は、そこのサイトを読めば分かるが何か悪事を働こうとして持ち歩いた訳ではない事だけは明らかだ。
中京テレビの記事の方では「秋葉原では今年に入って、ナイフなどを隠し持ち逮捕される事件が増えており、警視庁で警戒している。」などと書かれているが、アキバに通っている人間から見れば今年に入ってから物騒な人間が増えたとは到底思えず、この部分は「今年に入って、摘発を始めたらそう言う人間が沢山いた。」と解釈すべきではないかと思われる。
ここでさらに過去のニュースで結びついてくるのが冒頭でも書いた様に
7月になってからの看板取締りは今までよりもしつこいようだ(アキバBlog)
で、この夏からやけに路上看板の取り締まりを行う様になった。この取り締まりの成果と言うかせいでと言うか、最近のアキバの路上看板は実に窮屈そうに店に張り付いて置かれているし、物によっては撤去されている。或いは苦肉の策として幟を立てて居る店もある。
ここから邪推に突入するのだが、ITビルの完成が近づいてきて行政側は秋葉原の「浄化」作戦に乗り出してきたのではないだろうか。駅前に巨大な姿を聳えさせて来年3月の竣工を目指している秋葉原ダイビルだが、その姿と事業目的の「電気街が持つ魅力や世界的知名度に支えられた集客力を活用し、IT関連産業の世界的な拠点を形成していく」から、現在繁華をもたらしているヲタ的な人種の指向とは必ずしも一致しない。一致しないどころか、物によっては相反するものとなっている。したがって、この事業を成功させる為に行政側が浄化作戦に乗り出したのではないか。
先日のEZTV後にいくつかのBlogでアキバに乱立する美少女系の看板などに眉をひそめる記述があったが、そう感じる人々が多いのは確かで、特にあのITビルに入居すると想定される人々はその様な層に属するであろう。
であるならば、次の行政のターゲットは美少女系ヲタ層向けの店であり、その手の店に規制が入るのは想像に難くない。
その規制がどの様な形で行われるのかは分からないが、もし現在のアキバから同人ショップとゲーム系ショップ等が全て消え去った場合、どんな秋葉原がそこに残っているのか。電器量販店の攻勢で秋葉原に行かずとも買える様になったPCや家電を細々と売り続ける店だけが残る姿になっているかもしれない。
万が一その様な姿になった時、あの巨大な器にどれだけのテナントが入っているのか、或る意味先が楽しみでもある。
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