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氷菓・第4話

やっぱり京アニは細かいな。えるの風邪ひきの件が今回もちゃんと表現されている。前回使い終わったからもう要らないと言えば要らないのだが(実際、私はもう忘れていたしw)。これはひょっとしたら原作でも表現されているのかもしれない。もう一個はこの場面。
参考資料
移動しているから木漏れ日が変化する。そしてそれが虹色となって反映される。

今でこそ割合表現される様になったものとして、室内の埃が差し込む光にキラキラと光ると言うのがある。これを初めて見たのは今から5年以上前の京アニKanonの第17話。当時こんな描写までするんだと感心したのだが、今回は木漏れ日でそう思ってしまった。

さて話の内容としては創刊号が見つからなかった古典部の文集。行き詰まり感が強まって、このままえるの中で時効になるんじゃないのかと奉太郎が言った事で、えるは本件を里志と摩耶花にも頼む決意をした。古典部絡みの事だし里志と摩耶花も快く引き受ける。話の流れ的にも二人に秘密にしたままってのは発展性が無いしね。えるの伯父の関谷純が何をしたのかはみんなで考える事になった。

そんな訳で、各々が調べた資料とそれに基づいた推理を持ち寄って千反田家に集まる事になった。豪農千反田家。この家、何か資料があるのかな。手元には近世の住まいと屋敷構え 日本の美術 第531号【AA】と言うのがあるのだが、これにはそんなに沢山の例が載っている訳でもなく、似た農家の物は無かった。

えるから順番に摩耶花→里志と推理を開陳して行く。えるは文集「氷菓」の記載そのものからの推理。文化祭にやって来たならず者を関谷純が力で排除したのではないかと言う。これは模擬店禁止の神山高校では金目当ての乱入は無いだろうと言う事で却下になったが、金目当てじゃないかもしれないじゃないか(と、えるが反論)。里志はこの時代の高校生はそんな文化祭荒らしなんてやってなくて学園紛争に精を出していたからと言う。いや、全員がそうだった訳でもないんだけどw

摩耶花が図書室で見つけたのは「団結と祝砲 第1号」。うわぁw、社会科学研究部(社研)とかその辺りが当時出したヤツかよw 奉太郎が「斗争」を見て「これ闘争って読むのか」と感心してるが、今の若者じゃ見慣れない書き方なんだろうな。しかし、もし「団結と祝砲」がゲバ文字で書かれていたとしたら摩耶花は大変困難な解読をしたと思われる。読めないよ予備知識無しに。摩耶花に「もう、これ解読するの大変だったんだから」と言わせればリアルだった。そう言えば土曜日にアクセル・ワールドの舞台探訪で行った駿河台だが、あの明治大学が古い校舎だった頃の昭和40年代はこのゲバ文字で書かれていた立て看板がいつもあった。通る度にうぇと思ったものだった。

摩耶花の推理だと関谷純は体制側(学校側)と対立して結果的に退学となったのではないかと言う。

里志が持って来た資料は壁新聞部が出している神高月報。なるほど。現在まで壁新聞部のバックナンバーから同時代資料を探るのは良いアプローチだ。但しあまり情報は無くて、伝説の事件では非暴力不服従であった位(余談だが、それに対してこの年の「特別棟での擾乱」は暴力がふるわれたらしい)。とは言っても教師への暴力沙汰で関谷純は退学になったんじゃないのかと聞いたえるは悲しそうな顔をしていたので、それが否定されたと言うのは意味があったのだろう。

最後に奉太郎の順番が回って来るが、推理まで用意していなかった奉太郎は適当の誤魔化して済ませようと時間稼ぎのトイレに向かうが、その時に家の中で迷ってえるの部屋と思われる所を見てしまう。そこには机の上に沢山の資料を集めて伯父の事を考えようとしていたえるの痕跡があった。
参考資料

これで奉太郎は考えを改める。奉太郎は省エネを旨として生きてはいるものの、そう言う人情には結構厚いね。

今までの資料と、奉太郎が投げやりにコピーして来た学校史の昭和42年の部分とを糾合して必死に考えた末に辻褄が合って居なさそうな部分も含めて解釈を成立させる。この年に校長が打ち出した方針がそれまで続いていた(何年かは分からないが)5日間にも及ぶ文化祭を縮小させようとして揉め、6月に「文化祭を考える会」が開催された。これの中心人物が関谷純で、生徒側と学校側の交渉は断続的に行われ、生徒側は授業のボイコットとかも行われたのだろう。手を焼いた学校側が従来通りの5日間の文化祭の開催を認めたものの、文化祭が終わってからの10月に首謀者を処分。こんな流れ。

まあこれで伝説の事件はうまく解釈出来、里志や摩耶花は古典部部長だった関谷純の行動が解明されて納得だが、いや、そもそもの発端はえるが伯父の前で泣いた事。これがそれとどう繋がるのかは解決していない。この先はやはりえるのプライベートだから里志と摩耶花は推理から外れてえると奉太郎二人の話になって行くのかな。

神山高校の学生運動まがいの話になったが、昭和42年で地方の高校でそんな事が起きたかなあ。未だちょっと早いんじゃ。高校にまで波及したのはもっと後で、私はそう言う学生運動世代の次の世代だったから入学した高校が学生運動の破壊活動で廊下や教室のタイルが全部剥がされてしまっているのを見て酷いものだと思った。当時は学生たるもの左翼(乃至は共産主義者)でなくてはならない様な風潮が若干蔓延していたが、その次の世代としてそれに強く反発した。


そう言う話はおいておいて、えるがおにぎりを作る場面は実にけしからん場面でしたなw
参考資料

えるのおにぎりに浮かれる里志を見て摩耶花がむくれていたが、ひょっとして摩耶花は里志よりも気兼ねない奉太郎の方がなんて思ったものの、里志にヤキモチをやくならやっぱり里志かな。

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