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まおゆう魔王勇者・第2話

まおゆうがこう言う話の作品だとはまったくもってつゆ知らず、単なるファンタジーだとばかり思っていた。すっかり見方を改める。これは面白い。私はこう言う社会構造を扱う作品は好きだ。

さて現状の人間界の社会構造は第1話で魔王が長々と話したとおり。貧しい冬の国が魔界との戦争の最前線に立つ事によって中央諸国の経済援助が受けられ食いつないで行く事が可能になった。一方で中央諸国は銃後の平和を謳歌して反映していると。統一や貧困救済を得る為に人間界と魔界の戦争は必要。

そんな社会構造で良いのか、と言うのが魔王さんの主張であり、それをひっくり返して別の「やって行ける」社会構造を構築すると言うのが魔王さんの望み。

そう。「やって行ける」社会構造が今の社会構造より「マシ」ならそれで良いし、人類も魔族もそれを受け容れるだろう。

第2話では手始めに食料の生産性を上げる事で飢えを減らそうと言う目論見を魔王が持ってるのが分かる。三圃制農業からの農業革命を起こそうと言うものだ。しかし先に言っておくと農業革命だけでは結局の所マルサスの罠に嵌る。その先はどう考えているのだ、魔王。

この社会の構造の歪みとして今回は農奴の子が登場。たまたままおゆうの屋敷に逃げ込んで来て、勇者はなんだこの子達はと言うのに対し、奴隷だと答えるメイド長。そしてその答えに驚愕する勇者。奴隷なんて今の時代に居る訳がない!と。

おめでたいな、勇者。

奴隷と言うと古代からの奴隷が頭に思い浮かぶかもしれないが、それはその時代の奴隷。結局の所、社会構造に縛られて働かされるだけ働かされ、生産物が搾り取られて手元には搾り取った側から見たら遙かに少ない物しか残らない。そして不要になったら捨てられる。そんな身分が奴隷と言うのだ。時代が変わっても。

あれ?現代の先進国、日本も含めてそんな身分が居ませんか?
社畜とどこが違うの。ワーキングプアとどこが違うの。

おめでたいのは箔付けの為に魔王が教える事になった軍人子弟・貴族子弟・商人子弟もそうだ。農民は貴族によって保護されて生活が安んじられているって?結構な年齢には見えたが子弟の立場なら未だそう思っているのかもしれない。世界のどこかで自分達から見たら遙かに貧しい状態にある人間が居て、それはたまたま生まれた場所が違うだけ。自分達はうまい物を飢えずに食べて、そして民を安堵していれば世界は安泰、そう思っている。

彼らを我々は物知らずと笑えるのだろうか。日本に生まれた我々が、嗜好品のコーヒー紅茶を100円だの200円だので飲めるのは一体誰がどれだけの収入でコーヒー豆の生産や紅茶畑で働いているからだと考えた事があるのだろうか。その彼ら彼女らが先進国に生まれた子と同じ様な収入を得る為にマクドナルドのコーヒーが300円になっても構わないとか考えた事があるのだろうか。まあ結局のところ、考えたとしても何もしてない私もあまり変わらないんだけどさ。

つまるところ、人間社会は数千年の歴史の中でこう言う社会構造は結局まったく変えられない、と言うかこの構造こそが人間社会なんじゃないか?と言う点を言いたいのだ。


魔王様、一体これをどう変えてくれると言うのです?
それが出来ると言うのなら喜んで契約に応じましょう。
私の魂など安いものです。


特にこんなかわいい魔王様ならw
参考資料

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