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舟を編む・第10話

四校に「血潮」の項目が無い。用例採集カードにはある。血潮だけなら段落を少しづつ送る事で挟み込む事が出来るらしい。それは何より。しかし、漏れがある事が分かった以上、他にも漏れがあるのではないか。

いいかげんな編集なら見つかった物だけ弥縫しておけば良いと思うかも知れないが、大渡海を編纂している馬締としてはそんな事で済ます訳には行かない。他にも漏れている用例が無いか24万語全部を見返す作業を開始する事を決意した。

量的には途方もなくて、今回の話はこの途方もない作業を行う話になるのだが、一方で上限が決まっている作業は延々と行えばいつかは必ず終わるんだよね。それにこのあとアルバイトを大量に雇って分担するので、やる気でやれば終われると言うのは違うと思う。いつ終わるか分からない作業は辛い。

と言う事で大量のアルバイトを動員。この人達どう言う人達なんだろう。大学院生のアルバイトを雇う事があるとか言う関係者ツイートを見たけど、でも後半で明らかになるのは「家に帰らないで作業している」姿なので、そんな時間が取れる人達。

こうして膨大な作業の開始。馬締は大渡海を穴の開いた舟にしない為にどうかよろしくと御願いする。但しやはりバイトとなると色々な人が居て、意欲に温度差がある。
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そんな中、電話がかかってきて佐々木が不穏な声をあげるが、松本が入院したのだそうだ。驚いて馬締達は病院に見舞いに。見た目はなんともなさそうな松本だったが、検査入院と言うのは曲者だなあ。奥さんの答えも曖昧だったし。これで馬締は大渡海完成を遅らせる訳にはいかないとなおさら思ったろう。

ひたすら同じ様な作業を続けていると疲労も出て来る。そんな時に良いタイミングで差し入れしてくれるのが西岡。やはり異動はしたけど西岡抜きでは大渡海の編纂は進まない。後半でも進捗がよくなって来たと言うアルバイトの人達にラーメンを奢っているみたいだし。絶対西岡は今は部署は違えど大渡海編纂の功労者の一人。
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そうは言っても物理的な疲れはみんな出て来る。家に帰ってないとか。これは恐らく当初スケジュールから極力遅らせない為にこんをつめた作業となっているのだろう。流石に皆疲労があると言って、荒木の助言で一旦帰らせた。

早雲荘に帰ると香具矢が迎えてくれて食事を出してくれた。ところで香具矢ってお店はどうしたんだろうね。専業主婦じゃないんじゃないかと思うのだが。食卓を挟みながら松本先生の様子の話から何かに打ち込む人は何年経っても変わらないと言う話になった。私はここ十年ばかりで激しく老いたなw

そしてとうとう最後の「わづくえ~ん」の部分が赤く潰され、馬締達の最終チェックが完了して「血潮」以外に漏れがなかった事が判明し、チェック作業は完了した。最初は短調だと思っていたけどやりがいがあったと言うあのバイト君。西岡の時もそうだったが辞書編集に携わったこの話の登場人物はみんなこれに嵌って行く。アルバイトにも恵まれたな。

辞書の装丁も深いそれでいて鮮やかな青に決まり、デザインした人もやったと喜ぶので、あの製紙業者の宮本と言い、上述のアルバイトと言い、本当に携わった人間に恵まれたものだ。

そして西岡は販促マスコットの「海くん」を用意してくれて、岸辺の受けも上々。だけど最後に松本の居ない書斎が写るのは何とも・・・
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Cパートではタケさんの幸せそうな記念写真の場面があって、あんな老後だと幸せだなあ。

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