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ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-・第2話

本日の依頼はアーネスト・ファーゴが急死した。アーネストの娘は嘗てロード・エルメロイII世の教え子だったメアリ・リル。アーネストは自宅でバラバラ死体となっていたそうだ。既に何人もの魔術師が調査したが匙を投げていて、現代魔術のロードにお鉢が回って来た。ロードがこれを受けたら多額の謝礼を受けて借金も返せるだろうと。仕方ない、いつもよりも一層苦虫を噛み潰したような顔でロードは依頼を受けた。
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現地に行くとメアリが父がこんな事になってしまってどうしたら良いか分からないのです先生と抱きついて来た。ロードを迎えたのは他に三人。メイドのクレア、研究の同僚だったフェルナンド、ファーゴの甥のアレック。

最初の印象からフェルナンドとアレックには動機がありそうだった。だが残りの二人も無いとは言えない。メアリとて父親が亡くなれば父の財産と知識を相続出来る、クレアもどうもアーネストから虐待を受けていた痕跡がある。

アーネストのバラバラ死体は古典的な魔術における人体の7部分に沿って分配されて置かれていた。だが、その置き方は古典的魔術の考え方とは違う。天動説の時に成立した古典的魔術の考え方では各部分の置き方が合っていない。それで現代魔術のロードの出番なのだ。

そうこうするうちに次の殺人が起きる。アーネストの書斎から貴重な本を漁って売り飛ばそうとしていたアレックが何物かに襲われて惨死。

もう一度心臓などの置かれた広間に行くロード達。家の中心には本来な術者が立つべきところに心臓が置かれている。そしてその周りには水星に照応する腕、火星に照応する喉、すると次に心臓に近い位置には地動説によれば地球。地球に照応するものとして魂の入った珠が見つかる。アーネストはアニムスフィアの一門が継承する天動説による術式ではなく、未だ伝統が無い地動説に基づいた術式を使った。

アーネストはそれらの伝統を捨てても実現したかったものがある。魔術師は世界の理を知りたいが為に研究をし、それを子孫に引き継がせる。だがアーネストは子孫に託すのではなく自分が永遠の命を得てそれを行おうとして現代魔術に手を出した。

その結果としてアーネストの霊魂が出現するが、未だ足りないとメアリに手を出そうとした。それをロードはグレイとアッドを以て退治させる。アッドが嬉々としてアーネストの魂を切り裂きその魔力を吸い取る。
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帰り際にロードはメアリに広間で言わなかった推理を告げた。メアリならアーネストが何をしようとしていたのかは分かっていた筈だと。ロードの目的はメアリを糾弾する事ではない。なぜそれを見過ごしたのかだ。メアリは父が永遠を成し遂げたらそのまま自分は父の道具として家に繋がれる、永遠などないのだと知らせたかったのだと言う。

それで納得したロードは帰途につく。
だが、メアリは手をくださなかったかもしれないが、アーネストのバラバラ死体をあの様に配置したのは誰だろうか。魔術師なら自分の身体をバラバラにした後でも配置が可能なのか?あるいはクレアに呪縛をかけて置かせたのか。クレアは仕方なくそれを行ったものの、メアリの目論見が達せられるのを待っていたのかもしれない。それが最後のこの場面なのかも。
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