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毎日新聞が煽った羽越線遺族の無念

平成17年12月25日に羽越線で起きた突風による特急いなほの脱線転覆事故について鉄道事故調査委員会が最終報告書を出した。結論としては少なくとも現在の人知では予測不可能な事象でJRの運行管理には問題が無いと言うものだ。

これは毎日新聞が例の社説(はてなミラー)を掲載した事で有名な事故である。

当時の毎日新聞の社説

現場付近の風速は毎秒約20メートルで減速規制するほどでなかったというが、平時と同じ時速約100キロで最上川の橋梁(きょうりょう)を渡ったことに問題はなかったか。突風とは言いながら、風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ。

今回の事故調の報告に関する各紙の記事がGoogleニュースで一覧できる。
突風予測「容易でない」(読売)
羽越線事故「原因は突風、運転問題なし」 事故調報告(朝日)
羽越線脱線 『局所的な突風』原因 事故調報告書予測困難、対策強化を(東京)
40メートルの局所的突風で脱線 羽越線事故で最終報告書(西日本)
JR羽越線脱線事故、40メートルの突風で横転・事故調報告(日経)
羽越線脱線で最終報告を提出(新潟)
40メートルの局所的突風「予見厳しかった」 羽越線脱線で事故調最終報告(産経)

どれも事故調の結論を伝え、字数の多い所では今後の対策強化が望まれると言う内容。だが、毎日新聞だけは違った。事故調の報告を伝えたあとに続きがある。

羽越線転覆事故:局所的な突風が原因…事故調の報告書推定(毎日)

夫亡くした心の傷、変わらない
事故で会社員の夫学さん(当時42歳)を亡くした秋田県にかほ市の畠山友子さん(45)は「私たちの心の傷に変わりはない。一つの区切りにはなるが、夫が戻るわけではない」と話した。事故後、幼い子供3人を1人で育てている。事故調の見解には「運転士にとっさの判断で列車を止めてほしかった」と改めて悔しさをのぞかせた。
どうしても風の息づかいを感じて欲しいのを遺族に語らせている。

但し公平を期する為に書いておくと、上記と同じ取材ソースと思われる記事が以下の二紙で見られる。
「無念変わらず」 悲しみ癒えぬ遺族 羽越線脱線(産経)
納得できぬ遺族不満 羽越線転覆最終報告(河北)

無念さは分かるが、いくらなんでも報告書の内容では運転士が脱線転覆に至る突風を予知するのは無茶だろう。当時の毎日新聞の社説が後押ししたものではないだろうか。

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