この素晴らしい世界に祝福を!2・第8話
走り高跳びに襲われた所で終わった前回。ダクネスが自らすすんで(本当にすすんで)走り高跳びの的になる。だが、チキンレースなので走り高跳びはダクネスの寸前で高跳びして避けるのだが、ダクネスにはこれが焦らしプレイに見える。挙げ句に「××が自分の上を通り過ぎていく」とか危ない発言をして必死のカズマにそれ以上何も言うなと止められる。
ダクネスを通り過ぎた走り高跳びが馬車列の方に流れて冒険者達が迎撃したりするのだが、埒があかない。何か地形を利用してあの走り高跳び達を封じる手は無いかとカズマが御者に聞いてみたら洞窟があると言う。ソレダ!
走り高跳びを洞窟におびき寄せる為にダクネスを餌にしなくてはならないが、ダクネス、重いw そこで馬車に縄でくくりつけて引っ張る事にする。いくらクズマさんとは言っても抵抗があったのをダクネスがうきうきしながら要求。
こうして馬車に引きずられたダクネスに走り高跳びがおびきよせられる。ダクネスは喜んでいるが流石にあれはヤバイのでアクアが必死でヒールの魔法を連発。ウィズが途中に沼を出現させて迫るのを遅らせたり、カズマが筋力強化して貰って弓を撃ったり、何とかして洞窟の前にダクネスを置いて走り高跳びを洞窟に招き入れ、それを確認したらめぐみんがエクスプロージョンで洞窟ごと埋めてしまった。
御者達は大感謝。ごちそうは勿論、お礼の金子をとカズマに差し出すがカズマはこの件が全部自分達によるマッチポンプの結果だと辞退した。
だがこれだけでは済まなかった。その晩夜更けに異変を感じたカズマが起きて見てみたら大量のアンデッドが一行に迫っていた。慌ててめぐみん達を起こしにかかってふとアクアの方を見たらアクアがアンデッドに囲まれている。
ああ、そうか、そうですか、あのダンジョンの時と同じにアクアがおびき寄せたのか。アンデッドには強いアクアがこれを一網打尽。ついでにウィズも巻き込んで。今回も助けられたとお礼を持って来る御者にカズマはまたも事態するのであった。カズマ、こう言う場面だけは筋を通すんだな。もっとも、今はお金に余裕があるからなのかもしれない。
カズマ一行によるマッチポンプ事件を乗り越えてとうとうアルカンレティアに到着。温泉のある街らしく、アクセル以外の街にもたまには来てみるものだなあと感じ入るカズマだったが、今迄アクセルから出た事が無かったからああ言うマッチポンプ事件には遭遇していなかったんだな。
この街は女神アクアを祀るアクシズ教徒の街。歓迎を受けるカズマ達だが、その歓迎の仕方がアクシズ教への入信の歓迎でかなり引く。それでもアクアにとっては居心地の良い街でちょっと街の本部に行ってちやほやされて来ると、めぐみんと出かけてしまった。
残ったカズマとダクネスが街の見物に出かけるが、ここからが酷い。転んで林檎を転がした女の子を助けたと思ったらその子がありがとうございますと言いながらその後はアクシズ教への入信を勧める。
これに対してダクネスがエリス教の徴を見せるとその子は唾を吐き捨てて去るのだ。
先に進むとあれやこれやと次々と現れる入信の勧誘。ああ、あるある。私の場合宗教じゃなかったけど、秋葉原を歩いている時に「お!久しぶり!」と声をかけて来たおっさんに一万円札を渡されそうになって拒否した。あれは怖かったな。
そして小さい女の子が転んだのを助けたカズマ。こう言う子だけがほっとすると思ったのも束の間、お兄ちゃんの名前ってどう書くの?と差し出された紙が入信の為の紙。もうね、何もかも信じられないカズマが雄叫びとともにその紙を破り捨てた。
アクシズ教徒、主神がアレだけに悪質すぎるなw
ところで温泉未だか。