夏のあらし! ~春夏冬中~・第13話
敢えて三期希望!
夏のあらし!の一期は一のうざいキャラとハードなテーマでちょっとなあと言う印象だった。二期をやると聞いた時は誰得と思ったものだった。しかし録画スケジュール的にたまたま日曜深夜はこれしか無かったので他に無いならとりあえず見るかと二期も見始めた。
ところが一期の束縛を乗り越えた夏のあらし!二期は非常に軽妙で毎回なかなか面白い。タイムトリップネタもうまく出来ているが、一期で一のキャラ立てが済んでしまった分、脇キャラの潤とカヤが取り上げられる事が出来てこれがまた実に生き生きと動いている。話的には潤の話が面白かったが、カヤを演じる名塚佳織が絶品で、こんな凄い名塚佳織は他では滅多にお目にかかれない。名塚佳織ファンなら是非とも見る事をお薦めしたい。この最終回でも「ふはははは(デスラー笑い)、一、今日という今日は目にものみせてあげるわ」と言う場面で凄い声を聞く事が出来た。
三話前であらしと一の関係にひととおりの結論を出して残り三話が日常に戻る構成のせいでかえって先を期待してしまう事になった。この最終回もキーウイを激辛爆弾として仕込んだ三者が慌てて回収をしてグラサン以外の被害者を回避できたかと思ったらそれは思い違いで結局はカヤが被害に遭うと言ううまい構成。
このまま終わるのもよしとは思ったが、Cパートで未来は未確定であってどう努力するかでそれが決定されると言う青少年視聴者へ希望を持たせるしめくくり(老年視聴者は人生決まっちゃってるけどねw)。
そう。綺麗に締めくくられてしまったおかげで三期をやる気持ちは無さそうだ。一期で決まった評価を二期で覆すのは厳しいねえ。
私としては秋アニメ1クール区切りの作品中では楽しんだと言う観点ではトップクラスでした。
お疲れ様。