« ばくおん!!・第10話 | Start | 文豪ストレイドッグス・第10話 »

ジョーカー・ゲーム・第10話

アバンで陸軍幼年学校の生徒達の喧嘩場面。一番強いヤツがナイフを使わずに勝って「殺すのは最悪の選択だ。もちらん、自分が死ぬのもね」と言ったので、ああ、結城中佐の過去についての話かと思った。もちろんこれはD機関全員の信念ではあるが、それをわざわざここで出すとなれば結城の青年時代なのだろう。

カフェで情報を貰う男アーロン・プライス。彼はD機関の頭である結城中佐の正体を探っていた。しかし得られた情報はそう言う男は存在しないと言うもので、仕方なく今度は陸軍幼年学校の名簿を依頼する。

その名簿の中にも結城の名前は無い。だが、怪しい名前はある。有崎晃と言う生徒は一番の成績で入学したのに何故か途中で退学している。有崎は「ゆうき」と読めるのではないか?そう考えてプライスは有崎晃の素性を探る事にした。

後から考えればそんな「有崎=ゆうき=結城」なんて単純な隠蔽をあの結城がするかと気付とも思うが、そこは日本人じゃないからね。漢字文化に元々居なかったプライスにはこれだけでもすごいトリックに見えたかもしれない。

そうやって結城を探るアーロンには優しい妻エレンがいる。近所からのスイカの「(お)すそわけ」を持って来て暑さを凌ぎましょうと言う可愛い妻が。エレンのCVが小清水さんとは気づかなかったなあ。指輪を落とした時に最後に妻と指輪で何かあるとは思ったけど。ただ、この作品ならエレンを可哀想な事にはしないだろうとも思った。
参考資料

プライスは有崎晃の素性を探るべく、嘗て有崎子爵家に仕えていた使用人里村の所を訪ね、有崎子爵を偲ぶ人達の為の調査と称して色々尋ねる。話を聞いていくと晃と言う少年をある日連れて来て、英才教育を施したと言うのが分かった。プライスの目的はこの晃にこそあったので興味を持った風でどんどん尋ねる。目覚ましい成長を遂げた晃はやがて陸軍幼年学校に一番の成績で入学する。使用人達もゆくゆくは晃が立派な軍人になると思っていた。が、あのアバンでの事件が起きた。幼年学校の校長は晃だけを放校とした。何故なら晃は目つぶしに金的攻撃と言う陸軍軍人の精神に悖る喧嘩をしたからだと言う。こんな卑怯な男が立派な軍人になれる筈が無いと。

どうなんでしょうね。ナイフを持ちだしたのは相手なのだが、ナイフ自体は多分お互いそれで戦えば卑怯な武器じゃないと言う認識なのかもしれない。ただ、一人に対して三人がかりと言うのはどうなんだ。

陸軍幼年学校を退学になった晃は英国に留学し、そのままずっと滞英した。そして有崎子爵が亡くなった時に1回だけ帰国し、財産を処分してそれらを全部使用人に分配したと言う。里村が晃の生活を心配して援助を申し出たら晃は向こうで成功して公爵とも呼ばれているから心配する事はないと答えた。

公爵=Duke、すなわちD機関。さらには晃と一緒に写っている英国での後見人はスパイマスターとも言われた男。これでもう完全に素性がはっきりした。有崎晃こそ結城中佐なのだと。あとは英国に打電して向こうでの生活などを探らせ様とする。「正体がばれたスパイなど犬ほどにも役に立たない」そう日頃唱える結城の過去を暴いたぞとほくそ笑みながら。

だが好事魔多し。その場面に憲兵が踏み込んで来る。スパイ容疑の現行犯逮捕でプライスをしょっぴく。プライスは驚いた。どうしてこうなった。正体がバレたスパイは自分ではないか。
参考資料

恐らくラテン語を使った暗号文と思われる打電をしてる場面をそのまま見られたのだから抗弁のしようがない。手荒い尋問を受けてもうどうしようもないと覚悟したプライスだったが、最期にせめて最愛のエレンと会っておきたかったと思い浮かべる。そして最期の一服を所望して何もかも話すと告げた。ここで自害しちゃうのかなと思ったが、そこはD機関が仕掛けた逮捕劇だった。

そのタイミングで突然の釈放。プライスには何が何だかさっぱり分からない。もう一度有崎子爵家の元使用人里村の所を訪ねると、なんと今の有崎晃に会わせてくれる。そこに居たのは寝たきりになった有崎晃。欧州大戦の時に義勇兵として参戦したが、ドイツ軍の毒ガスにやられてこの状態になり、帰国したものの軍人ではないと言う理由で軍の病院には入れて貰えず、晃を連れて来たやはり一緒に戦って脚を怪我したと言う「杖をついた男」の援助で入院しているのだと言う。その男は里村に晃の「新しい過去」を何度も何度も話して誰かに問われたらこう答えろと言ったので、里村にはそれがすっかりしみついて今やどこまでが本当の晃の過去でどこからが作られた過去なのかも区別出来ないと言う。
参考資料

してやられた。「結城中佐」は「有崎晃」と言う仕掛けを用意しておいてそれを探る者が居たら直ちにスパイとして捕まえる罠を仕込んでいたのだ。だからあんなにあっさり捕まった。そして気が付く。エレンとの結婚指輪が無い。あの釈放で気が緩んだ時に奪われたのだ。あの中にはマイクロドットでこれまで10年間スパイとして培った協力者の名簿があったのを奪われた。自分の10年間の成果が。そう、落胆した所にエレンがやって来る。杖をついた男にアーロンがここに居るだろうと教えられたと言って。
参考資料

「迷った時に伴侶の顔が浮かぶようなら引退どきなのがスパイ」

D機関の実に見事な手際の話だった。情報は手に入れる。誰も殺さない。相手のスパイが家族を慮った時点でもうスパイではないと解き放ち妻の所へ帰す。アーロン・プライス、相手が結城で良かったな。エレンも何も知らないで今後も幸せに暮らせそうなのがまたよろしい。

|

« ばくおん!!・第10話 | Start | 文豪ストレイドッグス・第10話 »

TrackBack

TrackBack-Adresse für diesen Eintrag:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/598/63749863

Folgende Weblogs beziehen sich auf ジョーカー・ゲーム・第10話:

« ばくおん!!・第10話 | Start | 文豪ストレイドッグス・第10話 »