これ描いて死ね・第6話
さあコミティアです。
何故安海だけコピーしてるのかと思ったら、徹夜で描いた漫画をコピー本にしてるのか。会場近くのコンビニだと危険だったな。埋まってる可能性あったから。
そして設営です。もう色々な作品で語られているけど机半分に本を置いてお隣のサークルさんにご挨拶。近年はコミケだと椅子がひとつしかないので追加椅子レンタルで500円出さねばならない。コミティアは今でも二脚を堅守してるのか(コミティアの協力があるから正しいのだと思う)。
椅子が二脚だから三人の中で誰かが見て回る。じゃんけんの結果最初は赤福だった。手島は見て回りながら初参加の時の事を思い出していた。あの、隣がへびちかでどうしたら良いか聞いたら殺意が必要と言われた参加の時。でも全然売れなくて(1冊だけだったって言ってたな)、その中でたった一人だけ買ってくれた喜びで結婚して下さい並みの喜びを感じる。そしてそれをネームにして編集さんに持って行く。
編集さん、この時「方向性は良い」と言ってくれた。それを「気持ち悪いな」と思ってるんだろうと解釈しちゃう手島。これが自分の方向性なのだと思う手島。
それで描いたのだが、今度は編集から「がんばりましたね」と言われてしまった。それは描き手の苦労が見えてるだけで中身を感じて貰っていない。
その後からまた迷走。だがあの「これ描いて死ね」の張り紙で描いたのが新人コミック大賞の佳作となって漸くプロへの足掛かりとなる。ただ、それは足掛かりであって、新連載コンペでは他の編集者に認めて貰わないとならない。だからコンペで選ばれる為に絵をもっと練習した方が良いと言われた。
「今、死ねっておっしゃいました?」
オイコラ
編集は提案してくれた。絵の勉強の為にベテランの先生に師事されては?凄く嫌そうな顔の手島だったのに、それがへびちかと聞いて平伏してお願いする。
この編集(金剛寺)さん、手島は本当にお世話になった。なのに何故逃げた。
今回はさるぴあ丸で島に向かう場面までしか描かれなかったけど。
その回想が終わっての場面で手島が気がつく相手が居たけど、誰だろう。アシスタント仲間だろうか。
さて、王島高校漫画研究会ですが、まあ初回では売れないよね。まず知名度が無いから。手に取ってくれた人がいて、やっと売れた。嬉しいよね。描いた訳でもないけど赤福だって喜ぶ。参加した訳だし。
次に安海が回って来る順番。コミティアは都産貿時代に一度だけ行ったかなあ。あの当時は今と見る目が全然違ったから特に何がと思わなかったけど、今だと所謂コミケの評論島みたいなのがあったら行っちゃうな。
そんな時に向こうから「見ていけ」と声をかけられる。ちょっと見て、買うつもりは無かったのに買わされた。でもここの人、安海のTシャツ見て「王島のヤツか」と言う。こっちは七畳だそうだ。同じ伊豆諸島ではないか。
サークルスペースに戻ってみたらまた一冊売れたと言う。でも安海のは出ていない。
藤森が回りに出たらあの七畳のヤツ(ルゥ・ガルゥ)が来た。そして安海の本を手にして、思わずツッコむ。しかし買ったら負けって言って買わない。
そうこうするうちに閉会の時刻。そこに誰か来たけど、あ、この人はあの編集さん、金剛寺さん。10年で随分年取ったな。手島、この人には頭がまったく上がらない。
実は前回のコミティアの時に一応メールは出したのだ。だから金剛寺は会いに来たけど、例の安海を連れて帰らねば事件ですぐに撤収したから会えなかった。今は副編集長。石龍の事を知ってるけど、石龍は分かってない。
副編集長が見てくれる。二冊とも。でも買ったのは赤福想の方だけ。金剛寺曰く「同情は創作の敵」。買ってくれるまで頑張ってくれ。と言った矢先に手島が、そして石龍が、さらには藤森と赤福が買ったから完売。これは同情じゃないからね。
でももっと面白い漫画描くぞ。





























