マジック・メイカー ~異世界魔法の作り方~・第2話

前回はシオンの言い草がどうも現代日本からの転生者の物言いではないかと思いつつ、最後にやっぱり転生者だったと言うのが明かされる。

そして今回のアバン。確かにそうだったけどDTのまま30歳を迎えたら魔法使いになれるとかマジでそんな事をしてる痛いヤツだった。見てられない程に。
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ただ、こんなヤツだからこそこの物語は続けられる。
と言うのも、現実的な考えしか出来ない私の場合にはシオンみたいな考えの方向にはならない。

・湖で光る球が出る→そんな自然現象があるのかもしれない。これを魔力とは考えない。自然科学の知識で解ける事かもしれない。ただの現象の可能性の方を考える。

・そもそも魔獣と言う定義は何か?魔力も魔法も認識されていない世界なら、この世界で「魔獣」と呼ばれる物はただの動物の種類の一つと考えるのが妥当ではないか。

・今回の最後にならないと出てこないが「妖精」の売買が行われている。
 これとても魔力も魔法も認識されていない世界なら、やはり動物の一種に過ぎないのではないか。

と言う風に考えたら、「光る球があるから魔法を作ろう」なんて考えには至らない。現世の日本であれだけ痛いヤツでないと「魔法を作ろう」とは思わない。

一方で、シオンが試行錯誤した事はするかも。
発光現象はどんな時に起きるのか?試した結果、マリーに好きだよと言った時に起きたので感情に反応してるらしい。でもこれとても現実的に考えちゃうと、脳のシナプスの発火パターンで起きるのか?と言う方向になっちゃう。

それを考えると話が進まず、物語はシオンが考える方向に沿って進む。
その結果、光るだけだった現象は、手の先に光る球を生み出せる迄になった。
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そんなある時、父ガウエインはシオンとマリーを街に連れて行ってくれる。買い出しもあるが、ガウエインはマリーに剣を買ってやる事にしていたのだ。マリー、このまま剣士になるの?

シオンとしては今は一人で街に来られないものの、この先育ったら街に来て魔法開発の役に立つきっかけとか知識とかが得られるかもしれないと見回す。

その結果、上述の「妖精売買」の店、妖精屋を見かける事になる。
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だがガウェインはシオンが知るべき事ではないと何も教えてくれない。うーん、知る事も駄目とは。未だ9歳(だよね)の子には早すぎる社会の問題点と言う意味だろうか。

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花は咲く、修羅の如く・第2話

花奈は瑞希の強い勧誘で放送部に入った。オリエンテーションに出てみたら一年生の新入部員が他に三人居た。そして先輩は瑞希を入れて三人。放送部は去年出来たばかりだと言う。あれ?そうなの?大抵の学校は昔からあるものだけど。半世紀以上前に中高生だった私の時代ですらあったよ。

新入生の残り三人のうち、二人は中学校での放送部経験者だった。
女子の一人は夏江杏、第三中学校出身。
男子の一人は冬賀萩大、第二中学校出身。
この二人がいがみ合う。どうも第二と第三は顧問レベルで対立して争っていたみたいだ。参考資料

そしてもう一人の男子は秋山松雪(第二中学校)で、新入生代表をやってる時の声を見込んで瑞希が勧誘したのだそうだ。夏江と冬賀がいがみ合うのをまあまあとなだめる役。

では経験者と未経験者でペアを組んで地獄のオリエンテーションを開始しよう。

地獄?
何故地獄なのかと言うと、先輩の箱山瀬太郎が人前で喋るのが嫌で、なのに相手の他者紹介をするとか地獄だと言うので地獄と付いてるらしい。いや、この後もそうだが箱山は何故放送部に入った?いづれ事情が語られると思うけど。

花奈は冬賀と組んだ。この冬賀が遠慮なくズケズケと言うヤツだった。他者紹介の時間1分30秒かららしたらこの紙一枚か、アナ朗関係なく1秒間で5文字が基本だ。そんな事もわからないのかって、いや未経験者にそれを求めるな。

放送部の個人発表はアナウンサー部門と朗読部門があるのだそうだ。ここでもう競技部活前提の話になってる。多分花奈は入部した時点では楽しくやればと言う気持ちしか持ってない筈。

冬賀は花奈の他者紹介をするにあたって何が出来るのかと聞いて来た。いきなり言われても困る。冬賀自身としては、効果音作成が得意なのだそうだ。と言う事で冬賀が作った効果音を聞かせてくれるが、え?あの音だけでそんな場面が聞き取れるの?最初が歩いてる音で最後が鳥が飛んだ音としか分からなかった。

じゃあ次は春山がやってみろと言われて、花奈は朗読を、宮澤賢治を読んだ。
おや、冬賀が引き込まれたぞ。秋山も上手だったと思うが、夏江の反応がおかしい。

あ、ここでやっと気が付いた。
春山・夏江・秋山・冬賀、って春夏秋冬一年生かい。

他者紹介が進むが、ここで秋山が夏江の紹介をした時に実は重要なポイントが語られた。夏江は二年の時は朗読部門だったが三年でアナウンサー部門に転向。それで全国大会に出られた。
その夏江、アナウンサー部門らしい文体で他者紹介を始めるものの、花奈には朗読を聞いてる印象が漂う。
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そして放送部の部室へ。放送室、新しい校舎でちゃんと作られたのででかい。広いスタジオまである。誰がこんな予算付けたんだ。

Nコンは6月なので一年生はアナウンサー部門か朗読部門かどちらに出るか決めておいてと言うが、冬賀は出ないと言う。しかしここで意外な所からそれは駄目だと強制が入った。あの箱山が人前で喋りたくないのに昨年瑞希に強制的に出された。自分が出されておまえが出ないとか許せないと。

ここでまた夏江の件。瑞希が三年からアナウンサー部門になったと言う事は、そっちが好きなのかと問われてそんな事聞くなみたいな反応を示した。好きとかそう言う問題ではない。どちらに特性があるのかで選んだと。

発声練習の後は滑舌練習。北原白秋の「五十音」を二人で読み合ってみろと言う。そんなものがあるのか。花奈は今度は夏江とペアになった。夏江が読みだしたら地声と読む時の声が違うと気づく。声優さんで知ってた。

でも夏江曰く、声質はもう決まってる。結果を出すなら自分の声質でやる事を決めるのだと言う。ここでもまた競技放送部来たな。私は学生時代に部活をほとんどやらなかったので部活が放送部ですら競技に熱を入れるとは思わなかった。いや、確かにコンクールあるし、学校としては成果を求めるのだろうけど。競技部活は馴染めないなあ。

夏江が花奈に負け犬のセリフだと言うと、冬賀が「だから第二はキツイ」と批判したが、これでやっと気が付いた。作中で夏江が第二、冬賀が第三ってなってるよね。でもWikipediaでは逆でここまでWikipediaを参考にして書いてた。Wikipedia間違ってる?公式サイト見ても夏江と冬賀の出身校書いてない。

花奈と夏江がギクシャクしてるので整井は交互台本の練習してみてと指示した。題材は「銀河鉄道の夜」。

夏江がAで始め、そして花奈がBを語りだすと今度は夏江が花奈の朗読の世界に引きずり込まれる。そして夏江がすっかり狼狽する。
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序盤は夏江が話を動かすキャラか。秋山見て「好き」とか言うし。
と思った所に関西弁(京都弁?)の怪しい教師が入って来るし。

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サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話・第2話

海外の駐在員のウチムラ、魔王軍の四天王となった。
ウルマンダーには認められた様だが(それ以上の雰囲気もあるけど)、残りの二人ともちゃんと挨拶しておこうとウチムラは先ずあの着ぐるみシルフィードの部屋に赴く。しかし出て来た女性は自分はシルフィードの助手であってシルフィードは不在だとそっけない。

そこにウルマンダーがやって来て、だったら一緒にゲーノームの所へ行こうと言う事になったが途中でウルマンダーの気持ちが変わった?。ゲーノームは亜人部隊の訓練をしてる所。亜人は魔人と違って魔法が使えないので人間と同じ様に武器を使った訓練をしていた。挨拶をかねてオーガ族について情報を貰った。

で、背後でメラメラするウルマンダーさん。
そしてどうもウルマンダーとゲーノームは反りが合わない様だ。

ウチムラに魔王様から新たな任務が下る。隣国のオーガ族との合併交渉をして来いと言うのだ。地図で表示されるオーガ族の領域は魔王軍の領域より狭そうだけど、軍事的には魔王軍に匹敵する武力があるらしい。おまえの世界で言う競合他社との交渉だと言われて(魔王様、よく勉強してる)ウチムラは交渉へ向かう事になった。今回もウルマンダーが護衛として一緒に行く。

オーガ族の城に到着したけれども、門番にすぐには通して貰えない。なんだか焦らされている。そこに出て来たのがオルルと言うオーガ族の族長の娘。オルルが通せと言う事で族長のオグレと面会出来たが、このオグレが食わせ物と言うか、最初から煽って来る。魔王軍はオーガ族に合併されたくてやって来たのかとか、合併されたいのなら魔王の首を差し出せとか。これはウルマンダーが黙って聞いてられる物ではないが、それをウチムラが制止する。

「一度持ち帰らせてもらいます」
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何か常套文句が来たな。

オグレの前から退出してからウチムラはあれは相手の交渉の目論見だろうと言う。わざと怒らせて交渉決裂は交渉団のせいだと言う事にしたいのだろう。しかし、じゃあどう取り付くか。

そこにオルルがやって来た。私と結婚して下さい。一体何を言ってるのか。実は父は病に罹っていて、この状態でもし倒れたらオーガ族は混乱してしまう。何しろオーガ族は族長の命令だけで動いている。それに父があの様な状態なので今のオーガ族は食うに困っている。周辺部族にも物資の提供が出来ない。だから今のうちに後継者を立てておきたいのだ。その為には自分とウチムラが結婚してウチムラが族長になって欲しい。
一度持ち帰らせていただきます。
ウルマンダーさん、勉強したな。
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ウチムラの打った手は、オーガ族の周辺部族を取り込んでいく方法だった。オーガ族が周辺部族の面倒を見られないのなら魔王軍が何とかしましょう。これをやっているうちにオルグからの呼び出しが来る。

俺に断りなく周辺部族の取り込みをするとは魔王軍は何を考えているのか。その回答としてウチムラは、魔王軍が取り込んでいるのではない、オーガ族の主導でやってる事だと言う。これはオルルが表に立ってやってる形になっている。

オルルがやっていると聞いて驚くオグレ。そしてオルルから周辺部族の救援なのだと言われ、ウチムラからも魔王軍との対等合併ではどうでしょうかと言われた。これらを聞いてオグレは考えておくと言う事になった。ウチムラからしたら魔王軍が合併した部族は自治権を与えるので対等合併と大して変わらない。
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これでオーガ族との合併交渉はうまく終わった。
そして後日、友好の証としてオルルが魔王軍に派遣される。部下を決めておけと言われていたウチムラはオルルを部下にした。

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全修。・第1話

駄目になったハマグリ弁当を食べて多分死んでしまって劇場アニメ「滅びゆく物語」の中に入ってしまった広瀬ナツ子。何故かそこで作画机を出せて描いた物が実体化して敵のボイドを倒せた。

三日三晩寝たナツ子が起きて、空腹で食べたルークの料理はうまい。そんなの設定資料集に書いてなかったぞと呟くと、ルークはその何とか集とは何かと聞いてきた。現実の国とか作画机とか、そしてナツ子はルークが175cmだと知ってるとか(その辺、全部言語翻訳されてる前提、この手の話は)ルークには分からない事だらけだった。

そこで村長からのお呼び出し。ナツ子が起きてるなら一緒に。ナツ子は未だ怪しい人物の扱いではあった。そして預言者バオバブもやって来る。ここで定番ながらいつも不思議に思っている事を口走る。言い伝えで、この世界ではソウルフューチャーが全て失われたら世界を滅ぼす超空洞ボイドが出現して世界が終わる。

世界が終わってないと言う事は誰もそれを経験した事が無いのに何故そんな事が伝わってるんだ。

ともあれ超空洞ボイドの発生を阻止すべくナツ子をナインソルジャーに入れるべきではないかと言われる。当然ユニオとかは大反対。ルークも反対したが、その理由が拙い。女は駄目だって、それをメメルンの隣で言うか。アホか。
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ナツ子もナインソルジャーにはなりたくない。だってこのあとボイドが空から襲来するのだから。当然それを聞いたみんなは驚いた。

ナツ子としては元の世界に戻りたいから町を飛び出したものの、普通はそう簡単には戻れまい。荒れ地で行き倒れ。

町に戻っても雨で濡れ鼠。仕方なくルーク達の屋敷を頼った。

屋敷に入れてやったルーク。さっきナツ子がボイドは次は空からやって来ると言ったのが気がかりだった。どうやって来るのか教えろと言うのでナツ子は描いた。実際にどんなボイドがどう言う風に襲来するのか。この非常に具体的な絵に少しは信憑性が加わり、そしてこれによって町の農作物が大打撃を受けると聞かされ、町でも一応その備えをする事になる。
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現実の国に戻るその日の為にナインソルジャーには入れて貰った。何故ならナインソルジャーなら隣の酒場で飲み食いはタダと設定資料集にあったので。しかし食事に行った店でまかないをしてくれた獣人がどこかで見覚えがある。あれだ、現世の社長だ。だったら何か繋がりがまだあるのでは。

収穫出来る作物は早めに収穫。メメルンによる弓矢での防衛訓練。ユニオによる魔法防壁の準備。

そして果たせるかな空からボイドが襲来した。ナツ子の言ったとおりだった。そして母艦から出て来るボイドの数が多い。

ルーク一人でこれを倒すのは先ず不可能。ただ、ルークに見せようとした時には反応しなかったアニメタップが光って語りかけて来た。描くのです、さあ描くのです、ナツ子。よっしゃあ来たーと思ったナツ子だが、アニメタップ曰くバンクは駄目、一度描いた物は駄目。ちゃんと考えて描けと。流石アニメタップだけあってバンクとか平気で使うな。

困惑のナツ子、空を飛ぶ相手にどんな物が良いのか。いや、普通はすぐさま地対空ミサイルを考えるだろ。実際そこに落ち着いたし。

しかしすぐに思いつかなかったナツ子。その間にルークが頑張る。ユニオの魔法防壁も頑張るが畑の損害は免れ得ない。そしてメメルンの弓矢部隊も攻撃するが、常人の弓矢攻撃ではボイドを到底防げるものではない。メメルンの攻撃は大きいが。

そしてやっとナツ子はあれだ!と思いついた。そして猛スピードで作画を始める。完成したのはやはり地対空ミサイル。ただ、これは板野サーカス。あとで分かったけど本人監修の板野サーカスだった。スタッフロールに板野一郎さんの名前登場。マジかよ。ああナツ子が思いついたのは「えーと、空飛ぶ敵を攻撃するアニメって何が」を考えたのか。
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壮絶なる板野サーカスミサイルの攻撃を受けて空飛ぶボイドは壊滅。守りきった町の人々は大喜びし、ルークは改めてナツ子を見直した。

何となくこの作品の方向性は分かった。天才アニメーターにしてアニメ監督のナツ子がアニメの世界に入ってこれまでに日本アニメで大きな痕跡を残した物を作画すると言う方向だろうか。

一方で既にナツ子はこの世界の成り行きを二つ改変してしまっている。そうなるとナツ子が覚えている「滅びゆく物語」の展開は自ずと変わって未来予測が効かなくなるのではないのか。

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Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。・第1話

広義の追放物だけど、妙に情報量が多い。
Aランクパーティーのサンダーパイクに居たユークだが、報奨金の分前が一人だけ少なく、ただ少ないだけではなくクエストに参加すると赤字になる程の少なさだったので、もうやってられないと自分から離脱を宣言した。この場で他のAランクの連中がユークを見下す言葉を投げつけるので、サンダーパイク最低だなとあっさり悪者認定して袂を分かつ。

一人になったユークは新しいパーティーを探す事になった。ここで苦労するのかなと思ったのにいきなり嘗ての教え子の一人のマリナに見つけられてあっさりマリナのパーティーに参加する事になった。そこにはやはり教え子だったシルクとレインが居て、先生なら歓迎だともう入っちゃった。

ただこの場面でこのパーティーは武闘系が弱いのではと見えた。マリナがどうやら剣士みたいだがこの時点であまり強そうには見えない。シルクは最初なんだろうと思ったらダンジョンに入って弓を使ったので遠距離攻撃系か。そしてレインが魔法使いかな。第五階層のフロアボスが怖いからその手前で済ませたいと言うパーティー。
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これをユークが率いてクエストの魔鉱石採取に向かう。ユークの力でマリナとかは普段以上の力を発揮。しかもユークの錬金術のおかげでユークが使う道具の燃料とかは高価な物を買う必要が無い。これで赤字経営にはならずに済みそう。しかもダンジョン内で良い食事出来るし。Aランクの行く場所がきつすぎたのか。

そして最後にフロアボスを倒すにあたってライブ録画をする。ユークはフロアボス戦は振り返りの為に録画するのだと言うが、マリナはライブ配信しようと言う。そう言えばサンダーパイクのライブ配信もユークが請け負っていた。そしてその後チラとこのライブ配信ロボのキャメラット君を欲しいなーと言うキャラが出たりする。これがちょっと意味を持つのか。何しろ公式サイトに行くとマウスカーソルがこれになって、小さい部分をドラッグするのに凄い不便なんだけど。

で、元教え子ってのが情報量を増やす。ユーク、どこで教師業をやってたんだ。それはどうしたんだ。その仕事でも良いじゃないか。

あ、一つ付け足し。ユークがサンダーパイクを脱退して他のパーティーを探すと言った時の受付嬢の受け答えが良かった。5年もやったら色々ありますよねとそれ以上聞かないのだ。

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日本へようこそエルフさん。・第1話

日本に来たエルフと言うと真っ先に浮かぶのが「江戸前エルフ」のエルダ様。
それから日本に慣れていないお嬢様をエスコートする話だと「多田くんは恋をしない」のテレサ。
この二つを思い出した。

この話、何故エルフが日本に来たのか。それはこの作中では人間は何か一つ特別な力を持っていると言う所から始まる。北瀬一廣は毎日必ず定時であがって(どこかのギルド受付嬢かい)、そして何をするのかと言うとお弁当を作って寝る。

これがどう言う意味かと言うと一廣は寝ると夢の中で異世界に行けるのだ。異世界では登録時に失敗してカズヒホになるけど。そしてそこで馴染みとなったのがエルフのマリア―ベル、略してマリー。マリーはカズヒホのお弁当が好きでいつも付き合う様になっていた。

或日ナズルナズル遺跡に行ってみたら、魔導竜ウリドラの巣に閉じ込められてしまい、ウリドラのブレスで死亡....と言う訳ではなく、一廣は夢の中でやられてしまうと目が覚めて元の生活に戻るのだった。

ただ、今回は思わずマリーを抱きしめたせいで、マリーも現代日本に連れて来てしまったのだ。服無しで。
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と言う訳で日本へようこそエルフさん、となる。一廣はマリーに服と下着を買ってやって(着方はどうやって分かった?特にブラ)そして食事に連れて行く。異世界でも食い意地がはっていたエルフなので、現代日本の食事はとても美味しいらしい。

でも普通は「大変だ連れて来てしまった!どうやって元の世界に戻れるんだ」と言う方を試すと思うのだが、ここはマリーが真っ裸で来たせいで何はともあれ服を着せなくちゃと言う方向に進んだの結果なのだろう。その意味で真っ裸で来た意味はあったのだ。ラッキーすけべよりも(そうか?

そしてその戻る問題だが、二人で抱き合って寝たら一廣と一緒にマリーは元の世界に戻れるのかな。自由に行ったり来たり出来たらもう移動出来ないと言う心の覚悟は要らないね。

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ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います・第1話

基本的に公式サイトのTOP以外の事前知識は入れずに作品を見始める様にしてるが、この作品は夜に公式サイトに行ったら「本日の営業は終了しました」と言う徹底ぶりで(勿論回避は出来る)、その作品姿勢が大変気に入って今期の期待作。

ギルドの受付嬢のアリナ・クローバーは安全安心安定定時終わりのギルド受付嬢になれて幸せを満喫していた....筈だった。ところが溢れる冒険者の波に仕事が終わらない。有名パーティー白銀の剣のガンズだからと言って顔パスにしようとする鬱陶しいヤツも居る。いや、ちゃんとすぐにライセンスカード出せ。保険証無しで顔パスで保険医療なんて受けられないだろ。免許証不携帯で車の運転なんて出来ないだろ。

そして冒険者が溢れる問題は魔物が多いからだった。だから事務処理も終わらない。
ラクスの楽楽精算とか入れたら?

いや、何だかモニタが空中に浮いてる科学技術がある世界みたいなので。

魔物が減らないのはダンジョンに巣食うドラゴンを誰も倒せないから。こうなったら大本を断つしかない。こうしてアリナは単身ダンジョンに入り、ドラゴンを倒す。
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しかしこのクエストを受けていた白銀の剣がそこに居たのがまずかった。リーダーのジェイド・スクレイドにしっかり容姿を見られてしまい、ガンズが抜けた白銀の剣にはあの「処刑人」と言われる人物が必要だと情報提供の依頼が出されてしまう。

そしてとうとうアリナはジェイドに見つけられる。このままでは安泰のギルド受付嬢の職を失ってしまう。なのでアリナは実力行使に出た。この事をバラしたらタダでは済まさない。

アリナが力を発揮出来るのはどうもロストテクノロジー(ディアスキル)のせいなのだろうか。でも素手でレリックを握りつぶしたしなあ。アリナには何か秘密がある。

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悪役令嬢転生おじさん・第1話

悪役令嬢ジャンルだと思うが、とうとう転生する元のキャラが52歳のおっさん公務員が選ばれたぞ。転生先が乙女ゲームの悪役令嬢。しかし52歳のおっさ屯田林憲三郎んが乙女ゲームを知ってるのは何故かと思ったら、現世ではちゃんと家庭を持っていて娘が乙女ゲームにはまっていたのでその内容に詳しくなっていた。娘との会話は大事だね。

Wikipediaを見たら「日々の仕事とオタク趣味を両立し、自分同様にオタクな妻・娘との関係良好な家庭を築く充実した人生を送っていた」とあるのだ。ああそれで娘のゲームの事も詳しいのか。ただ、充実した人生からの転生は気の毒(ここでWikipediaを見てネタバレを喰らう....)。

ともかく、妻子ありのおっさんが悪役公爵令嬢のグレイス・オーヴェルヌに転生し、そしてオタク趣味から自分の役割をちゃんと心得て主人公や周囲に対しても作中の悪役令嬢っぽく振る舞おうとする。身のこなしなどは身体に身についたグレイスの記憶が自動的に「優雅変換(エレガントチート)」してくれる。

一方で中身が妻子持ちおっさんなのでついつい親目線で行動するが、それがゲームの本来のヒロインのアンナ・ドールに尊敬されてしまう結果となった。何かあるたびにアンナは「さすグレ」とグレイス憧れフラグが立ちまくる。
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バイキング形式の食事など貴族の子息から見たらあり得ないと思われたが、これが魔法学園の規則と聞いてグレイス=憲三郎は慣れたバイキング形式の食事を優雅変換で見事にこなして、他のそこら辺の貴族令嬢がグレイス様がやった事ならと真似される。

悪役令嬢の筈だったが、周囲に良い影響を及ぼし始め、攻略対象の男子生徒、就中第一王子のヴィルジール・ヴィエルジは最優秀で入学したアンナと一緒にグレイスも生徒会に勧誘しようと思うのだった。

悪役令嬢モノでも色恋沙汰を今のところ完全に排してギャグに全フリしてるのは好感が持てる。

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不遇職【鑑定士】が実は最強だった・第1話

外れスキルとか、役に立たないスキルとか、そのせいでパーティーで虐げられるけど、でも実はこんなに役に立つと言う話は最近多い。
主人公アインはそのジャンルでは鑑定士だった。この世界は残念な事に生まれついての職種は完全に固定で変われないと言うのだ。だからタイトルどおりに不遇職の鑑定士として生まれてしまったアインは虐げられる人生しかなかった。やっと入れて貰ったゾイドのパーティーでもゴミ扱いされ挙句の果てに調子に乗って迷宮の奥に行ったゾイドによって、ヘルハウンドの囮にされて何とか逃げたかと思ったら逃げた先が行き止まりの崖。

もういいやとアインは投身自殺を図ったが、しかし落下した先はこの世から消えたと思われていた世界樹の下。ここで傷や損傷を全部癒やされたが、そこから脱出しようとした先ではS級モンスターに遭遇してこれでもう完全に終わり、と思った所を助けてくれる者ありけり。

その者、あの子が助けてやってと懇願したから助けただけだと言う。
そしてまた気づいたら傷も損傷も癒えていた。アインの目の前に出現したのは女神ではなく、精霊か?「この子」がどうやらアインを一度ならず二度助けたみたいだが、でも何故アインを助けたのだろう。
参考資料

まあ最後に可愛い精霊に助けられたけど、第1話のアインは踏んだり蹴ったりだったな。もうちょっとスカッと救われないと次はどうしようかと思うものの、OPはハーレムなので(苦笑)どうやってそうなって行くのかは見てみようか。

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アラフォー男の異世界通販・第1話

ああ、タイトルで予想はしていたけど、この手の話は心を落ち着けて見られる。
主人公の現世にはお気の毒だったが、でも転生(そのままの場合は転移?でも一度死んだみたいだから転生?あ、公式では転移って書いてた)して異世界の森の中に出現。これはと思って彼ケンイチはステータスをオープンして見たら、たった2項目しかない。一つはシャングリ・ラ、もう一つがアイテムボックス。まあアイテムボックスは予想が付く。シャングリ・ラの方を開いてみたら通販サイトだった。

お腹が空いたので通販で何か買おうとしたけど残金ゼロ。さっきアイテムボックスに入れてみた雑草(ちゃんと鑑定しろ。雑草と言う植物は無い(昭和天皇曰く))は価値がゼロ円。すぐ近くにあった死体にあった剣を入れてみたら、ちょっとしたお金になって買えた。死体には感謝してスコップを買って埋葬。

その後、マウンテンバイクやら何やらかって移動を始めた。カレーは正義って食べてるけどあんな匂いのする物は周辺の魔獣みたいなのを呼び寄せてしまう。通販で何か武器をと、花火で脅すがせいぜい魔獣が怯む程度で、スリングショットで魔獣に痛い目をあわせてその隙にマウンテンバイクで全速で逃げる。

逃げた先に城壁が見えたから、あそこへ行けばと街道に飛び出したら馬車に轢かれそうになった。でも馬車の男が良いヤツだったので乗せてくれて色々事情も聞く事が出来た。

お礼に通販で買った胡椒をあげようとしたら、こんな高価なもの、シンジケートに睨まれたら大変だと言う。一応個人取引で受け取ってくれたが。まあこの世界観だと香辛料は貴重品みたいだね。

宿に泊まりに行って、そこの従業員のアザレアにこの世界の字を教えて貰ったお礼としてドロップとか絵とか良い事をしてあげたらアザレアの方からすり寄ってその夜はしっぽり。
参考資料
お、そんなイベントあるのかこの作品は。と言うかケンイチは絵が上手いと思ったらWikipediaに現世の仕事はイラストレーターとあった。確かにOPで液タブに絵を描いてる場面あったな。

その後、ケンイチは通販で地味な品を仕入れてこの街の商業ギルドに登録して商売を始めた。木製の洗濯バサミが凄いと売れたり、猫獣人には布地を売ったり、剣士みたいな男ノースポールには剣ぽい物を売ったり(日本は銃刀法で規制されてるから本物の剣が買えない)地道な商売生活がスタートした。

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