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本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第二部・第3話

おかえりなさいませ、マイン様。
ああそうか、メイド喫茶と同じ理屈かw

今回のルッツは単にマインを送り届けただけではなくて、フランにマインの体調管理をどうしたら良いのかを伝授する為に来た。神官長には本来的にはフランがその役割をすべきと言う期待を持たれていたのを前回悟ったから。

フランは前回マインとのちゃんとした主従の絆が出来たが、ギルとデリアは未だ。その態度に何だこいつらはと思うルッツ。デリアはマインから今話している相手はフランだと叱られて、じゃあ用がないのなら神殿長の所に帰ると行ってしまう。マインがそのままギルを無視して中に行こうとするとギルがマインの腕を掴んで俺の話を聞けと引っ張ろうとしたのでマインが転倒しそうになってルッツが咄嗟に助けた。
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だがこれでルッツは怒り心頭。「下町ルール」では先に手を出したギルに対してルッツは懲らしめをして構わない。だが流石に神殿内での暴力沙汰はまずいのでフランはマインに止めて下さいとお願いして、マインはルッツにそこまでにしてと止めた。

ここまでされてもギルには自分が責められた理由は納得していない。と言うのも、ギルの生活がかかっているのだから。青色神官の側仕えになった灰色神官は青色神官からの神の恵みを受け取って生活をする。それは衣食住の施しが青色神官からあると言う事だ。マインはこの仕組が分かっていなかった。だからギルは「常識知らず」と言っていた。ただ、それは神殿内の常識であって、外から来たマインには知り様もなかったのだが。

これで初めてマインは青色神官の側仕えに対する行いは何をしなくてはならないのかを知る。自分が通いを求めたから神殿内に居室が無くて自分の側仕えの居室が無い。フランは神官長、デリアは未だ神殿長の所に居たから良かったが、ギルは居室も食料も施されていないのだ。マインはそれを知って自分が全部何とかするとギルに言う。

神殿に着いてマインはそのまま神官長の所へ行ったので、神官長はその服装は何だと聞く。青色神官の服のままだと外では誘拐されるからこの格好で来た、今すぐ服を着るからと言ってマインはその場で青色巫女の服を着始めた。

当然だが、神官長ははしたないと言い、自分の部屋で着替えなさいと。待ってましたその言葉w それは即ちマインに部屋をくれると言う事だ。しかし貴族のエリアにマインの部屋を許与しないと言う話だったので神官長は直ちに失言だったと訂正。
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ここで声を上げたのがそばかす顔のアルノー。孤児院棟に使われていない院長室があるのでそれはどうかと。あれ?ひょっとしてそれは困らせようとしてると一瞬思ったものの、フランが納得顔だったのでそうでもないと見た。神官長もそれなら良いだろうと院長室をマインにあてがう事にする。但し何年も使われていないので相当汚れているから掃除が必要。

鍵を拝領した(実際に受け取ったのはフランだけど)マインは掃除をギルにやらせると言う。その場に居たアルノーを含めた灰色神官達は神殿の掃除もサボって懲罰を受けたギルにやらせるのか?と疑問の目で見たが、マインはギルに宣言する。ちゃんと掃除したら報酬を与えましょう。お金をあげます。どうもギルはそう言う感覚が無かったらしい。働かざる者食うべからず、ちゃんと仕事をしたらちゃんと食べられると聞いてやる気になる。

ひとり先に院長室に行ったギルは腕まくりして掃除を始めた。これって、ギルが一度何も食べられない程の状態になったからこそ効いたと思う。デリアみたいにバックに神殿長が居たら絶対やらない。

神官長の書類仕事を手伝ってからマイン達は院長室へ。入ってみたが未だ汚い感じ。でも上からギルの声がする。上のマインの部屋を掃除したと言うのだ。上がってみたら綺麗になった院長のプライベートエリア。なるほど、下は来客用スペースで、上が院長のプライベートスペースか。

窓の方に向かったマイン。てっきり窓を開けて外を見るのかと思ったら違う。窓からさす明かりを背後に背負って、ギルを目の前に膝まづかせて、ちゃんと仕事したね、いい子いい子と頭を撫でたのだ。これでギル陥落。

ちょっと待って下さい、マインさんw
あなたまさか光の演出まで狙ってギルを陥落したんですか。いや、まあ、前世ではそれなりに大人だったけど、かと言って世渡りに長けていた訳でもあるまいし。これが本の知識か!w

さて、残ったのはデリアだが、その頃神殿長は怒り狂っていた。あのマインなんぞに院長室をあてがっただと?神官長め勝手な事をと。しかしデリアは先に神殿長の所へ帰って来たのでその情報を知らない。折角情報収集の為に送り込んでおいたのにこの役立たずめとデリアは追い出されてしまった。
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その頃、マイン達は連れ立って下町へ。外出用の服もマインが調達。マイン、お金を持ってるからなあ。やはりどんな世界でも先立つものはお金だ。一緒に下町の市場へ行って、クレープみたいなのを注文。早速食べようとしたらギルがお祈りを始めた。そう言う教育はちゃんと受けて出来る子なのだ、ギルは。そしてフランもギルも食べようとしないのを見る。主が先に食べてその残りを側仕えが貰う事になっていると聞いて、マインは冷めないうちに食べなさいと命令。

マインの言う通りにしたらたらふく食べられると理解したギルは神に祈りをとポーズを取るから周りから驚かれる。ここではそう言う事をしないのが下町ルールと分かったギル、やっと「神殿では神殿の常識、下町では下町の常識」と言うのが別々にあるのを理解した。

院長室を綺麗にして使える様にした結果、院長室にはオーブンがあるのが判明。院長=貴族が使っていたオーブンなので立派に使える筈。それを聞いたベンノが大喜び。既に料理人の方は目星をつけていたので早速マインの院長室にフーゴとエラが送り込まれる。

例によってマインからレシピを見せられたフーゴは「野菜の煮汁を捨てないだって?」と驚くものの、そのとおりにスープとピザを作ってみる。ピザは綺麗に焼けた。流石貴族様の使っていたオーブンだ。そして食べてみたらマインが望んでいたピザの味。この時の為に 酵母を作っておいたと言うが、そんなもの自力で作れるものなのか。

ベンノも食べてみて驚く。なんだこの美味しさは。そして青色神官のマインからフランとギルに施しを…と言うタイミングでデリアが怒鳴り込んで来た。あんたのせいで神殿長の所を追い出されたと。

でもマインの所でも不要だと言われたデリアは泣き出すが、これって嘘泣きっぽいなと思ったらやっぱりギルに指摘された。

役立たずと言われても自分には出来る事がある、それはお客様の花となる事だと言ってベンノの膝の上に座るのだ。花ってそれですか。でもベンノさん、私に花など必要無いと言ってデリアを押しのけた。

神殿長の所を追い出され、ここでも不要と言われてしまったデリアが今度は本当に泣き出す。マインはさっきのデリアの様子を見て、デリアは花の役割しか教えて貰ってなかったんだと理解して、今度はちゃんと自分の所で奉仕しなさいねと受け入れる。デリアも陥落。

一癖も二癖もあった三人の側仕え、マインは見事に1.5話で手なづけてしまった。
それも気づきがあったればこそなんだけど。

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