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アンゴルモア元寇合戦記・第2話

元軍の先遣隊を撃退して輝日姫を救った流人達だが、相変わらず立場は流人の様だ。そこに地頭の使いが来て迅三郎に軍議に参加せよとの命令が入った。まあ一応流人の中では元御家人なので呼ばれてもおかしくはなかろう。

ところが軍議に参加してみれば軍議とは名ばかりで地頭宗助国が昔の合戦の自慢話をしたり、挙げ句の果てには合浦を元の軍船が出立したもののなかなか姿を現さないので恐らく直接筑紫に向かったのだろう、昔からの誼もあるのでここは襲われまいなどと言う始末。

このいい加減な見通しには流石に迅三郎も黙って居られなくて、数万の大軍が補給路も確保せずにそのまま進むなどあり得ぬ、過去の戦自慢などしていても埒があかないと叫んだ。周囲は無礼なヤツと色めき立つが、助国は追い出せとだけ命令した。だが、その手は打ち震えていた。

放り出された迅三郎は集落の中を歩く。たまたま茸を持った子供がぶつかって悪かったなと話すうちに、子供が言った「一日かけてやって来たのに」と言う言葉から、島とは言ってもかなり大きな島なのかと対馬に対する認識不足に気が付いた。

そこで一般的に島と言えば丸いイメージで円を描いて、ここからお前の村はどんな感じの所にあるのかと聞くと、対馬はそんな形ではない、真ん中の大きな湾を挟んで北部と南部(この当時はどうやら南が上島、北が下島と言われていたらしい)に別れた細長い島だと言うのを教えて貰う。話を聞きながら土を集めて島の形を作る迅三郎。島民達も初めて具体的な形を見せられて感心していた。
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そこに近づいてきた僧侶の一行。一昨年に鎌倉で会った事があるだろうと言ったその男は少弐景資だった。こりゃいきなり大物が出て来たな。景資は助国とは比較にならない立場の武将だったが、どうやら元の来寇に備えて対馬の様子を見に来ていたらしい。だから迅三郎が作った対馬の形は非常に参考になって、景資はすぐさまそれを絵図に書き取らせた。

因みに今でこそ水路で対馬は南北の間を船が通れるが(南北で島が別れているが)、当時は地峡で繋がっていて、迅三郎が作ったとおりの形。

景資は迅三郎に対して幕府は対馬を見捨てるつもりはなく、五日で兵三千を引き連れて来るのでそれまで何とか保って欲しいと言う。それに対して迅三郎は募兵は四日で終わらせろ、三千の兵が対馬に渡るには二日はかかると、現実的な答えをして見せた。戦を見据える目は衰えていないと言う事だ。景資は嘗て義経公から拝領の刀は義経流のお前にこそ相応しいと小刀を迅三郎に授ける。

だがこの二人が話をしているのを快く思わない人間が居た。それは輝日姫で、その僧(おそらく正体を知らない)に筑紫に連れ帰って貰うつもりなのではないか、それはさせぬと言って来る。そんな事は無いと言って僧侶達が島を離れた後、輝日姫は迅三郎が居なくなるのを心配した。元との戦には絶対必要な男だ。繋ぎ止める為には色仕掛けしかあるまいと。と言う事で輝日姫の色仕掛けが始まるのだが、迅三郎としては何してるんだこの姫さんと言う感じで分かったから離れろと。それを見ていた鹿乃はおそらくは色仕掛けとしては成功していないものの、迅三郎は留まってくれると理解した様だ。
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助国達の希望的観測は打ち砕かれ、元の軍船が佐須浦に上陸したとの知らせが入る。寺の梵鐘が何度も何度も打ち鳴らされて元の襲来を告げ、民草は山中へ逃れる事になった。一方、助国ら郎党は百騎に満たない軍勢で元を迎え撃つ準備に入る。輝日姫も加わりたいと言うが助国はお前は下がっていろと追い返した。迅三郎も手伝える事が無いかと申し出たが、お前一人が加わったところで変わらぬ、それよりも自分の古い鎧はもう要らないのでお前にくれてやると置いて行った。助国は軍議の場で迅三郎から受けた屈辱の言葉に逆に嘗ての戦場での血が沸き立った様だ。

迅三郎は少し高い場所から陣構えを見る事にする。これが後の戦いに役に立つのだろう。助国は名乗りを上げて鏑矢を放つと、元軍も矢を撃って応戦する。それは太鼓の合図によって矢を打ち上げて敵陣に降らせると言う戦法だった。矢の威力は落ちるが大量に挑発した兵の技量の差を埋めるやり方だと迅三郎はすぐに理解する。

最初の戦いは対馬の郎党が、特に助国の獅子奮迅の戦いで元の兵を圧倒して行くが、第一陣を蹴散らして先に進むと、さらに多くの元の兵が上陸している。そしてそこに助国が見たものは元の兵によって殺戮された村民だった。現代の言い方で言えば非戦闘員をこの様に皆殺しにするのは当時の鎌倉時代の武士には考えられない事だった。武士は武士同士で名乗りを上げて戦う物。その概念が通じない。迅三郎も相手は自分達とは全く違う仕組みで構成された兵であるのを見てとる。そして多勢に対して無勢で広い土地に出てしまってはいけないと思ったが、対馬の郎党はあの惨状を見て自分達の土地を守ると言う気持ちが先走ったか大軍勢に突っ込んで行って全滅させられたのだ。
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早々と対馬の郎党を失って迅三郎は景資の送り込む援軍の到来まで持ちこたえられるのか。下手に援軍が期限を区切ってやって来ると知ってしまったからには戦い抜くしかなくなってしまったのに。

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