ウマ娘 シンデレラグレイ(第2クール)・第18話

例によって実際の結果を知らない私、ジャパンカップの結果をハラハラしながら視聴開始。とは言っても前回オグリキャップは盛大に負けフラグを立てたのでオグリキャップは苦しいだろうとは思って見る。

一方で思わせぶりを振り撒いたオベイユアマスター。アメリカの芝で何とか勝ちたいとあがいていたが2着が精一杯。その時に言われた。もっと相手の情報を掴んで次は挑みなと。このアメリカの芝で勝てないのかと思ったところでトレーナーから日本に行ってみろと言われる。日本の芝は世界でも有数の高速芝。おまえの脚質に合う筈だと。ばってん。
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オベイユアマスターはこの時の言葉を噛み締めて、日本のタマモクロス、オグリキャップ、世界のトニビアンカを徹底的に分析していた。しかも今回来日した時に記者達がオベイユアマスターの情報をさっぱり掴めなかった様に来日までのレースでは自分の走りを隠していた。ベルノライトがほんの少し情報を掴む迄、六平ですら何も情報を持てなかった程に。

最後の直線、タマモクロスがゾーンに入って先頭へ。しかしヤツが来た。今回の曲者オベイユアマスターが。ヤツもゾーンに入っていた。二人の激しい争い。これに驚く世界のトニビアンカ。なんだこれは、あの二人はとんでもない走りではないか。これは世界の最高峰だ。ならば自分も出し惜しみは無しだ。トニビアンカもまたゾーンに入ろうとした、その時。トニビアンカ故障!

実際はレース中には発覚しなかったが、このあとトニビアンカは伸びを欠く。こうして勝負はタマモクロスとオベイユアマスターの二人に絞られたか。そうミシェルマイベイビーが思った時に背後からゾンビが出て来た。
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オグリキャップ、おまえはこのレースではもう終わった筈では?六平がオグリキャップに先行策を許した時にひとつだけ約束しろと言ったのがここに生きていたのか。先行策を採っても良い、だが少しでも想定外の事態があったと思ったらいつもの位置に下げろ。おまえの脚は最後に爆発する脚なのだからと。それに従ったオグリキャップが最後の直線で後方からタマモクロスとオベイユアマスターに追いすがろうとする迄に進出して来た。生きていたのかオグリキャップ。

しかしそのオグリキャップもタマモクロスとオベイユアマスターに追いつけない。またもタマモクロスの背中を見て届かない。自分には何が足りないのか改めて思い知るレースだった。

タマモクロスとオベイユアマスターの争いは熾烈を極める。タマモクロスは身体を併せたらめっぽう強い。それがタマモクロスの負けん気。タマモクロスはオベイユアマスターの隣に入ろうとしたが、オベイユアマスターはこれも調査済みだった。タマモクロスと身体を併せてはならない。タマモクロスを強くしてしまう。そこでオベイユアマスターは内側に斜行する。この場面を実際のジャパンカップの映像で見たけど確かにオベイユアマスター=ペイザバトラーが内側に斜行していた。本来斜行は走行妨害になって降着にもなるが、斜行した側がずっと早く走っていれば降着にはならない。ペナルティはつけられるけど。
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こうしてペイザバトラーはタマモクロスの隣を避けてそのまま一着でゴールイン。
伏兵、ペイザバトラーの優勝。
2着にタマモクロス、少し離れた3着にオグリキャップ。

戦い済んでペイザバトラーがタマモクロスに挨拶に行く。騙していて悪かった。君こそが本当の強者だ。次があったらちゃんと戦いたい。あのアメリカで悩んでいた時の素がすっかり出ていた。今回の勝負までの事をタマモクロスに明かすのだが、ターゲットにしたタマモクロスとオグリキャップとトニビアンカのレースを「テープが擦り切れる程」見て対策をしたと言う。そうなんだよ、実際のレースは1988年、私が歴代買って来たHDD&DVDレコーダーのRDシリーズの最初期ですら2001年で、まだまだHDDレコーダーなぞ夢想だにしていない時代だからビデオテープなんだよ。

ジャパンカップ後の話はトニビアンカも。ムーンライトルナシーが見舞いに行くと日本のファンからだと言う薔薇の中に埋もれていた。この国も悪くない。当面滞在しようかと思うと言うのだ。これは実際のトニビアンカ=トニービンはその後日本で種牡馬となってGI級の産駒を残す。直接の子がベガとサクラチトセオーとエアグルーヴとジャングルポケット、母の父の子としてはアドマイヤベガ、ハーツクライ、カレンチャン。凄い跡を残したね。

他にエラズリープライド=ボーンクラッシャーが帰国する時にゴールドシチーが見送っている。はて、この二人、この後なにか関係が生まれるのだろうか。来年も来るの?とゴールドシチーに言われてエラズリープライドは微妙な答えをした。これは来年は来るのは難しいのではなかろうか。でもニュージーランドここにありをどうしても示したいとも言っていた。

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終末ツーリング・第6話

何故わざわざ海ほたるに行ったのかと思ったら、お姉ちゃんの思い出の場所でツーリングルームの記録にあれだけ残る場所だったんだ。海ほたるから見た東京の夜景が綺麗。写真はうまく撮れてないけど。あんな風に見えるのか。でもこの終末世界だと東京に灯りがともっていないからそう見えない。それにしてもどれも顔が見えない様に写真が撮られていて、怪しげな写真かい。
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そのまま寝入るとまたあの過去の記憶の様な夢を見るヨーコ。そこではお姉ちゃんと海ほたるに来て色々楽しんでいた。いわしバーグを食べてみたりもう廃れた筈の現金が使える自動販売機とその中にあるMAX COFFEEとそれを買おうとして硬貨を落とす女子高生とそして東京の夜景。

このタイミングで一つまた分かったが、ヨーコはちょっとした怪我は簡単に治る。起きたついでに夜景を見に行ったけど、嵐でもあるしやはり駄目。でもウロウロしてたら夢で出て来たいわしバーグの店とか、現金が使える自動販売機とか、トドメが女子高生が落とした硬貨とか。いや、あの女子高生、硬貨を回収しなかったのか?と思ったら、自動販売機の下からぞろぞろ硬貨が発掘された。

ともあれ夢がヨーコにとってどんな記憶なのか。ヨーコとしては経験してない筈の夢んだんだけど。

なんて事をしていたら、前回の最後に登場したネズミの大群が出現。これはヤバい。と言うかこんな食べ物の無い場所で何故ここまで繁殖出来るのか。優れた身体能力で切り抜けるもののあまりにネズミの数が多い。セロー迄行けば逃げられると思ったのに、途中で障害物にぶつかって落下。ネズミに追い詰められた。アイリの攻撃力だと海ほたるごと破壊しかねない。

と思ったら落ちた松明がタンクローリーの燃料に引火。ネズミに対して脅威ではあるがヨーコ達にとっても危ない。タンクローリー、一体どれだけの燃料を積んでいたのか知らないが、海ほたるで大爆発を起こす程のものだった。おかげでネズミが全滅。一方でヨーコは怪我をしたみたいだが、治癒能力が高くて無事。

ともあれこれで気がついた。この世界は危険に満ちているのだ。こんな事、ヨーコの悪い予感がどうとか言うものではなく。これで改めて外の世界の怖さを思い出さされた。能天気一本の旅じゃなかったんだ。

嵐は幾分和らいだか。海ほたるの周囲には海ほたる。この世界だからこれだけいるのか、現代日本でもこれだけ海ほたる居るのか。これに落雷も加わってある意味の夜景が見られた。こんな景色が見たかったんだ。
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で、夜景はやはり綺麗には撮れませんでした。

あれ?お姉ちゃんからのメール到着?

ヨーコ、電波が届いたとか言うけど、サーバ関係の仕事してるとそっちよりもサーバが未だ生きてるのか?って思ってしまう。だって電波が入ってTCP/IP通信が出来たとしてもその先のメールサーバが生きてなければメールの着信なんてしない。

電波あるのかと思ったヨーコだが、アイリの方を向いたらアイリが停止していた。ちょっと押したら倒れてしまうが、無事アイリは再起動。

お姉ちゃんからのメールは(お姉ちゃんからメールが来る事に疑問を感じないと言う事は、この時点でそのお姉ちゃんが生きてると言う前提がヨーコにあると言う事か)アイリにシステム障害があるから一瞬フリーズすると書かれていた。さっきのアイリの停止状態はそれだったんだ。

メールの最後には研究所でメンテナンスするからそっちに行ってねと書かれていた。研究所の場所はつくば。流石、この世界でも研究学園都市。
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翌日は晴天で洗濯。アイリが大丈夫か、あ、この世界でもオデコン設定ありですか。佐藤コノハの黒歴史設定浸透してる。

と言う事で次は筑波研究学園都市へ。
メンテナンスが出来ると言うけど、そこにもやはり人は居ないのかな。

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しゃばけ・第6話

今回は仁吉の失恋話。

今(江戸時代のいつかは不明。どうも後から計算すると文化文政期辺り?)を去る1000年前。仁吉は、やはり妖で宮中に女房としてあがっていた吉野と言う女を好きになっていた。だがその思いは伝えられない。と言うのも吉野は人間の男を好いていたから。男がくれた鈴に因んで鈴君と呼んでいた。ただ、妖と人間では命の長さがまるで違う。ましてや鈴君は若くして亡くなってしまった。
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吉野はそれでも鈴君はきっと生まれ変わってまた会えると言う。仁吉はそれを冷ややかに聞いていたが、果たせるかなそれから300年後(仮に鈴君と最初に会ったのが道長の時代の西暦1000年だとしたら、1300年、鎌倉幕府の末期)に吉野は鈴君と思しき男と再会し、しかも男の方も吉野の事を覚えていたのだ。ところがこの時も男は5年で亡くなってしまう。吉野はまた悲しむ。そしてさらに250年。推定で1550年頃。また鈴君と再会。ただ今度も僅か2年で亡くなってしまう。どんどん短くなってる?

吉野は大いに悲しむ。まただ。またほんの少しの間だけ一緒で失ってしまった。もう鈴君とは会えないのではないか。そのとおりにさらに250年、推定で1800年、仁吉と吉野=お吉はよしのやと言う小間物屋を営んでいた。

お吉はよしのやのお嬢さん。仁吉は番頭と言う役割で、或日店の者が駆け込んで来る。お嬢さんが神社で人攫いに拐かされそうになっていると。仁吉が駆けつけると神社には血の匂いがしてお吉は人に囲まれていた。ただ、お吉の前で人攫いから守っている男がいる。彼が殴られたその時、確かに鈴の音が聞こえた。お吉も仁吉もはっとした。

人攫いは邪魔が入ったとばかりに退散。そしてその後に岡っ引きの三橋の親分らがやって来た。この辺で人攫いを見かけなかったかと。と言うのも最近も子供を攫おうとした連中が出て、それを助けようとした男が殺されたと言うのだ。血の匂いはそれか。

お吉を助けた男は弥七と言って、薄紅を商っている商売人だった。危ない所を助けられた上に、お吉はその男が鈴君だと思ってこの後のめり込んで行く。ただ、彼はお吉の事を吉野だと気づいていない。あと、ひとつ気になったのは、お嬢さんを助けたお礼と言って仁吉が差し出した金子を一旦断ったりせずにいきなり懐に仕舞い込んだ所作。あれ?と思った。上品さが無い。
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お吉は鈴君に違いないとのめり込むが、或日それは破綻する。弥七からお吉に夫婦になろうと持ちかけたが、お吉は過去三回の事から人間と添い遂げる事は出来ないと返事を渋るのだ。

ここでとうとう弥七が馬脚を現した。或日、またお吉が人攫いに襲われてると報せがあって仁吉が駆けつけると、なんと弥七が人攫いの張本人だったのだ。

仁吉の力で弥七を締め上げると、手下は蜘蛛の子を散らす様に逃げ、弥七が落とした財布には鈴が付いていた。それを取り上げられると弥七は金も無しに出奔出来ないと言うから小判を与えて放逐する。

お吉は今度はとことん悲しんだ。それは鈴君でない男を鈴君だと間違えたから、もう自分はちゃんと鈴君の事が分からなくなっているのかもしれない、それに加えて、あの弥七は鈴の音のする財布を持っていたと言う事は、今回生まれ変わった鈴君を、子供を助けようとしたのを、殺して奪った男を、そんな男をよりにもよって間違えたからだ。

また鈴君の生まれ変わりを待てば良いのですと言う仁吉に、もうお吉はその気持に気づいていたろうが、お互い決してそれを口に出せなかった。この関係が壊れない様に。
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と言う事で、今回まるまる仁吉の失恋話で、何故こんな話が挟まって来るのかと思ったが、これを聞いた一太郎が決心して行動を起こすのだ。
切り出すタイミングを失ってはならないと。

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永久のユウグレ・第6話

ユウグレはアキラとデート、アモルは第三爆撃クレーターでスケッチ、これっててっきり5人で外出で、でもそれじゃデートではないのではと前回思ったのだが別行動だった。なーんだ最初からそうだったのか、と思ったのもこれまた間違い。実はユウグレからトワサにお願いしたのだ。今日はアキラと二人だけにして欲しいと。えー、と思ったトワサだがユウグレを見て今日だけ特別に許した。

デートのユウグレ、アジサイが腕をふるって美人に仕上げたよ。
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と言う事でユウグレとアキラは乳頭温泉郷をブラつくデートとなった。アンドロイドなのに朝食を沢山摂ったら顔が膨らむのではと気にするユウグレだが、そもそもお腹が空くアンドロイドもどうなのか。街歩きしながら随分食べてるし。

しかもこのデートでのユウグレがすっかりあの万能アンドロイドの身体能力からはすっかりかけ離れていた。鼻緒が切れたら転びそうになってアキラに助けて貰うし。下駄の鼻緒はアキラが直してくれたけど、この直し方はどうやったのだろう。同じこの深夜で不器用先輩の方は亀川君が五円玉を使った直し方を見せてくれてあっちは納得出来る構造だった。

アモルはスケッチが捗ってない。アキラとユウグレ二人きりで送り出して嫉妬していたのだ。それをヨクラータはちゃんと言葉に出して吐き出してごらんと。その場でアモルが見下ろした第三爆撃クレーターにアキラとユウグレが居るじゃん。温泉街をデートしてたんじゃなかったのか。わざわざアモルがスケッチしに行った場所に二人も行ったのか。アジサイがデートの為だとプランを立ててくれたのもやはり第三爆撃クレーターだった訳か。

言葉に出してごらんとヨクラータが言ったのには何もアモルだけの話ではなかった。実はハニヤマもそうだったのだ。アジサイとエルシーになった時に一緒に温泉宿の仕事をする約束だったのに、未だにOWELの仕事をしている。それでアジサイが怒ってるが、これには訳があって、第三爆撃クレーターや温泉街で有用鉱石が発見されてOWELはクレーターのみならず温泉街も発掘エリアに指定してしまった。それは即ちアジサイが大事にしている温泉宿と温泉街を破壊すると言う事で、ハニヤマはOWELに留まってそれをどうにか阻止出来ないかと画策していたのだ。それをアジサイに言ったらアジサイが悩んでしまうと言えてなかった。

デートが終わって宿に戻ったらアジサイがお出迎え。どこまで行きましたか。鈍感なアキラが第三爆撃クレーター迄と答えるけど。

さらにスケッチ組も帰還。ここでやっとハニヤマはアジサイにOWELを止めようと残ってる事を明かした。なんでちゃんと言ってくれなかったのか。アジサイが大切だから言えなかったと言うけど、ちゃんと二人で背負わせて。

乳頭温泉郷の話、もう一悶着あるかと思ったら翌朝あっさり仙台へ。ヨクラータもバスを待ってた。仙台に行くと。実はこのバスが違和感が激しい。
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マフィアが使っていたのはクラシックカー。技術が一部後退したからあんなものかもと思っていたのに、何だよバスはスケルトン構造じゃないか。クラシックカーや、その後仙台で見かける列車と技術を合わせるなら最低限でもモノコック構造のバスが来ないとおかしいだろ。

あっさり仙台に到着。ヨクラータの説明によると東京で働くエリートを育成する施設の多い学術都市。ここに無い資料はあとは東京のOWEL本部にしかないだろう。と言う事で早速その学術都市の図書館へ。でも開架書庫には過去の歴史の本はほとんどない。ここの司書が優秀で公開出来ない本はぬかりなくしまってるだろうからと。

その司書のセシャトとヨクラータは知り合い。深い知り合い。何だアキラが最初に持った印象の女たらしってのは全然間違ってなかったじゃないか。当然AI戦争関連の本は禁書で見せられる資料などないと言うが、でも実はしっかり書庫の鍵をセシャトから抜き取ってあった。
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合鍵がすぐに作れそうな古典的な鍵だな。
良いのか禁書をしまってる場所がそれで。
宝石みたいな部分に魔改造が施されているとか?

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転生悪女の黒歴史・第5話

ソルとヨミの決闘となってしまった。どちらかが死なねば決闘は終わらないしどちらかが死んでも首謀者の疑いでイアナは処刑。どう転んでも駄目ならと極まったイアナは手を痛めて劣勢のソルの前に立ってヨミに自分が相手をすると剣を向けた。じりじり。
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これにはヨミが降参。イアナを傷つけるなんて事は出来ないと。事ここに至っては決闘は終わらせるしかないと言うギノフォードの裁定ではあったが、だからと言ってここまでの所業は説明して貰わないとならぬ。

ここでイアナが取った行動はヨミの頭を押さえつけて謝らせる自分も謝ると言う行動だった。実はヨミは自分が留学先で虐げられていると言う誤った情報に勘違いしてイアナの為の行動だった。

それを聞いたギノフォード、睨みつけたのだが、全て分かった、自分が悪かったのだと言い出す。と言うのは以前のただの悪女だったイアナに対してギノフォードは敵対的行動を取っていた。確かに佐藤コノハが転生した直後のギノフォードはイアナにそうあたっていた。それが伝わったのだろう。だとしたら今回の件は自分にも責任があるのだと。と言う事で、一旦ここで落ち着いた。

あの進退窮まった状況で何とか済んだ。ホッとしたイアナはここで倒れる。
気を失った佐藤コノハ、会社員時代の残業の夢を見ていた。残業しないと終わらないのに残業するなと言われるし。

気がついたらヨミがおでこを合わせて熱を計っている。でもイアナは未だ佐藤コノハ時代の夢が残っていて、朝が来たら会社に行かねばとジタバタする。会社に行かねば失業して漫画グッズBLゲームが買えないとうわ言を言いながら。これをヨミが聞いてしまう。

コノハがここに入って来てやっとイアナは現世とは違うのに気がついた。でもヨミはコノハを猫の如く放り出す。

ヨミはあの決闘の場は何とかイアナに合わせたけど全然納得していない。誤解したままで、コノハに貢がされているのだろう、BLゲームってやつを。BLゲームって何?

血反吐はくイアナ。BLゲームとか言わないで。

佐藤コノハ、学生時代にとなりのお姉さんからBLゲームとGLゲームの沼にハマらされていた。そうだったのか。会社員になったら金が入るから底なし沼から抜け出せなくなる、今のうちだと。抜け出せなかったんだけどね。
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ヨミがコノハにBLゲームの事を問い質しに行こうとするので強引に止めたイアナ。これで気がついた。あの決闘の時もそうだった。自分が強気でヨミにぶつかるとヨミは大人しくなる。だとしたらこれで行けば良いのでは。

ここからヨミに対して悪女を装う。今自分は遊びをしているのだ。あの能天気な妹達を信じさせて最後の最後でどん底に落とそうとしている。なのにそれを邪魔されたら迷惑なんだよと。邪魔せずに従順でいろ、子犬ちゃん。これですっかり調教された。まあこれって一つの手段だったのかもしれないけど、ますますややこしい事態を招来した気もする。

一眠りしたらギノフォードが入って来た。ギノフォード、二人だけで話がしたかった。それは佐藤コノハが転生する前の事。ギノフォードがイアナとの婚約を辞退したがその弁解をイアナは全部拒絶した。しかし弁解を諦めた時からイアナのコノハへの嫌がらせが始まった。でもあれはコノハを叔父から守る為だったのだろう。

そう言いつつ、ギノフォードもおでこをくっつけて熱を計る。これでやっとイアナは思い出す。これも黒歴史設定。この世界では病人の熱を計るのにおでこをくっつけて計る。これをオデコンと言う。痛い、痛すぎる。

そしてさらに思い出す黒歴史。あの設定をどんどん書いていた時に黒歴史ノートを母に見られた事も。R18封印解除の内容も。
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次に入って来たのはソル。ソルに暗殺されるのではと恐れるイアナ。ソルもオデコンしようとする。

決闘の場で無茶をしないで欲しかったと言うソルに、ああしないとソルが守れなかったと言うイアナ。あれ?今回ギノフォードもソルもイアナのフラグが立って来た?でもイアナの方は未だ自分の手で殺そうと思ってるのだなと言う認識。

とは言え、三人からドキドキさせられてはならない。心を強く持たねばならない。しかもヨミは当面帰らないから時折悪女演技もしなくてはならない。

そして次の死亡フラグが始まるのです。

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とんでもスキルで異世界放浪メシ2・第17話

22階層のボスの気配が近づいて来た。行ってみたら怪獣みたいなヘビが。ヴァースキだそうだ。フェルも未だ3回程度しか戦った事が無い珍しい魔物。でもこれをフェルとドラちゃんとスイであっと言う間に倒してしまう。まあ無敵みたいなのが三体だからね。ムコーダは影に隠れてるけど。

次の階層への転移装置へ。行った先は大きな坑道。やけに天井が高いと思ったら巨人階層だった。これも三体であっと言う間。結構歩いたし戦ったのでセーフエリアを見つけてここで食事。

今回は作り置きを利用して和風ハンバーグサンドと和風ステーキサンドにとん汁添え。
食べ終わって、セーフエリアだから今日はここで寝泊まりにしようとしていた。ところがそこに重傷のメンバを連れたパーティーがやって来た。ポーションを使うにももう切れてるみたいで、彼らはムコーダに頼る。ムコーダはこれは大変とポーションを渡したらみるみる傷が塞がった。これは特級ポーション?これってどうやって手に入れたんだっけ?
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特級ポーションなんて個人が持てる筈が無いと言われて、取り敢えず上級ポーションで効き目のいい奴で誤魔化した。このパーティーの名前はテンペスト。Aランク。このお礼として金貨15枚を進呈したいと言うのでムコーダは下級ポーションをつける。

何があったのか事情を聞いたらこの階層のボスはスプリガンなのだが以前来た時は一体だったのでその準備で来たのに今回は三体も居てこの有り様。

ともあれこの晩は一眠りして、しかも朝はムコーダのサンド食べて回復。多分テンペストのみんなは無事に帰った。そしてムコーダ達はボス部屋に到着。確かに三体居る。でもこちらの三体であっと言う間に片付けた。戦い終わってドロップアイテムを回収するムコーダだが、まるで火事場泥棒みたいな感覚におそわれる。

なので次は自分も戦って何かした気持ちになりたい。と思ったのに。
完全加護、役に立ってるけど、役に立ってない(戦えてない)。
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こうしてムコーダが怯えているうちに次々と制覇して29階層に来ました。砂漠じゃん。フェルは面白い趣向だと喜ぶものの、やはり暑さはこたえる。スイなんて蒸発しそう。フェルが日陰で結界を張ってくれるものの、魔力を使いすぎるので暑さを凌ぎつつ先へ行かねば。

と言う事で通販で暑さ対策の飲食。ポカリとかアイスとか。まあアイスとか一時しのぎは出来るんだけど根本的な涼む事にはならないんだよね。

魔物を倒しつつ先へ。今度は夜になって砂漠の夜は寒い。今度はあったまる食事。鍋を出したなと思ったら鍋焼きうどんだった。
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29階層のボスはゴーレムみたいなのだった。でもこれもあっさり倒す。そして転移装置へ。愈々最深部の階層へ。

到着した場所はいきなりボス部屋。ベヒモスが待っていた。ドラちゃんとスイがいきなり戦いを挑むものの、ベヒモスの外殻は滅茶苦茶硬い。効いてないみたいだが攻撃を重ねれば弱って行く。と言う事で何度も何度も攻撃。そのうちにスイの酸が効いた場所の外殻が溶けてベヒモスが弱りだした。スイが大量に酸をかけて最後はフェルの攻撃でしめた。

ベヒモスのドロップアイテムは魔剣カラドボルグ。なんだか凄すぎる感じの剣。こんなの世の中に出したら大変かもと、取り敢えず保管。

ダンジョン制覇の祝をしたいとフェル達にねだられてムコーダは揚げ物パーティーにする事にした。ロックバードのフライドチキンにあっちこっちの具材の串揚げにアメリカンドッグ。

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笑顔のたえない職場です。・第5話

角館がライバルの とツーショットで写真を撮ってると言うところから、じゃあ双見にはライバルは居るの?と言う話になった。あ、今回は双見のライバルキャラの話ですか。

双見が思うにそんな人居ないなあと。同期に近い漫画家の友人はおらんのか。友達居ないとか言ってたからなあ。ともあれライバルと言えば「昴へ」の昴のライバルのキャラ設定に、今まさに悩んでいる所だった。全然浮かばない。

そんな時にチャイムをピンポンしつこく鳴らす者ありけり。これがライバルキャラかな。そしてこれだけチャイム鳴らすキャラはロクなキャラではあるまい。案の定玄関のドアを開けたら酒に酔った人物がなだれ込んで来た。OPで見たキャラだ。

彼女はアシ時代の先輩の梨田ありさ。今は少年誌でラブコメを描いてる。連載持ちなのだが....今回酔っ払って双見の所に押しかけて来たのはあの戸田編集から連載打ち切りを言い渡されたからだった。双見は連載を始めて先日単行本を出したばかりだから未だ連載打ち切りの辛さは分からないが、でも漫画家として想像は出来るのではないのか。戸田の辛さはしみじみと分かる。しかも双見はあの連載の事情は知っている。梨田がアシ時代から温めて来た話なのだ。思い入れがある作品。あんなに喜んでいたのに。それが終わっちゃうとは。
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だから分かりますと言ってやっても「貴様に何が分かる」「最近重版決まったおまえに」ってこれマジで駄目なキャラだ。酒飲みだし。

寝落ちした梨田を布団に連れて行って作業の続き。でも午前2時になっても相変わらずライバルキャラが決まらない。

起きてきた梨田がカップ麺を食べて、何に悩んでるんだと聞いて来たからライバルキャラの設定が決まらないと言うと、梨田はそんなものバチバチと争わせれば良い、アシ時代の自分と双見の様にと言うのだ。でも双見全然そんな記憶無い。

梨田が言う回想を聞いてみたら梨田が双見に自慢してる場面で、でも双見は素直に凄いですねって言ってくれていて、その横で滝沢が梨田にツッコミを入れてる場面だった。あれがライバル関係?梨田からしたら双見をライバル視して牽制してたのだ。もうその頃から駄目人間だったか梨田。
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このウザいキャラに長居されても困ると間は一旦追い出すものの、双見が入れてしまう。

こんな騒動続いてもう午前4時。ライバルキャラ決まらない。そこで間からの提案。あの梨田そのものをモデルにしてライバルキャラにしたらどうだろうか。うん、これなかなか良いのでは。クソライバルキャラとして立ってる。佐藤と角館に見せたら好評だし。

一方でモデルになった梨田、このまま双見の所に居座ってそのまま作業を続ける。双見も梨田もこれで原稿を入稿。お疲れ様。梨田はタブレット一つあれば描けるらしい。

この日ももう午前1時。終電終わっちゃった。間は歩いて帰れると言うけど、心配だから仮眠してから帰る方向へ。双見もしんどかったのでもう寝よう、と思ったのに目が冴えてしまって全然眠れない。梨田曰く脱稿ハイ。神経が昂ってる時の良い睡眠薬あるよ。この夏に入院してステロイド大量投与されて神経昂ったので出た睡眠薬がなかなか良かった。

梨田の方はどうせ眠れないのなら徹夜でゲームしようと言う。双見はうちにゲーム無いと言うけど梨田は一度帰って物を取ってきた時にこんな事もあろうかとゲームを大量に持ち込んだのだ。でもゲーム無いってのはゲーム機も無いって意味にならないの?現代の若者はゲーム機は絶対持ってるものなの?

眠れないのでゲーム大会になりました。
そんな事をしてるうちに午前4時半に。

梨田の脱稿後っていつもこうなのかと思ったらアシは在宅なので誰も居ない。だからいつもひとりぼっち。そんな所に連載打ち切りの話。すっかり寂しくなった梨田、数少ない友達の双見の所に来たのだ。しかも漫画家が連載を失ったら無職に等しい。これは人生考えちゃうよね。
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プロの漫画家、精神的にも大変だな、体力のみならず。世間でアニメ化された漫画を持ってる人ばかり見えるけど、その影で心底大変な漫画家が沢山居る筈なんだ。

居させてくれてありがとう、双見、間、最終話迄よろしくね。
え?ここで気づけよ、双見と間。最終話迄居候するって意味だぞ。

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ウマ娘 シンデレラグレイ(第2クール)・第17話

例によって実際の歴史の結果を避けてネタバレ回避するの辛い(苦笑
前回までの流れからどう見てもオベイユアマスターが曲者。

愈々ジャパンカップ当日。ゴールドシチーさんはリアルで登場するんだ。タマモクロスは自分のペースを維持している。対してオグリキャップの描かれ方が不安。当日になってから六平にいつもより前で走りたいと言い出す。第四コーナーを回った所でタマモクロスより後ろではタマモクロスに追いつけない。だから前の方で走りたい。あまり積極的な理由ではないが、六平は悩んだ末にそれを許可した。但し一つだけ約束して欲しい事がある。

本馬場入場の時に曲者オベイユアマスターがタマモクロスに絡んで来た。安い挑発だとタマモクロスは一応跳ね除けたが、オベイユアマスターは最後に負けん気は君だけの特権じゃないと言い残した。
参考資料

このレース、1番人気がタマモクロスで2番がトニビアンカ、3番がオグリキャップだそうだ。

出走は取り消した二名を除く十四名のアナウンス。どうもリアルでオーストラリアのスカイチェイスが発熱、フランスのアワーズアフターが故障で出走取消になったらしい。

そしてファンファーレの後、ゲートが開いてスタート。オグリキャップが先行策をとって会場がどよめく。大丈夫なのか。ベルノライトはオグリキャップが良い位置についたと喜ぶものの六平は未だ分からんと呟く。何が分からないのかと思ったら、まさかのポジション争いのラフプレー。ミシェルマイベイビーの接触にオグリキャップが消耗して行く。あ、これってオグリキャップが勝てない展開だ。タマモクロスもムーンライトルナシーとエラズリープライドに圧力をかけられている。タマモクロス、故障のトラウマがあったからこれは大丈夫なのかと思ったが、切り替えが早い。一度下がって大外からまくる。ただ、外回りは距離が伸びるから体力を使うんだけど。

ポジション取り、スーパークリークが見たところではトニビアンカが中団で良い位置につけてると感じる。他から圧力を受けずそれでいて全体の動きも観測出来る。奈瀬トレーナーも同意見ではあったが、しかしトニビアンカ以上にオベイユアマスターの位置取りが優れていると見ていた。
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最後尾から大外を回って進出したタマモクロスがオグリキャップを抜いた時、オグリキャップの疲れ果てた顔を見てしまった。ジワジワと位置を下げて行くオグリキャップに観客はもうオグリキャップは駄目だと諦めていた。でも六平が未だだと言うのだが、あの約束とは何なのか。挽回出来るのか。

トニビアンカがタマモクロスを見て加速。第四コーナーを回って直線へ。タマモクロスの稲妻が炸裂。おや?タマモクロスが決める?しかしこの時にタマモクロスは何かが避ける感覚を感じた。ああ、とうとう今回の曲者オベイユアマスターが来たのか。
参考資料
リアルを知らない私、この流れはオベイユアマスターが奪って行く様に見える。

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終末ツーリング・第5話

今回の目的地は海ほたる。秋葉原から海ほたるに行くなら、実際には川崎に南下して東京湾横断道路だろうけど、海面上昇したのなら川崎側の海底トンネルは水没してるよね。それに今回分かったけど、ヨーコは兎に角色々見てみたいと言うのなら、横浜から北上して秋葉原に来てまた南下は面白くなかろう。と言う事で、湾岸で木更津へと思ったら、これも水没で遠回りしなくてはならなかったみたいだ。だからサブタイは「流山・利根川運河・木更津」。流山、そして利根川運河迄北上しなくちゃ駄目なのか。

どろんこの道を強行突破して高くなっている橋へ。あれが運河大橋か。地図で見たらあの【ろこどる】で登場した利根川運河の場所をもっと西に行った所。運河大橋迄来たら道路も安定して、ドロドロになった身体や服やそしてバイクも洗って綺麗にした。
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バイクを洗ったら傷が沢山ついてるのに気が付く。なのでヨーコは一度シェルターに戻って修理したいと言う。アイリはあまり乗り気でないみたいだけど、ヨーコの行く所ならどこにでも行くと言う。この時の会話で分かったが、シェルターは問題無く存在していそう。そこに行けば設備も食料もありそう。そうか、戻れる場所があるから深刻さが無いんだ。完全に冒険を楽しんでる訳だ。

服が乾かないので、今日はここでテントを張って泊まろう。テントの設営の仕方?知ってる。ゆるキャンで知った。最後にペグを打ち付けるが、この場面最近見たなと思ったら、三週間前の「ちびまる子ちゃん」の「まる子と友蔵、キャンプの練習をする」の巻で練習の為に友蔵が川原にテントを張ろうとして、でも金槌を忘れて石でペグを打ち込もうとしたものの、うまく打ち込めなかったと言う話。ヨーコも石でペグを打ち込めない。まあアスファルトだし。なので石で誤魔化した。
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この夜、ヨーコは異変を感じる。風が無い音がしない、まるで時が止まったかの様だ。この世界なのでそんなのありかもと思ったけど、魚が動く。時は止まっていない。それどころか大量の魚が移動する。そして次は巨大な月。これって何か悪い事が起きる前兆なのだろうか。

アイリはアンドロイドなのでそんな筈は無いと言う。月の大きさについては錯覚云々よりアイリの観測で大きさの測定が出来たのでは?
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翌日は木更津へ向けて出発。強風にあおられて木片が飛んで来てバイクにぶつかってパンクしちゃった。パンクの修理の時は、内部のチューブの穴を見つけるのに水に沈めて空気の出て来る所がそこってのをはるか昔の漫画で見た記憶がある。

木更津に近づいて来たら今度は天候が悪化。いや、そんな竜巻みたいなのが何本も湧き上がってる時に東京湾横断道路に突っ込むのってどうなのよ。大変なスリルを味わって、やっとの事で海ほたるに到着。ここで嵐をしのげる。これでもう悪い事が起きなければ良いなと言っていた先からネズミの大群に襲われそう。

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しゃばけ・第5話

一太郎が店番をしていたら妙な客がやって来た。ここでは命をあがなう薬があるのだろう。売れと。仁吉が最初はそんなものはと言うが、食い下がるのでそう言う薬は非常に高価だと言うと、客はありったけの金を出して見せる。これは本当にあったとしても買える金額ではないのでは。なので一太郎は奥に入れて説得をしてみる事にした。あなたには命を救いたい人が居るのかと。藁にも縋る思いならと思ったのかもしれないが、その男はそんなのは居ないと言う。だったらなけなしの金で買うよりも滋養の良い物を買った方が良いと勧めるが全く聞く耳を持たない。

と言う事で仕方なくあのミイラの方へ連れて行く事になる。ただ、この男はここまでの経緯もおかしいが、店に入ったら臭いがすると言うのだ。当初はあのミイラの臭いなのかとも思われたが一太郎はあのミイラにそんな臭いがあったかと疑う。蔵の地下に入ると男は臭いがすると言う。やはりミイラなのか?ところが男はミイラをひったくってその臭いをかいだがこれは違うと言うのだ。
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ミイラは違うと一太郎に投げつけたので仁吉は大丈夫かと寄ったが、その時に隙を見せてしまった。背後から殴られて仁吉は気を失う。そして男は懐から匕首を出して一太郎に迫る。こいつはあの辻斬りの男ではないのか。何とかしなくてはと、鳴家に命じて撹乱させる。その間に鳴家に佐助を呼ばせた。佐助が来る迄何とか時間稼ぎをしなくては。そこで鳴家にロウソクの火を消させる。これで真っ暗になって見えまい。

男は暗くなってしまったので梯子段を上がって戸を開けて光を取り入れる。これでまた中の様子が見える様になって一太郎に迫って来た。何とか気がついた仁吉が男の足を引っ張って止めるものの、未だ仁吉自身が動けない。仁吉は一太郎に逃げろと言うが、仁吉を放置して逃げられない。ここでやっと佐助が到着。一撃で男を仕留めた。

この騒動で一太郎は寝込んでしまって、気がついたらもう一週間。男は当然日限の親分に引き渡されて取り調べを受けた。日限の親分の話によるとあの辻斬りの下手人であるらしい。何故徳兵衛を狙ったかと言うと、息子を大工の弟子に入れようと頼んだものの、人が足りてるから要らないと断れて襲ったと言うのだ。でも徳兵衛が死んだのが恐ろしくなって人を生き返らせる薬を求めてやって来た。

何だかちょっと話が合わない。何故徳兵衛が死んでもう大分経つのに今更生き返らせようとしたのか。もう無理だろう。それに単に殺したのではなく、あの後にわざわざ首を斬り落としてるのだ。これもおかしい。そしてさらには臭いがすると言うのはなんだったのか。あの場面ではもういっぱいいっぱいだったからなのかもしれないが、ミイラが違うが臭いはすると思っていたのなら、これじゃない、あの臭いの薬を出せと言って匕首で襲うのはおかしい。そんな事をしたら薬が手に入らないじゃないか。

ともあれ一太郎の所に菓子屋の栄吉と春が見舞いにやって来た。流動食じゃないと駄目みたいだから餡を。これで汁粉にすると良いと。

栄吉からはあの男、棒手振の長五郎の世間での噂を聞く。何故息子をそんなにしてまで大工にしたかったのか。栄吉からは棒手振と大工では実入りが全く違うと教えられた。へー、そうだったのか。よく落語では長屋の住人として棒手振も大工も登場する。確かに大工の登場人物は腕は確かなのに酒に溺れて貧乏ぐらしして、でもある事を境に目が覚めてちゃんと働いたらちゃんとした生活がおくれる様になると言う噺が多い。何気なく聞いていたけど、大工って長屋の住人の中ではそんなに実入りが良かったんだ。

棒手振の一日の稼ぎは200文にもならない。
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大工の稼ぎは700文。
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次からは落語を聞く時もこれを踏まえて聞くよ。

世の中にはどうしても思い通りにならない事がある。ここから話が変わった。栄吉もどんなに頑張っても菓子作りがうまく行かない。菓子屋の跡取りの筈なのに。そして口を挟んだ春の事を引っ張り出した。春も一太郎を好いているけど、大店長崎屋の跡取りにしがない菓子屋の娘が嫁に入るのは出来ない。こんな事をいきなり一太郎の前で言われて春は涙目で飛び出してしまった。可哀想ではあるが、これはいつか諦めねばならない事でもあった。
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栄吉が18歳とか言っていたが、世間を見つめる目はもうしっかり持っていた。

それに栄吉がもうどうにもならなければ春が婿養子をとって三春屋を継がねばならない。この時代、家の継承が大事だったからなあ。その時栄吉は?一太郎から見て栄吉はこれだけの判断が出来るから大店の番頭を務める事が出来る。なのに栄吉は栄吉でここまで縛られて来てしまった。今から奉公なんて出来ないよね。

さて、仁吉と佐助が汁粉を作って持って来てくれた。そして佐助は臭いが酷い丸薬を飲んで元気になれと言うが、折角汁粉を食べたのにと嫌がる一太郎に、これを飲んだら仁吉の失恋話をすると言うのだ。これで乗り気になる一太郎。いや、そんな話、あまり聞きたいとは思わないんだけど、つづく。

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