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ボルトン米国連大使の発言をめぐる各紙の書き方

国連安保理決議が採択された席上で北朝鮮の朴国連大使が「全面拒否」を宣言して途中退席したのを見てボルトン米国連大使がフルシチョフが国連総会において靴で机を叩いた事例を引き合いにしたが、これを報じる各紙の書き方に主観が混じって面白い。

まずは朝日新聞
北朝鮮大使また退出、米大使「加盟資格に疑問」 安保理(asahi.com)

もっとも、北朝鮮の行為を「国連総会の演台を靴でたたいたニキータ・フルシチョフ(旧ソ連首相)の現代版だ」と口を滑らせ、ロシアのチュルキン国連大使から「不適切な例えを慎むように」とたしなめられる場面もあった。

朝日の目から見たらボルトンは「口を滑らせ」「たしなめられた」のだそうだ。

朝鮮日報
【核開発】北の「宣戦布告」が米ロに飛び火?(chosun.com)

ボルトン大使の発言を受け、ロシアのチュルキン国連大使は、安保理議長の大島賢三日本大使に「(ボルトン大使が)興奮した状態であっても適切でない比ゆを使わないようにして欲しい」と要請するなど、冷戦時代の米ソの対立を思い起こさせた。

2ちゃんねるなどで朝日新聞の事を朝鮮日報になぞらえる揶揄がよく見られるが、日本に感情的にならない時の朝鮮日報は朝日新聞より数百倍まとも、いや、比べるのすら失礼な程まともな記事を書く。今回のボルトン発言については一歩引いた場所での見方をしている。

毎日新聞
[北朝鮮制裁]安保理拒否・退席の朴大使、米大使が痛烈批判(リンク先はnews.livedoor.com)

ボルトン大使一流のジョークとみられ、チュルキン露国連大使はフルシチョフ氏が取り上げられたことについて「不適切な例えはやめてほしい」と切り返したが、強硬派として知られるボルトン氏の本音とも受け取れる発言だった。

毎日新聞と言うのは記者によって大変立場が振れる新聞で、今回は反米に偏らずボルトンの事をちゃんと見ている感じだ。

と言うのは、これまでのボルトン発言を振り返っての事で、前回の北朝鮮決議の時には「45分で拒否をした。新記録だ。」と皮肉ったのが好例で、今回の発言も(新聞では省略されているが)切り出しが「あの空っぽになった席を見て欲しい。」で始まっており、毎日新聞の見方の方が実際にかなっていると感じるからだ。

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