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八男って、それはないでしょう!・第6話

ヴェルは国王に召し出されて王城へ。ヘルムート王国には未開の土地パルケニア草原があり、そこを開拓すれば王都の食糧事情も改善する。だが、そこには竜が棲んでいた。だから開拓が出来ない。そこでだ、例の骨竜を退治したヴェルに竜退治に行けと言うのが王命である。

社畜かよと思うヴェル。だから、何か命令を出す時はちゃんとした聞いた相手がそれならやるしかないと思う様なお題目をつけるものなんだよ。王都の食糧事情を改善するなんてヌルい事を言わずに、王都の民は食糧不足によって困窮している。余はこれを何とかしなければならないと考えている。そこで未開の土地を開拓し、そこで食糧生産をしたい。だが、ここには竜が棲んでいてそれがかなわぬ。何とか民を助けたいのだが、とかさ。

竜退治にヴェルとブランタークの二人だけ?確かに前回はヴェル一人で骨竜を浄化したけど。心配するなもう一人居ると言われて入って来たのはクリムト・クリストフ・フォン・アームストロングと言う筋肉タイプのおっさん。ブランタークは旧知の間柄らしい。
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このアームストロングが王命とあれば!と直ちに出撃すると口走ってしまった。そんな訳でヴェルはパルケニア草原へ直行。館の方にはエリーゼが来ていたのに会わずじまいだった。そのエリーゼが館に行った時、エル達しか居なかったので、バウマイスター準男爵とはどんなお方なのでしょうかとか聞いてたけど、あれはその後何にも話が繋がってないのか?

パルケニア草原へ向かう飛行中にヴェルはアームストロングがあれで王宮筆頭魔導師だと知らされた。マジか。現地に到着してから作戦を立てるとか言っていたが、作戦なんてあったのか分からない状態で竜との戦闘に突入。アームストロングが魔法で甲冑を作り出して竜との格闘戦になる。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな、と言う勇猛っぷりだが、ブランタークに言わせるとあの戦い方は魔力消費が激しい。アームストロングが足止めをして竜の動きが鈍ったところでヴェルがとどめを刺すと言うのだ。この話を聞いた時にヴェルが「え?そうなの?」と言う反応をするので、作戦なんて無かったんだ。

そのとおりの展開となってアームストロングの力で竜はタジタジとなり、逃げようとし始めた。そこをアームストロングが引きずり出して、「い・ま・よ!\ファンタジスタッドー/」と言われてその竜めがけてヴェルが「早く帰りたーい」砲をぶちかまして竜を倒した。
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竜退治そのものはあっけなかったが、実は本題はここから。竜と言う重しが無くなって、一帯の魔物が蠢動しはじめるのだ。問題はその数が多すぎると言う点。竜でなければ大した事ないとは言えない。ブランタークから言われる、お前の師匠は誰に倒されたんだと。

実は王国とて無策ではない。いや、本当のところ無策ではあるんだけど。竜が倒されて動き始める大量の魔物に対抗する為に防衛軍が編成されていたのだ。駐屯軍に加えてバウマイスター準男爵軍。へ?バウマイスター準男爵軍って何?貴族に士官したい連中の寄せ集め。あのいつもヴェルにアピールに来る槍使いのローデリヒを筆頭にして既に集まっていた。こんな寄せ集めの集団ではなくて、他の貴族の軍を動員すればいいのにと言うイーナの疑問は、他の領地持ち貴族だと戦功を立てたら領地を与えなくてはならない。それに対して法衣貴族なら褒賞を与える事で済むからと言うのが王室の考え。

例によって社畜扱いされるが、じゃあそのバウマイスター準男爵軍を統率するのは誰か。そりゃ、唯一の家臣のエルに決まってるじゃないか。

こうしてバウマイスター準男爵軍は現地に向かった。士気だけは高いらしい。苦戦が予想される魔物との戦いなのにこぞって参加するとは、余程貴族の継承権の無い連中とかは生活が大変なんだな。

エリーゼも王命で負傷者の治療に従軍する様にと言われて参加していた。確かに戦いは熾烈なものとなったらしく(戦場の場面は一切無し)、次々と負傷者が運び込まれてエリーゼは必死にその治癒にあたる。魔力が尽きた人に代わって治癒魔法を使ったりして。戦場が描かれていないけど、おそらくエルを筆頭にしたバウマイスター準男爵軍、ルイーゼとイーナも奮闘してるんだよね、描かれてないけど。

負傷した兵士からはヴェルも奮闘していると言う事を聞く。描かれてないけど。そしてその兵士はあの人こそ生まれついての勇者だと言うが、エリーゼはそうとは思っていなかった。自分が生まれついての聖女様でもなければ、ヴェルだってそうじゃないんだと。尽きかけた魔力は例の指輪にためていた魔力で補われる。

そのうちに吉報が届いた。魔物は全部倒した。我々は勝ったんだと。しかし同時にバウマイスター準男爵が負傷して担ぎ込まれたとの報が入り、エリーゼは取るものもとりあえず駆けつける。だが、そこには元気なヴェルの姿が。

担ぎ込まれた、とは?

戦いすんで屋敷に戻ってみれば、ヴェルの肖像画が飾られようとしていた。その時の会話でどうやら準男爵から男爵に陞爵したらしい。やって来たエリーゼがヴェルにひとつ質問をした。ルイーゼとイーナは既にヴェルと側室にする約束をしているのかと。今まで一緒にやって来ているので既にそう言う関係なのかと。でもそんな話は無い。無いが、まさにイーナが「今しか機会は無い!」の言葉のとおりに、側室になりたいですと手を上げて、え?と思ったヴェルがエリーゼを見たら「そうなさったら良いのでは?」みたいな顔をしていたので「じゃあそう言う事で」と成り行きの側室決定となる。
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