ASAHIネットのスパムブロックサービス
ASAHIネットが去る10月28日から迷惑メールを遮断するスパムブロックサービスを開始した。
私はASAHIネットにもメールアドレスを持っていて、ほんの一時期自分のWebページで公開したメールアドレスめがけて最近スパムメールが来る様になった。こう言うのは1回漏れたら細菌感染の様に広がるからほんの一時期でもダメなのだが。そう言う訳でASAHIネットがスパムブロックサービスを始めたのは実に喜ばしい限りである。
このスパムブロックサービスの仕組みはまず最前列に自分が設定する「このメールだけは必ず通す」と言うフィルターが設定出来る。その次はASAHIネットのおまかせフィルターが待っている。さらにそこを通り抜けたとしてもその次に自分が設定する「このメールは通さない」と言うフィルターが設定出来ると言う、大きく分けて3段階のフィルターで篩分けを行っている。しかも、スパム扱いされたメールはWeb上からの復活も可能だ。
この様に仕組みは良く出来ている。あとは「おまかせフィルター」の性能が一番のポイントだ。
しかし、このおまかせフィルターの性能が少なくとも現時点では宜しくない。
設定して4日間の結果は以下の通りだった。
日 付 | 勝 率 |
---|---|
10/31 | 44.4% |
11/01 | 00.0% |
11/02 | 60.0% |
11/03 | 12.5% |
4日間通算勝率27.6%
(勝率=ブロック出来た通数/目視で明らかにスパムと判断した通数×100)
(但し、統計母数は少ないので要注意)
この状態は私にとってはざるに等しい結果であった。特に日本語のスパムメールでブロック出来た物ははSubjectに「未承諾広告」と入っているものだけだ。未承諾広告メールは、受け取る人間にとって迷惑と感じるかもしれないが、それなりに総務省のお達しどおりのSubjectを付けている訳で、おまかせフィルターに期待したいのはこう言うメールのブロックではなく(これならメールソフトの設定だけで篩分け出来る)、ここでもたびたび取り上げている類のスパムメールをブロックして欲しいのだ。
もっとも、サービスを開始したばかりなので、まだまだおまかせフィルターの成長の余地が残されているのかもしれないが、YahooのSpamguardと違ってASAHIネットのこれは利用者がスパムメールと判断した物を申告する術が無く、果たしてどれだけ成長してくれるのか心配だ。因みにYahooのSpamguardはかなりの勝率でガードしてくれている。
そうは言っても会員に無料でスパムメールのブロックサービスを提供したのは、基本的なサービスに力点を置くASAHIネットらしい方針と感じてこの先も長い目で見ていきたい。
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