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乱歩奇譚 Game of Laplace・第9話

自分がこんななのに、世間には狡い事して旨い汁を吸っているヤツが居る、と言う状態の時に世の中に不満が充満してどこかでそれが溢れ出す。為政者はそこを気をつけなくてはならなくて、ちょうど今の中共政府が汚職根絶と言うお題目にやっきになっているので分かる。

この作中ではそう言う狡い事して旨い汁を吸っている連中に対する制裁を二十面相となった連中が行う、そして不満の多さが二十面相の多さに比例していく。

この二十面相の増殖をアケチは過去のナミコシとの関係から潰そうと言うのだ。しかしナミコシの生んだ因果律の方程式はこの世に二十面相を生み出すドミノ倒しをし続けている。だからアケチはその方程式に割り込んでそれを止めようとするものの、なかなかそれが出来ない。
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これにコバヤシが興味を持ち、自分でも探り始める。そのせいで学校に行かなくなってしまってハシバが気を揉む。でもハシバの説得が「このままだとクラスで浮く」なんだな。「このままだと落第する」とか「退学になる」とかじゃないんだ。

このナミコシの方程式によって先日のパノラマ島奇譚の殺人が可能になったのだろう。何しろ何をしたら何が起きるのかまで全部計算出来るのだから、こりゃまた豪勢にご都合の良い設定だ。

やがてコバヤシが気が付く。アケチは自分の事をちっとも考えていない。それはハシバがコバヤシ達にこのままでは自分たちの身体をこわすぞ、自分の身体の事も考えろ、と言うのがヒントになって、もちろんそう言う意味ではなくナミコシの方程式の変数にアケチを入れていないと言う指摘だった。

まあ確かに一番でかい変数なんだが、そんな事言い出したら世の中のどんな事象も変数として入れなくちゃならなくて、手っ取り早い話がナカムラの動きとかも入れていたのか?

ともかくこれで解が得られた。その解の予想どおりに予告電話が鳴る。
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予告された標的は様々な肩書きを持つ有名医師のムナカタ。得体の知れない主催者が開いたムナカタの講演するパーティに沢山の人が参集。そしてムナカタの講演が始まったところで背後のスクリーンにムナカタの悪行を暴く過去が映し出される。

ご多分に漏れずムナカタはこれは私を陥れようとする陰謀だと震え声で否定するが、そこに現れた新しい二十面相、ミナミがこれは本当だと言って、スクリーンに出た様な硬膜を入れた食事を出したと宣言。ここでムナカタは「何故この様な事を」とすっとぼければ良いの、狼狽するからあの告発は本当ですみたいな印象を植え付ける。にしてもミナミかよ、取ってつけた感じだな。
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しかしここにアケチが登場。ミナミが仕込んだ食事は事前に入れ替えておいたと言う。これでアケチの勝ちの様に見えたものの、ナミコシの式はこのアケチの行動までも予測していた。やはりスクリーンに映し出された場所は新宿のサザンテラス。すぐにアケチはそこに駆けつけると、そこに居たのはナミコシ?

未来予測計算合戦に見えるが、この点は「未来日記」が未来を変えようとして行動すると、それに成功したら未来日記も書き換わると言う設定が良かった。

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