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「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の事業内容を文化庁が募集中

いいかげん、先入観を持たせる様な名称で呼ぶのはやめなさい。
“アニメの殿堂”のアイデアを一般から募集、文化庁が13日まで(Internet Watch)

文化庁の検討課題にもある様に「マンガ図書館」でもなければ「アニメの殿堂」でもない。もっと広くメディア芸術に関する施設としようとするものだから。マスコミと民主党のレッテル貼りにはうんざりだし、政府側の説明不足もがっかりだ。

さて文句はここまでにして、この「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の話が取り沙汰される様になってからぼやぼやっと思っていた事をいい機会なので書き連ねてみたい(まとまってない)。まとめられたら文化庁に出してもいいが、ファクシミリはともかくメールで「(2)個人は氏名・性別・年齢・職業を,法人は法人名・代表者を明記してください。」だとw プレーンなテキストで流れるメールに「氏名・性別・年齢・職業」を書き添えるのだそうだ。文化庁は馬鹿かw 偽名使うしかないだろw これでよしとする様な組織に電子データで「氏名・性別・年齢・職業」を送ったら絶対流出するに決まってる。


・箱物でいいと思っている

のっけから挑発的な意見だが、本当にそう思っている。入れ物で良いと。「国立メディア芸術総合センター(仮称)」がクローズアップされてから出ていた意見の中に、国が口出しする様な文化はもうダメだと言うのがあったが、それはその通りだと思う。だから逆に考えるべきで、国は口出しをせずにひたすら保管収集に徹するのだ。中身にああしろとかこうしろとか言わずに。

日本発の文化が世界を席捲した例はあまりない。数少ない例が浮世絵だが、当時の状況から仕方ないが日本発に拘わらず全然日本で保管されていない。しかし、そう言う前例を知っている我々がまた同じ愚を犯すのはおかしい。後世の為、文化的な意味の為に国が今この日本発の芸術メディア(マンガ・アニメに限らない)を保管するべきである。

今回の話題の中で「マンガの原稿なんてスキャンして保存したら箱物なんて大して要らない」と言う言説もあったが、これを言ったヤツには正直死んで貰いたい。お前は何も分かっていない。最初からデジタル製作されたマンガは別だが、紙原稿で完成されたマンガをスキャンして文化的な保管だと思っている人は(機会があったら)一度凄い原稿を見た方がいい。美術館に並べられている様な絵画を「スキャンして保管したから、原画は不要」と言っているに等しい。

文化的な保管庫だから運営は美術館と同じ様な仕組みがいい。世界に冠たる文化の保管なのだから補助費は文化庁が出す。なるべく黒字運営が望ましいが、なかなか難しいだろう。海外からの観光誘導できる状態で閲覧者を伸ばすしかあるまい。そう言う運営に補助金を出すのかと言われそうだが、ハレハレダンスの様な北米はもとより南米・南アジア・イスラエル・欧州の世界中の国に浸透してその動画がYouTubeに載った様な文化が一体あると言うのか。こう言う物を補助して残す事こそ日本の文化事業だろう。


文化庁向けへの話は以上だが、ついでなので書いておく。

今回の「国立メディア芸術総合センター(仮称)」への批判の中に「こんな箱物にお金を出す位なら、現場で汲々としているアニメーターの様な人にお金を」と言うのがあった。予算の分捕り合戦をしている人々の言いならまだ分からないでもないが、「メディア芸術」の分野に身を置く人のこう言う言い方は情けないと思う。どうして両者を天秤にかけなくてはならないのか。その世界に身を置く人間なら「保管事業は結構な話。それとは別に現場の人々の生活が楽になる政策もやって欲しい」と何故言えないのか。結局のところ、この話を潰すのがまずありきだからそんな言いぐさになるのではないのか。現場の窮状を救うのはただ単に補助金を出す事によってはなされない。製作現場にきちんと制作費が環流する仕組みそのものを構築する事から始まる。その場合、文化庁よりも経済産業省が乗りだした方が良い結果を生むと思われる。里中満智子氏が「それは別の話」と言ったのはまさにこの事だと思う。人材育成もその仕組みの中でやるべきだ。大体、日本の輸出産業にしようと言いながら何ら有効な手だてを打たなかったのが経済産業省だ。そこをもっとつつくべきだろう。

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